COUNTDOWN LIVE 2015-2016 A ~MADE IN TOKYO~ | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

2015年最後のライブは、ここに行ってきました。



はい、あゆです。

「A」のオブジェです。ピンク、緑、オレンジの三色がありました。

2015年の浜崎あゆみは、アルバム『A ONE』、真夜中のサーカスツアー、ミニアルバム『sixxxxxx』、a-nation、TAツアーと(他にも globeカバーベスト、新曲+ウインタークラシックアルバム)、本当に盛り沢山で、もう十分過ぎるくらいの時間を過ごして、これ以上何があるの?という感じだけど、このカウントダウンライブが 2015年の “アンコール” のようなものかも知れない、、、。

ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2015-2016 A ~MADE IN TOKYO~
2015年12月29日(火) 国立代々木競技場第一体育館


とはいっても、MADE IN TOKYO。

メイドイントーキョー。

2015年のこれまでの活動にはなかったワード。

何がメイドイントーキョーなのか。

「浜崎あゆみは東京で作られた」という思いもあるのか。

いずれにせよ、マドンナの「アイ・ラヴ・ニューヨーク」とかテイラー・スウィフトの「ウェルカム・トゥ・ニューヨーク」とかエレファントカシマシの「東京からまんまで宇宙」とか、町の名前が出てくる表現が私は好きで、あゆも具体的な地名を出してきた!と楽しみなのだ。

と、気づけば目線は次に向かっているのでした・・・。



初日終演。

私が思い出したのは、この前の FNS歌謡祭を見て思ったこと。

“浜崎あゆみがなんてことない歌をなんてことなく歌っていた。
 そして気づく。すごく良い歌だなぁって。
 だから今は、凄くなくていいからそれが伝わればいい。
 なんだ浜崎あゆみって凄くなかったんじゃん、と思われてもいい。
 そのときはじめて浜崎あゆみの凄さが伝わる、と”


我ながらまわりくどいですが、「全盛期のあゆ」とか「孤高のカリスマ」とかそういったものに囚われないで、浜崎あゆみの良さが伝われば良いなぁと。

しかし、不思議なセットリストでねぇ。

前回のカウントダウンライブのときは、終わった瞬間に「最高!今までで一番かも!」ってなったけれど、今回は「なんか不思議なセットリストだなぁ」って。毎回ライブの度に「最高!今までで一番!」ってならずに、そのときそのときで感想が違うのが浜崎あゆみライブのクオリティだし、それが「リアル」なんだよなと思いながら、気づいたら私、翌日(30日)のチケットを買っていました(笑)。←終演後に売ってたの

なんか、新しいあゆ?

ただね、

歌を歌うことが出来て幸せ―――!!!

というオーラが出まくっていました。

ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2015-2016 A ~MADE IN TOKYO~
2015年12月30日(水) 国立代々木競技場第一体育館


そんなわけで二日目も、やって参りました。そうしたら、

MADE IN TOKYO きた――――――!

という感じ(笑)。

初日はアリーナ後方だったんだけど、やはり見づらかったんだよね。この日はスタンドで、あゆの全身も見えたし、あゆやダンサーが花道を歩くところも見えたし、ステージも見えたから、ライブが見えたってところが大きいと思う。内容的には二日目に比べて初日が良くなかったわけではないし(改善点は感じたけど)、やはり、そういうのって大事だよなぁ、と思うとともに、もったいないなぁとも思う。でも、初日ははじめてだからまだ受け止めきれてなかったのもあると思う。

いくつか曲名をあげながら書いていきたい。

「GREEN」
MADE IN TOKYO というタイトルをヒントに、一曲目をいろいろと願望込みで予想したのだけど当たらず。

幕に東京の夜景が映し出され、幕が上がると、「TOKYO」の電飾とともに、着物ドレスのあゆが登場。

この「GREEN」のアレンジがかっこよかった!!
尺八?琴?わからないけど、和楽器を取り入れたアレンジで、「和」を意識した演出でありアレンジなのはわかるのだけど、なんていうか、それが “安易” じゃないの!!

こういうアレンジって、「はい、和楽器を取り入れました」みたいな、「和楽器を取り入れた」ということだけで終わってしまうようなことが結構あると私は思うのだけど、絶妙なところで聴こえてくる和楽器と、それに斬り込んでくるようなロックサウンドが、お互いに呼応し合い、絡み合って、切り離せないところまで来ていて、もう本当に「ここにしかない音!」って感じで、こういうのを「革新的な音」と言うんじゃー!!うおー!!って叫びたくなりました、はい。

で、あゆってそうなんだよね。EDM やっても、「EDM やりました」で終わらないっていうか、「EDM をやった」ことが重要なんじゃなくて、それをどう、、、、、、この話長い!次!

「WARNING」
真夜中のサーカスでは、プロジェクションマッピング(?)でやっていたのを人力で再現! 面白いしかっこいい。こういう曲をちゃんと “コミカル” にできてしまうところが、あゆ、本当に好きよ(告白)。ダンサーたちと花道を歩くだけでもうかっこいいです。真夜中のサーカスでは、両脇にダンサーはいたものの、基本的にはあゆ一人が受けて立って歌っていたね。いや、もう、若造には出せないもんが出てましたよ。

「UNITE!」
ここにこの曲が来て、私は、TAツアーからの流れを感じましたね。序盤のロックは、TAツアーからの流れを感じました。TAツアーの前半で歌っていた「M」の POWER of MUSICアレンジが、今回の「GREEN」につながってる感じも。

「STEP you」
出てきた瞬間にどよめきと笑い。あゆがうさぎの着ぐるみで出てきたのですから。こういうことやっちゃうんだよなぁ、あゆは。あゆが動くだけで、いや、止まってるだけでも、いちいち可笑しい。だっ、ださ……かっ、可愛い。

「Marionette」
歌いながら、全身を使って、人形のような動きと人形から人間に飛び出そうとする動きを同時に表現してて、バレリーナのようで、釘付けになった。息づかいまで。

あゆのことを「お人形さんみたい」と誉める意味で言ってくれる人がいるけど、同意できないよ。でも、わかるよ。それだけ表現力があるということなのかも知れない。

だけど、この前たまたま昔のライブ映像を見て、今じゃ信じられないくらいにあゆが無表情(は言い過ぎか)で歌ってて。まぁそのころだったら、「お人形さんみたい」ってのもわかる。「あのころのあゆは凄かった」という人は、そのお人形さんみたいなあゆが好きなのかな?

途中、ジャングルジムのようなものにぶら下がるあゆ。ザ・ストイック。

「Winter diary」「Summer diary」
メドレーに続いて新曲、「Winter diary」。

この多幸感!!
この感じは今までのあゆにはなかった。
TAツアーでミラーボールの光に包まれた「beloved」でも感じた多幸感。

こういう曲も歌えるようになったんだよぉー、浜崎あゆみは!!

ひらひら舞ったドレスの裾(というの?)が奇麗で、聴き惚れて、見惚れた。

そこからの「Summer diary」。
初日はやけに短かったけど、二日目は長かったと思う。それでも一番だけだったけど、初日よりは良い。
(カウントダウンがあるから時間調整が難しいのかね?)

最近、白の衣装のあゆが良いんだよねぇ~。

「Ivy」
2015年の最後に、あゆはこの曲を選んだ。

この曲のとき、2012~2013年のカウントダウンライブの、今まで見たことのないようなあゆの泣き顔を、べそをかいてると言ってもいいくらいの泣き顔を思い出してしまって、そして、今のあゆの笑顔を見て、「ああ良かったね」ではなく、「あのときのあゆは今どこにいるのかな、置いてきてしまったのかな」と胸が苦しくなってしまった。だけど、だけど、

“遠ざかる背中に精一杯のエールを送っていたよ”

音楽ってすごい。音楽ってすごいって思った。音楽の力か人の力か、それを感じて震える瞬間だった。

私はこの記事で書いてたことを思い出して、ちょうど「Ivy」のことも出てきてた。

この喜劇的なる悲劇の中へ

これの「最後の晩餐」のところ。

人が好きなのか音楽が好きなのかっていうのがある。
歌手の人生や人格と、音楽は切り離されるべきという。
私も今だってわからない。
だけど、聴き続けていきたいし、聴き続けていくことでしか、音楽は聴こえてこないんだ、と思った。

そこから続いた「Born To Be...」「Song 4 u」を聴きながら、きっと、「あのときのあゆ」だっている、迎えに行ってみせる、そう聴こえた。

「Love song」
本編最後の曲。
2015年最後に歌った曲は「Ivy」だけど(大晦日に「Born To Be...」の途中で年越し)、2015年にあゆが出した結論、たどり着いた結論は、「Love song」だ!と思った。

アンコールはもう本当にアンコールという感じで、二日目は「evolution」のあの CD のイントロからの「ららら~」があって超嬉しかったの! まぁ幕が下りた状態でそれが流れたのだけど、やっぱあのイントロが良いわけよ! アガるわけよ! 初日にはなかったと思うから、それも改善点かなぁ。

「Boys & Girls」より「The Show Must Go On」の方がお客さんの声が大きかった気がして、新曲が勝つってすごいなと。
大体メドレーって正直好きじゃないんだけど、代表曲(だよね?)をメドレーでやっちゃうところがね、パワーある証拠かな?(笑)
でも、ある曲で豪快に間違えてて、だからメドレーはやめとけば…(ごにょごにょ)。

というわけで、二日目も無事に終了して、三日目の大晦日は生中継で見ることに。



バンドの衣装がビートルズのサージェントみたいでアガった!
ちゃんとギターのヨッちゃんが赤で、ベースのみったかさん(エンリケさんの次にベースを担当することになった、斉藤光隆さん)が青だったもの! でも、ドラムの大地さんは黄色だったかな。

あゆ、「座長!」って感じがしたなぁ。
あゆが花道をゆっくり歩いてるとき、照明もゆっくりあゆを追いかけてて、当たり前のことかも知れないけど、グッときちゃったなぁ。みんながこの一つのステージのためにっていうか。
そんで、まぁあゆはずっとカウントダウンライブを続けてるわけで、ゆっくり年越しをオフで過ごすなんてことずっとしてないわけで、そういうのしても良いんだよとか身勝手ながら思ってみたりもするけれど、やっぱり「この大晦日という日に、この人を暇にさせておくわけにはいかない!!」とか思っちゃったな。

大晦日では、アンコールの「evolution」がカットされ、ゲストに浦田直也(AAA)を迎えて「Dream ON」を、さらに、小室哲哉を迎えて globe の「Many Classic Moments」を歌った。

私が嬉しかったのは、「Many Classic Moments」は原曲ではマークのラップのあとに重なるように KEIKO が「ららら~」と歌うところがあるのだけど、カバーベストではあゆはそこを歌っていなくて。でも、このとき、あゆはその「ららら~」を歌ったの!! それが嬉しかったなぁ。小室さんの鍵盤に導かれたのかなぁ。

あとは、「Winter diary」でくるくる回るのが大晦日ではなくなってた。意図的なのかどうなのか。

そして、29日と 30日は MC なかったけど、大晦日はあり。
そこで、ヨッちゃんが泣けることを言ってくれた。2016年の抱負で、

「浜崎あゆみは今年もライブをやって走り続けるわけだから、それにずっとギターでついていくことです!」

さて、「凄くなくていい」とかなんとか言いましたが、実際どうですか。
浜崎あゆみ、凄くないですか!!

あとね、初日は見づらい席だったから思ったのだけど、もうさ、「浜崎あゆみのライブを観るのに適した会場作っちゃえば良いじゃん」って思っちゃったな(笑)。どの席からも見やすい、専用の、

浜崎あゆみシアター

作っちゃうのどうですか?(笑)
どこに作るのかとか、遠い人はどうするのかとか、あゆのライブをするためだけだととか、いろいろあるけどさ。
ま、ほとんど冗談だけど、ふと思ったんだよ。

そんなわけで、長くなってしまいましたが、本当は TAツアーのこともまだまだ書きたいなとか思っているし(書けるかどうかはわからない)、今ごろこの話かぁってなってしまうかも知れませんが、今年もよろしくお願いいたします。

最後に、ネットから転載で大晦日のセットリストと関連記事を記しておきたいと思います。

【セットリスト (12月31日)】

01. GREEN
02. WARNING
03. UNITE!
04. New Day
05. STEP you
06. Fly high
07. Ladies Night
08. Marionette -prelude-
09. Marionette
10. Danse de la nuit noire
[SHOW TIME]
11. appears~Missing~CAROLS~Dearest
12. Winter diary
13. Summer diary
14. Ivy
15. Born To Be...
16. Song 4 u
17. Love song
<アンコール>
18. Dream ON (URATA NAOYA feat. ayumi hamasaki) w/浦田直也
19. Many Classic Moments (globe) w/小室哲哉
20. Boys & Girls
21. The Show Must Go On
22. MY ALL

【関連記事】
前回のカウントダウンライブ→ 興奮冷めやらない中で ~真夜中のサーカス~
真夜中のサーカスツアーを終えて→ 今、浜崎あゆみに言いたいこと
TAツアー→ 浜崎あゆみ TA LIMITED LIVE TOUR


【追記】
そうだ。「GREEN」のこの一節が印象に残ったんだった。実は一番旬な、あゆからのメッセージ!?

“再び芽吹いた樹々達が色付いたら 今より素直な笑顔見せたい”