私も日本に住んでる日本人なのだから、「浜崎あゆみ」のことはデビュー当時から知ってはいました。(1998年4月8日、エイベックスからシングル『poker face』でデビュー)
しかし、彼女のCDを買ったりライヴに行ったりはしませんでした。
私が、はじめて彼女に強く惹きつけられたのは、「Voyage」という曲を彼女が歌っているのをテレビで見たときです。2002年9月26日発売の曲ですから、デビューから4年以上が経過していました。
そして、後から、この曲「Voyage」を、亀田誠治が “2002年のベスト1の曲” と評していたことを知りました。
亀田誠治といえば、椎名林檎のアレンジャーでも有名な方で、今は椎名林檎が率いるバンド、東京事変のベーシストでもあります。私は、浜崎あゆみよりも先に、椎名林檎に夢中になりました(同じく1998年デビュー)。
亀田氏が、あゆを評価してくれた!
私は嬉しくなりました。
亀田氏は、自身の連載コラム『ヒットの理由』で、「Voyage」を取り上げました。
「彼女の作品の最大の魅力って、“超” 日本、“超” 和風のクオリティーにあると思う。詞にメロディーにファッションに…彼女にまつわる全てに、極東の島国<日本>の最先端の感性と叡智が結集されているんだ」
「いつもながら日本語の語感を大切にした彼女の詞のスタイルは今回も健在で、サビの一行目に「僕たちは幸せになるため」の「シアワセ」の「ア」に最高音を当ててくるあたりの作詞のセンスは天下一品。自分の声の “オイシイ” 部分と、言葉とメロディーの “ツキ(=相性)” を知り尽くしているね」
「下手に洋楽に追いつけ追い越せを目指している作品なんかよりも、日本語を大切にした彼女の歌の一節のほうがよほど説得力があって、例えば世界に向けて発信した時にも、彼女の作品こそが「これぞREAL JAPANESE!」って強く受け入れられるんじゃないかな」
亀ちゃん、ありがとう。
自分が信じたものを信じて良いんだって思えた。
「メガヒットアーティストが世の中に与える影響力は計り知れない大きさがあります。逆に言えば、それだけ彼らには大きな責任と使命があるはずです。アイディアは誰にでも出せます。でも、彼らメガヒットアーティストにはそれを実現できるマネーとスタッフが備わっているのだから、この「Voyage」のようにとことん作品オリエンテッドにこだわって欲しい。なぜなら創作物にオーバークオリティーということはあり得ないんだもの」
2008年4月8日、浜崎あゆみは “デビュー10周年” を迎える。
おめでとう、あゆ!!!!!!!!!!
ありがとう、あゆ!!!!!!!!!!
あなたと同じ時代に生きることができて、私は幸せです。