ご覧くださりありがとうございます。
子ども発達インストラクターの相澤陽子です。

だいぶ前ですが、リトミックレッスンに通ってくださるママから
「うちの子ってなんか違いますよね」
と言われ、とても悩まれているようだったのと、
そのお母様が前からお子様の行動を気にして注意が多くなっていることを私も気にしていたので、いい機会と思ってじっくりお話しさせていただきました。

お子様はもうじき1歳半検診を控えているとのことでお母様もナーバスになっておられるようでした。

私は医療人ではありませんから、診断はできませんし、想像したとしてもそれで診断名をお伝えすることはありません。
でも、「できない」からしないのではなく、「必要ない」と思っているのです。
リトミックに通ってくださる、いや、すべての子供達が「シロ」だって「クロ」だってどっちだっていいじゃないか!って思っているから。

私の息子が4年生の時に診断を受けたのは
「その方が便利」だと思うことがあったから。
誤解を受けやすい彼が学校という社会の中で鎧を付けるとしたらそれは「理解者」。
たくさんの大人に見守ってもらって彼が自己肯定感を失うことなく少しでも安心して成長できるようにするために「必要」だと感じたからです。

子どもは皆「快」「不快」を選別して生きています。
誰だって「快」が好きで「不快」が嫌い。
その種類や反応が違うだけ。
それは定形発達か不定形発達かは関係なくて、発達障害か知的障害かも関係ない。

その子が
「どんなもの(こと)を『快』に感じるのか」
「どんなもの(こと)を『不快』に感じるのか」
それをよく観察して、パターンを見つける。
まずは『共感』する。
あとは、
・無視した方がいい
・後で落ち着いてから話そう
・まだ早いからこのままでいいか
…など、対応は子どもの姿を見ながら試行錯誤します。

お母様が心を痛めていらっしゃるのはよくわかります。
私も息子を思ってよく泣いていたから。
でも、今のその子を見てあげて。
今この子は生きている。
しっかりと自分の足で立って、自分の目で楽しい物を見つけて、自分の手を汚していたずらして、自分の口で声を上げて笑って、、、
自分の人生をしっかり歩き出しているのです。

「普通」か「普通じゃない」かではなくて
「〇〇くん」ですよ。
彼は世の中でたった1人、他の誰でもなくお母さんの子どもとして今ここにいる大切な宝物。
悲しいこともあるかもしれないけれど、幸せもいっぱいある。

お話したけど、
「先生は正直なところどう思いますか?(障害のこと)」
と聞かれ、
「お母さんは何て言って欲しいですか?」
と聞き返すと
「『大丈夫』って言って欲しいです」
と悲しげに笑いました。

お家でご主人が疑い出してネットで色々当てはまる事を見つけていくうちに不安になってしまったそう。
お父様もお父様で心配なさっているのですね…

それから1週間後、レッスンでお会いした時はお母様に久々に笑顔が戻っていて「変わったな」と思いました。
お子様はいつもママから逃げるように走り回っているのにその日はママのお膝で一緒に活動することができました。
ママのお膝を「本当の僕を受け止めてくれる場所」と感じることができたんじゃないかな。
子どもは敏感です!

レッスン後にお引き留めして今日すごくよかったとお伝えすると
「この子はこの子だから、もう考えるのやめました」
と言ってくれて嬉しかった!
「1歳半検診で何か言われたら『早めに指摘してもらってよかった』と思うことにする」と前向きに捉えられているようでした。

リトミックは「療育にいい」とよく言われ、実際に発達に悩みや不安を抱えたお子様もよく通っていらっしゃいます。
でも、私の仕事は「その子を治す」ことではありません。
「その子がその子のままでいられる場所」を作ること。
お母様たちに「ここに来れば肩の荷を下ろせる」とフラットになっていただくこと。
他の子と比べるのではなく影響を与え合って共に(それぞれのペースで)成長する、それを見守ること。
そのような環境を整えてあげることがお子様の精神を安定させて良き方向へ導けるのです。

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