ご覧くださりありがとうございます。

大田区山王、ラトレリトミック&チェロ教室です。

「子供をリトミックに通わせたいけど下の子がいるし…」

「上の子が幼稚園お休みの時は連れていけないし…」

など、ご兄弟の事情もあると思います。

ラトレリトミックでは、ご兄弟の参加が可能です。

クラスのお子様より上のお子様でしたら500円で単発参加していただけます。
そのお子様の分の教材をご用意したり、上のお子様も『ついで』ではなくしっかりと役割を果たして満足して帰っていただけるように配慮しています。

だって!

どちらもお母様にとっては大切なお子様ですもの。

「今レッスンに来ているのは該当クラスのお子様」と頭では分かっていても、もう1人のお子様にとっても同じくらい大切な60分なのです。
せっかく来たなら同じように、とはいかなくても楽しんで帰って欲しい。


またまた自分の話になりますが…

私も1歳の次女のレッスンに3歳の長女がお休みで連れて行っていました。

長女も大好きな先生でしたし、長女も別の曜日にリトミックを受けているので先生もよくご存知で行くとお手伝いさせてくださったり一緒に参加させてもらったりしていました。

その日も朝から
「先生がいいって言うまで後ろで座って待ってる」と約束して、次女のレッスンであるという事を理解させて行きました。

その日は体験レッスンが入っていたようで、私にも先生がピリピリしていると察しが付きました。
レッスン直前には先生からも
「先生がいいよっていう時必ず呼ぶからそれまでまっててね。制作は次女ちゃんの分を一緒にやってね」
と約束がありました。

いつもなら先生は動く活動の時や制作活動の時には長女にも声をかけてくださるのに、その日は一度も声をかけてくださらないばかりか、待ちくたびれてちょっと姿勢を立て直そうと動いた長女は「ちゃんと座ってて」と注意されてしまい、とうとうレッスンが終わってしまいました。

長女は広ーいお部屋のはじっこで1人でずっとお山座りをして忠犬ハチ公のように
「前に来ていいですよ」
の言葉を待っていたのです。
先生が呼んでくれるって約束したから、それはいつかと待ち侘びながら。
いつもは一緒にやる活動もその日だけ長女は呼ばれず。

そりゃ分かってます。
次女のレッスンであるということは。
でも、親にとってどちらの子も同じように大切。
レッスンに参加できないことは承知の上でも、存在すら無視された状態で安心して次女のレッスンを楽しめるでしょうか?

レッスン終わりのご挨拶の後、健気に待っていた長女に走り寄り、抱きしめて私が泣いてしまいました。
長女は固まったまま動かなかった。

朝先生の顔を見つけた時は満面の笑みで飛びついて行ったのに、帰る時は目も合わせず。

しかも
「やっぱりまだ3歳だから仕方ないよね…」
と言われてしまったのです。

「よく我慢して待っていてくれたね!」
と言ってくれたらそれだけで長女の気持ちも報われたでしょうに。

帰りの電車で「来週からどうする?」と聞いたら
「つまらないからもう行かない…」と。

本来ならそれでいいのですよね。
長女はオジャマムシ。
連れて行かない方がいいのです。

それでいいの?

ラトレリトミックでは以前から上のお子様の参加は許容して参りました。
ただ、明確な考えがあったわけではなく、
単に私が子供大好きだから。
来てくれた子にはみんなに笑って帰って欲しいから。
なんとなく「いいよー」という感じでした。

でも今回自分が母親として、指導者として両方の視点で考えた時に改めて、
該当クラスのお子様の為にレッスンすることだけが正しいことではなくて、お子様達全員とお連れくださる親御さまに
「今日ここに来てよかった」
と思っていただけることが何よりもレッスンの効果につながるのだと思いました。

指導していると目の前のお子様に全力を注ぐので集中力を欠くような行動は控えていただいています。
指導者自身も集中力の妨げにならない環境作りを務めています。
なので、先生のやり方がいいとか悪いとかではなく、当然と言えば当然の言動です。

ただ、私が親として感じた胸が締め付けられるような苦しさや長女の感じた悲しみをラトレの生徒さんには絶対に味わわせたくないと思ったので、今回そのような経験をしたことは私にとって大発見で、ありがたいです。



一言だけ言うなら…
レッスンに参加させたくないなら
「『いいよ』って言うからそれまで待っててね」と言わないで欲しかった。
「今日は後ろで待っててね」と言えばよかっただけの話。
子供に果たせない約束をしてはいけません。