前回、2人目3人目が生まれた時の事を書いていて思い出したことが。

息子が生まれた時、初めての子供との生活がとっても楽しくて幸せで可愛くて…
しばらく2人目なんて考えられませんでした。

もし計画するとしたら息子のイヤイヤ期を一緒に乗り越えてから息子の気持ちに寄り添って考えたいな〜、と私の頭の中まで全て息子中心。

そして息子が3歳の頃、一度化学流産をしました。
それから2日くらいして
保育園の先生から
「お母さん最近体調崩したりしてないですか?」
と聞かれたので驚いて「化学流産でしたけどちょっとお腹を庇っていて…」と話したら
息子が保育中ちょっと暴れたりいつもと違う様子だったと言うのです。
先生すごいな〜。
そして息子のデリケートさにもビックリ。

そしてそれから半年くらいして今度はちゃんと妊娠できました。
けど、その時の息子の変化が気になっていて
「もうちょっと息子だけとの時間を過ごすのもいいかな」
とか
「まだ2人目は早いかな」
とか、
私の中で迷いがあって。

そうしたら8週で流産してしまいました。
最初の診察から胎嚢が小さい気がしたので何となくは予感していて
それが誰のせいでもない事も知っていたので
ものすごくショックというわけではなかったのですが
「まだ2人目いらないって思ってしまったからバチが当たったかな」
と自分を責めました。

すると流産した日の夜に息子が
「赤ちゃん帰っちゃったの?」
と聞いてきたのです。
私、妊娠した事も話してなかったのに。

「そうだよ。
赤ちゃんいるといつも泣くし、Rくんがお兄ちゃんになったら我慢しないといけない時もあると思うし、Rくんとずっと一緒にいられない時もあるし、ママはまだRくんと一緒にいたいからいいんだよ」
と言うと
「赤ちゃんが生まれたら僕がお母さんになるよ。
お母さんが2人になればママとずっと一緒にいられるし赤ちゃんも寂しくないんじゃない?」
と言うのです。

息子が『お兄ちゃん』じゃなくて『お母さん』になる!
その発想はなかった。

その時初めていっぱい泣きました。


その次の年、七夕の短冊に
「赤ちゃんが来ますように」と息子が書いたので
そこから2人目妊活頑張りました。

思っていた通りにはならなかったけど
それから一年あまり不妊治療もして
ようやく授かったある日、

息子が
「前にお空に帰った赤ちゃんはね〜
神様に『さようなら』を言うのを忘れちゃったから
1回お空に帰ってまた戻って来たんだよ」
と教えてくれました。


今その話を息子にしても
覚えていないのか照れくさいのか分からないけど
「そんなこと言ったっけ?」と言います。

でも娘が我が家にやって来たのは息子のおかげ。

日々の嵐のような生活でつい忘れがちですが
「息子は心の優しいお兄ちゃんだな」と
時々は思い出さなくちゃ😊