6月26日の白い花束


その意味を知る者は少なく、語る者はもう居ない。


時の流れは万人に平等でいて、不平等だ。


我々 年寄りには昨日の事の様な出来事も、若者には忘却の彼方にある過去の出来事なのだろう。





【伝えるよ】

男性シンガーソングライター、【蔦江タイチ】くんの歌だ。


結婚する女友達に向けて歌った曲。


26才の若者らしい歌だ。







想いを

伝えられなかった十代



伝えた二十代



そして、



伝えずに


想いを秘める今



口に出してしまえば、


空に消えてしまう


そんな、叶う事のない


儚い想い



ただ、


想いは想いのままで


静かに熱を喪っていく


あんなに痛かった傷も


苦しかった胸のうちも


今ではほろ苦い刹那さだけを


記憶の片隅に残す


ただ、それだけだ




SNSが発達した今の世の中。


探せば、見つかる。あの日の続きの今。


でも、一度別れた航路は全く別のモノで・・・


もう、海賊王を目指した冒険は過去のモノだと思い知らされる。


若者は新しい冒険の旅に足を進め、振り返る事もない。





新しい冒険に踏み出すには、


少し


年をとりすぎた








双子岬の灯台守り  医師   クロッカスの様に、若者の冒険を見守るのがお似合いかもしれない。







今夜は、少し飲み過ぎたな。赤ワインのボトルが空いてしまった。



あいらびゆ♪