ここ1か月ほど、うちのバルコニーが狙われている。うちの、というよりアパルトマン全体で、植木鉢やプランターを置いているバルコニーが。敵はハト。

そりゃあハトから見たら、お花が咲いてふっかふかのベッド、雨風もしのげる理想の産卵場所でしょうよ。しかし、あいにくハトという生きものは、パリの住人にとても嫌われている。

室内に人間がいるのに、バッサバッサ飛んできて花の上にドカッと居座る。せっかくきれいに咲いたゼラニウムが折れた。許さんっ。

うちのバルコニーを諦めてお隣に行ったなと思ったら（枝をくわえて往復し始めた）、翌日には追い出されたらしくまた偵察にくるので追い払い、次は上の階に落ち着いたなと思ったらまた来る...の繰り返し。

あるとき、3時間ほど留守にした隙をつかれ、バラの根元に小枝でまるっこい巣をつくられた。鳥の巣なんて間近で初めてみたわ、たった3時間でこれほどまで、などと感心している場合ではない。

窓越しにコンコンッと叩いても逃げない。どころか、なんと、体を膨らませて威嚇してきた。ふてぶてしいな。

これは ramier という種類で、パリにうじゃうじゃいるハトより大きい。鴨ほどの大きさかしら。

朝早くからバルコニーに来て鳴くから起こされる。小鳥の声で目覚める朝♡なんてものではない。グゥルゥゥゥーーーみたいな野太い声で、げんなり。

ただでさえ、とうとうパリも気温30℃を超え、暑いせいか眠りが浅いというのに。

暑い日のごはんはサラダ。

シンプルなトマトにパルミジャーノ。

先日、エストラゴンたっぷりで丸焼きにした鶏の残り。エストラゴンが効いているから、サラダとして食べてもとってもおいしかった。

スムール（クスクスに添える粒々パスタ）のサラダ。

お惣菜コーナーにある市販品は、ほぼスムールで野菜が無いけれど、私はその逆の割合でつくる。こまかく刻んだいろいろ野菜たっぷりサラダのスムール添え、というかんじ。お湯で戻したレーズンがアクセント。

キヌアのサラダも野菜のほうが多い。

上に刺さっているのはチーズのチップス。チーズが残って風味がおちてしまったときによくつくる。

削ってオーブンで焼くだけ。削れる固さのチーズならどれでもできる。さくさく香ばしくておいしい。

居候お断り