こんにちはおねがい


今日は、私が早期からの緩和ケアを受けている効果の有無についてお話したいと思います。



腫瘍マーカー値はここ1年、多少の増減を繰り返しながら、高値安定といったところでしたが、

今年の4月にアブラキサン&ジェムザール(ゲムシタビン)に変更した辺りから、少しずつですが上昇傾向になったため、

CT検査を当初月末に予定していたものを、変更希望を出して上旬に前倒しで行っていただきました。


CT画像からは、幸い増悪は見られず、腹膜播種以外の他臓器への転移もなく、腹水も見られないとの事で、主治医から「抗がん剤の効果があるね」と言われました。





振り返れば、2016.6月の手術後、1年3ヶ月後に腹膜転移が確定がしたのですが、

膵臓がんの腹膜播種は、抗がん剤が効きにくく、進行も早いと言われており、2年近くも体力を維持しQOLを保ちながら生活が出来ている事は、スゴイと主治医が言いました。

主治医にそんなことを言われたのは初めてです。



私は、自らの闘病以外に、初期の病院との医療訴訟問題を抱えており、精神的に辛いことがとても多いのです。。今の病院に転院した当初から、主治医が私の気持ちを分かってくださって、臨床心理士の先生との面談を勧めてくれました。


外来診察の度に心理士さんとの時間をとっていただいています。

あとで知ったのですが、特に必要と感じないときにでも面談の時間を持つことが大切なのだそうですね。


私にとって、心理士さんとの時間は、とても大切な時となっています




※先日、北海道旅行に行ったときのもの。
北海道大学構内です。広い構内、緑が深い



思えば、腹膜播種が見つかり、臨床試験に参加するために、2017.12月にT大病院に移ったときにも心の緩和ケアを希望しましたが、心理士さんとは一度お会いしただけで、残念ながら続きませんでした。。
狭いケモ室のカーテンを隔てたような場所では、心の中の思いまでは、なかなか話せません。。


T大での臨床試験は、腹腔ポートの不具合が重なり、本来の治療が滞る中、腫瘍マーカー値は上昇するばかりだったこともあって、最終検査では、CA19-9が6000超えてしまいました
私は、臨床試験修了の希望をだして、2018年4月末に再び、今の病院に戻ることにしました。。




再び今の主治医に担当していただくことになって治療を継続しています。

そして心理士さんとの再会もあり、今に至っています。。




不思議な事に、T大から戻ってから腫瘍マーカー値が激減したのです。


検査機関によってはマーカー値の値に誤差があることは知っていますが、先ほど書いたようにCA19-9が6000超だったのに、戻って同じ月に検査をしたら2000以下でした。

これ、誤差なのかな。誤差大きすぎますね(^_^;)

その後も、さらに少しずつ下がり、1000台で高値安定へ。
播種なので、がん細胞の数が多いためマーカー値はどうしても高めになるのだと考えています。(あくまでも前向き 

炎症反応を見るCRPは、ずっと0.03をキープしていて、今も同じ。時々少し上がることがあっても戻るという状況です。



精神的な苦痛は、がん闘病に悪影響を与えると言われているので、私のように医療訴訟問題で辛い目に遭っている環境は、本来なら、最悪な状況なんだと思うのですが、

どこかから不思議なチカラをいただいているのだとしたら、間違いなく早期からの緩和ケアのおかげだと私は思っています


主治医も、やみくもに抗がん剤を投与する方ではなく、私のQOLを重視してくださるおかげで、手足の痺れも殆どなく、

これまで時々、フィットネススタジオレッスンに潜入して楽しむことも出来ていました。楽しみの旅行に行けることも、QOLを保てているからこそです。




それでもがん細胞は少しずつ進行していて、いつ何時、大腸の腸管をさらに狭めて、腸閉塞や腸管破裂を起こすやも知れず、、と言った状況ではありますが、


常に、最悪の事態を考えつつ、今、自分に可能な最大限に楽しめる方法で、人生の残りの時間を使って行きたいと思っています



人は誰でもいつか死ぬ…
そんな事はわかっているけれど

今の医学では助からない現状の中で
死と身近に向かいあって生きている環境の
私たちだけれど


でも、、




いつ倒れても悔いは残ると思うんだ。。





人間だもの。。 




みつを…




最大限、今に生きよう❣️

では、
またね♪ 




「神よ、願わくばわたくしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」
 by ニーバの祈り 


Even if I knew that tomorrow the world would go to pieces, I would still plant my apple tree. 

 がんになって、怖れるべきことは、決して死ではない。死は誰にでも必ずいつか訪れること。その「いつか」は誰にも分からない。分からないことを怖れてばかりで、今、自分がやれること、やりたい事を成さないまま、漫然と時を過ごし、最期を迎えてしまうこと、それこそが一番怖れるべきことである。

今に生きる❣️