昨日の「コロナ入院と治療」は加筆修正してあります。

そちらも再度ご確認をお願いいたします。

 

 

    

 

点滴を2種類別々にやると薬の前後に生理食塩水でフラッシュ?もやるので結構時間がかかる。

で、2日目には日中にまとめてやることにした。

2種類連続なので長時間ヒモ付きだ。

 

この朝、健康観察は前日、CT室に行く私を途中で見送ってくれたファンキーな背の低いオバちゃん看護師だった。

酸素飽和度を計ると「あら~?もう一度…?んっ?」

にわかに不安になり「いくつだったんです?」

「93。もう一度測ったら、ん~90…!酸素マスクするぅ?」とファンキーさん慌ててる。

「そんな!とんでもない!(大げさな!!)大丈夫、大丈夫、もう一回!」

「じゃあ、深呼吸して~リラックスして~」

この日はぐったりしていたので肩をぐるぐる動かして少し体を動かし大きく深呼吸した。ようやくパルスオキシメーターは95を示す。

 

ヤバかった。言われるままにしてたら中等症になっちゃう。自分でも気合い入れないと…

 

入院中はほぼTVを見て過ごした。

先月、濃厚接触者になってから暇つぶしに今一度Netfllixを契約した。

家はNTT光を引いてありどこもかしこも有線LAN&WI-FIがあった。

だから私個人スマホの料金プランは「5Gギガホ」。

従量制で使わないと低額だがどんどん使うと6,150円までかかるし通話も5分しか無料じゃない。

外もコンビニ等でドコモWi-Fiあるしで(野良Wi-Fiには警戒してましたよ!)毎月、3GBも要らなかったのだ。

しかし、病院は患者にネット環境を与えていなかった。

これではNetflixは無理だな。

 

会社に7月後半、1日しか出勤出来てないので有給休暇を充てるか傷病手当金を申請するしかないが全然、働いていない!

こんな暇つぶしで何千円も溶かしてはいられない。

ここはエンドレスのカードがTVに差しっぱなしだったので無料。

それで毎日、TVを見て過ごした。なにも考えなくてもよかったし。

ギガも減らない。でもオリンピック真っ只中のこのシーズン、どこもかしこもオリンピック満載の番組ばかり。

この後、しばらくオリンピックは見たくない

多分、そんな何十年も生きる自信がないから一生見たくない。

なるべく他の番組を探した。

もちろんBSなど見れるわけはない。

 

そういえば入院当日、貴重品だけはチェックされた。

「寝ている間にだれか盗んだんだろう!」認知症などで言いがかりをつけてくるお年寄りの患者も多そうだ。

病院って本当に大変。

しかもコロナ患者の看護とか

マジ、天使‪ʚ(,,・ω・,,)ɞ‬。

文句も言ったケド感謝してますよ~~

(*´ー`人)アリガト

 

ある日、小柄な男性医師が防護ルックに包まれて戸口に立ち

「こんにちわ~!」

え どなたです?

「O田です。精神腫瘍科で一度、お会いしてますよね?」

ああ!がんセンターの新館の精神腫瘍科の先生だ。

「そういえば一度診ていただきましたね。こっちも手伝われてるんですか。」

「毎日、ってわけじゃないけど週に何日かね。どうですか?精神的には?」

えっ?どゆこと?

家族に対しては責任感じるけど「被害者」だと思ってた私。

私が入院して2日後の7/25に息子も娘も陽性判定が出ていた。

「まあ、家族には申し訳ないと思いますが…私も会社で移されてますし。今は熱もあるしあんまり何も感じません。」

臨時で1回だけ診て貰った先生。

話をよく聞いてくれるいい先生だと思っていたのに。

あの言い方って…

 

夜、入院する前はハルシオン(トリアゾラム)が睡眠薬で常用薬。

それでも眠れない時はクエチアピンというドーパミン・セロトニン受容体

に作用する薬をすぐ飲む(頓服)。

これが何故かがんセンターの担当先生(サーファーK先生)のカルテで逆だったらしく。

入院してからは常用がクエチアピン。

頓服がハルシオンと入れ替わってしまっていた。

おかしいなとは思ったが最初はクエチアピンで何日か寝れたし、眠れなくてハルシオン(トリアゾラム)をもらう日もあった。

しかしこれでハルシオンを急に断薬したことになってしまった。

私の場合はそのまま飲まなければ多分、断薬できたと思う。

 

↑イブランスはじめてから作ったお薬BOX 朝用・昼用

 これを持って入院したが…

 

点滴をしていたころのある晩クエチアピンを服用したがコロナ罹患以前のようにまったく眠れないので、午前1:00ごろ「もう一つ下さい」と言うとはたしてハルシオンが出てきた。

熱と咳で痛めつけられていた私はすっかりまともな思考を失っていた。

ハルシオンを飲むとしばらくして悪夢というのか下から何かが押し上げてくる黒い何かに塗りつぶされてしまうような妄想を見た。

「うわああ-!うわああ-!」と何度も叫んだ。真夜中に1時間も。

眠くて辛く恐ろしくて目を閉じるが眠れず胃がムカムカした。

その時、やっちまったと初めて気が付いた。

ハルシオンの禁断症状じゃないか!

そうか、一回、止めてしまっていた。

どうすればいいんだ…ナースコールをしようか…

イヤ、禁断症状は助けるのは無理だろう。

自分で乗り越えるしかないんだ…

昔読んだマンガのシーンが蘇った。

 

1時間ほど叫んでようやく気を失った。

看護師さん、夜、ちょろちょろ見回りに来てんだからこういう時こそきてくれればいいのに…σ(`ε´)

まあ、なにも出来なかったかもだけど

 

翌朝、健康観察で

「精神腫瘍科のお薬、常用と頓服が逆です。昨夜、えらい目に合いました。」と報告して変えてもらった。

O田先生が治療で参加しているのに精神腫瘍科方面に疎いのかな…

 

病状に戻る。

2日間の下痢と高熱はあったがそれ以降は好転した。

このころから咳がかなり出るようになった。

TVは見続けて吐き気がして見続けるのをやめるようにした。

 

ご飯がたべられず2㎏ほどやせた。

おかゆにしてもらったけど半分ぐらい食べられるとき、全く手がつかない時も。

おかずも奇妙でしょぱいものが多かった。

さいの目ジャガイモの肉じゃが、中華炒め物とかおいしい物もあった。

ホワイトセロリと何か似たような青菜の和え物とかレシピ名を知りたい不可思議なメニューが多かった。

納豆とかのり、漬物とかシンプル・あっさりしたものが欲しかったのに。

 

これは味覚障害だからではないと思う。

塩味は相変わらず強く感じていた、病人食とはとはとても思えない。

ゼリーやプリンを7-11で購入依頼して何とか生きていた。

7-11ブランドのプリンが美味しかった。

入院前の7/20に自分からおかしな匂いがするなあと感じていが今思うと臭覚異常だったのかもしれない。これは3日で終わった。

 

入院後は水分補給しろ水分補給しろと言われたが食事に付いてくる明治ブランドのお茶が飲めなくて水分補給は難航を極めた。

食事の時に「おかゆ300g、お茶無し」の指示にしてもらった。

最後には全部捨てた。パック7個もあった。

私からのお願い

 明治はお菓子作ればいい!くそマズい飲料を出すな💢

 

日中の飲料は購入依頼で7-11でペットボトルを購入してもらうのだが私は普段ペットボトルをあまり購入しない。

何も知らなくて「何でもいいから水」というと「いろはす」が。

いろはすはは厳密にいうと水じゃない、なんか混ぜてるし本当にマズい。しかも最初はペットボトルがふにゅふにゃのため力が逃げるのか口が開けられなかった。リンパ浮腫で指先がしびれているからだ。

「1リットルは最低でも取ってね」看護師さんは言うけどペットボトルで私が飲めるのは普通の水か炭酸水・ドクペ・コーラ、果汁ジュース。

お茶は家でこだわっているのでペットボトルはマズすぎて入っていかない。

家では挽きたての豆でコーヒーを淹れていたし。

紅茶は茶葉を選んで淹れ方も工夫している。

普段の水分補給はは麦茶をおいしく入れている。

炭酸だってソーダーストリームで自家製だ。

家は浄水器完備だし。

会社にいたってコーヒードリップするか給茶機の水を飲んでいた。

 

冷静だったらこの時に飲むヨーグルトとか野菜ジュースとかいろいろ選択肢はあったと思うがあっさりしたものが飲みたかったし頭が回らなかった。いつも800㎖~1000㎖/日の摂取しかできず怒られていた。

 

しかし点滴からは水分もとれる。トイレの回数も増えたし劇的によくなってきた。

点滴を始めてから熱も下がり36.5℃とかになった。

咳と痰はどんどんよくなり

3日間の点滴後、翌日、主治医が部屋にきて「効きましたね」と。

あざ~す>( ̄Д ̄人

すごいゾ、イベルメクチン!!

でもお薬手帳にも貼ってないし私の記憶だけで本当にイベルメクチンだったのかな?一緒に使用した抗生物質でさえ私は名前がわからない。

 

又、その翌日、朝、精神腫瘍の先生が「どうですか~」と来た。

「調子いいです」

「う~ん、じゃあ明日帰りますか?」えっ退院ってこと?

「わー!!帰りたい、帰ります!!」

「じゃあ、主治医の先生と相談してきますね。」

 

その後、退院を視野に入れて片付けをしていたら夕方、若い男性看護師が「明日、退院です」と報告に。なんか軽ッ。

 

7/31 朝、健康観察して問題なしハイ(^-^")/

看護師からいくつか注意を聞く。

 

 

担当医が見送りに来てくれて

「思ったより早くて良かったです。」

「お世話になりました。」

荷物持ちに1人ついてくれてゲートで交替する。防護ルックで看護師なのか助手の方なのか不明。

交替時に暗号を取り交わす「今日は?」「3人出ます」

私もそのうちの一人かな?

ますますバイオハザード妄想が深まる。

 

出口は昔の中央玄関だった。去年の9月までは大勢の患者・看護師・医師が行き交い、受け付けでレセプトをPCに叩いてる事務員さん…

あんなに広い印象だったのになんか今日はガランとして狭い。

 

ガラスが反射材が貼ってあったのか毎月、ここの外を歩いていたのに全く知らなかったが自動ドアの少し前に机をポツンと1つ置いて警備員さんが腰掛けていた。

「ご苦労様です。」

「お疲れ様です。」

返して外へ出ると個人タクシーのおじいちゃん運転手が待っていてくれた。

さあ、退院だ!

 

更新遅くなり申し訳ございません。

続きます。

予定は明日!!(出来るように頑張ります、でも無理なら明後日)