4月22日の日本フラワー&ガーデンショーに行った時に思い切り転んだのはここでも報告させて頂いた。

その時はかなりやばい痛みがあったが家族で出かけていたので鎮痛消炎剤の軟膏を買い包帯を巻いて何とかやり過ごした。
その後もかなり痛みは続いたが自己流でずっと治療をしていた。けっこう気にならなくなってきた。

3週間ほど経った5月の半ば、会社で歩いていて突然私が同僚の視界から消えた。
今度は挫いた反対の右足首がぐにゃっと曲がって思いっきりコケてしまったのである。
ほどなく足が痛くなってきた。今回こけてしまった右足の方ではなく4月22日に思いっきり伸ばしてしまった左足首付近だった。
「立っていられない!」
足がぐらぐらして大地を踏みしめることができなかった。ズキンズキンと左の脛も痛んだ。
合わせてリンパ節の痛み、再発巣の痛みなども同時に襲ってきてパニックになった。
「果たしてこれで仕事ができるのか?」
「と言うか足首がこんなにプランプランでどうやってこれで生きていくの?」
よちよち歩きながら外出もこなしパニックは納めて冷静に考えてみた。
どう考えても当日会社を早退して整形外科に行くのは効率的でないと思った。
だって車で会社に来ててコインパーキング使ってるのにどうやってまた、駅前の整形外科の2台しかない駐車場に車を入れられる?
夕方の慌ただしい時間に?それとももう早退してしまって長い時間を待ちながら?会社での評判も又、損ねるだろう。そして結局、午後は全て診察に費やしてしまうのだ。
ネットで症状も確認しておそらくレントゲンを取るだろう、そして湿布とサポーターももらうかも。
あちこち探したらロキソニン湿布が出て来てそれを貼って我慢した。
とりあえず今日は定時まで仕事をしよう。

翌日、今日こそは掛かり付けの激混みの整形外科に診察してもらうしかないと心を決めて朝シャワーを浴びているとまたすってんころりんと転んでしまった。
一度、体を拭いてから風呂に戻り風呂壁に洗剤湿布をしておかなきゃとバスマットをどかした後で滑った。いやと言うほど腰をお風呂入り口の段差に打ち付けた。
濡れていて危ないとは思ったけどこんなにも床を踏みしめられないのだ。
これはやばい…!
そう思って遅刻して整形外科に診察→出勤のところを休みにしてもらい整形外科へ。

受付で「今日は混んでますよ~少なくともこの前に25人はお待ちです。」
そうおっしゃられましてももう診察してもらうしか私には方法がない。
激混みの中を待ってると足腰だけでなくリンパ浮腫の右腕が何よりも痛かった。
右腕をいろいろ動かして心臓より何とか上に保ち診察に漕ぎ着けた。
まずは申告した症状でセンセの指示があったのか技師さんに呼ばれ予めレントゲンを撮られる。「痛いのは?」「今回挫いたのは右ですが痛いのは左足首です。」「えっ、じゃあ右足も?」「まあ、痛いですが我慢できないのは左足です。」とりあえず左足を。本当は腰も右足首もちょっと痛いんだけど。
なんか感じてるまま全て伝えると呆れらる経験が多くて痛みは我慢出来るんなら控えめに申告してしちゃおうかなって。

しばらく待ってセンセに診察していただく。
「4月22日に出かけていてひどく転んだんです。左足首がぐにゃっと曲がって思いっきりこけたんです。消炎鎮痛剤とか塗って湿布したり包帯巻いてたりしてよくなりつつあったんですが今度は右足を挫いちゃいまして。左が踏みしめられないので右足やっちゃったみたいです。」
「ちょっと待って。痛いのはどっち?」とセンセも食い気味。
「今日転んだのは右足で痛いのは3週間前に転んだ左足です。」
改めてセンセはレントゲン写真に向き直り説明をしてくれたところによると靭帯が骨から剥がれてるあとがあり骨中心に言うと剥離骨折なのだと。
「挫いた時痛かったでしょう?」「はあ…まあ…痛かったです。」「この跡が約3週間前、ここに更にもっと古い跡があるよ。なんですぐ来ないの!」
「1年に20回も転ぶのに毎回、お医者に掛かってたらクオリティオブライフどころじゃないです。」この繁盛している整形外科に順番待ちするのが嫌だったのもある。
先生もさすがにしばらく黙ってしまった。

「20回?」
「はい。秋にガチに転んだ傷跡が膝にまだあります。挫くのはしょっちゅう。昨日の朝はトドメに風呂を出たところでまた転んで腰を打ちました。挫く時にあり得ない角度に足首が曲がるので体がもうバランス取れなくてバターと転んじゃって。周りの人に駆けつけられちゃうんです。足首は中学生くらいの時に挫いてからもう腱が伸び切ってしまってると何度も言われました。やりようがないって。」
一気にまくし立てる。

センセも状況が把握できたのか「はい、じゃ足首上げて」
診察にかかった。
「右足、左足…両足ともぷらんぷらんじゃないの!」

なんか更に呆れて言われた。
まあ、このセンセはいつも激しメの語り口ではあるが。

足首の靭帯がぷらんぷらんになっているのは中学生頃のスポーツでのケガが原因らしかった。
「陸上やってたんです」
「種目は何やってたの?短距離じゃないでしょう」
「幅跳びと高飛びです」
先生はさもありなんと大きく頷いて「幅飛びね!」
「その時にちゃんと治療すればこんなことにはならなかったんだよ!」
「そんな…!靭帯が伸びちゃってどうしようもないって何度も言われました。整形外科でも。」
「今はそれが分かってるんだけどね。とりあえず安静にするしかないけど…治ったら腱を鍛える方法があるからご指導も出来ますから!」
「リハビリってことですか」
「そう!あとはこれね。」センセの指示により足首に固定バンドを巻いていただく。
「あー、歩き易いですね!立っていられます。」


これ見たことある。
イヤ、何回か巻いて生活した記憶がある。この医院でも頂いたな。家にあったけど捨てた記憶もあるわ。何回、足挫いてんだろ…
「これ巻いて湿布して安静…で良いですか?で良くなったらリハビリですね?湿布、多目にもらっても良いですか?最悪、直るまで通院しなくても良いですか?」
「多目にね…!リハビリは…忙しいんでしょうね…」センセ、最後の方はモゴモゴと言葉を飲み込んでた。
イヤイヤ、リハビリはちゃんと来ますよ。でもね、歩けないのよ…ここ、駅から歩いて4分くらいの距離。
駅、ホームへ上がるとき下がるとき。家から駅までも歩きエレベーター、エレベーター。又、駅から歩く。
車で来ても安めのコインパーキング探すのも大変なのよ。
肩が悪いときは会社帰りに来てたけど足なんだもん。挫く前から電車で通勤するのがしんどかったのに。
センセに勘違いさせたなーと思いながら大量の湿布をもらいゴミ出しの時間(19:00回収)を気にしつつ帰路に着いた。





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