7月31日、今日は本当に生検、検査結果のわかる、いやわからなくてはならない日だ。
闘いの乳腺外科受診である。
事前に言うべき事や聞いておかねばならない事をおさらいしておく。
①生検結果は出たか 、内容は?
今度は失敗は許さない、いや何があっても
②その結果を受けての治療方法や余命は?
③リンパ浮腫の今後の対処法
予約は15時。余裕たっぷりで待合室に到着していたがそうそうに呼ばれる。
いつもの診察室で今日の四谷センセは攻めるスタイル。
「えりあさん生検の結果がやっと出ました。やはりがんでホルモン感受性が多少、変化していますがコレなら行けるでしょう。10日の血液検査結果のホルモン値は微妙ですが恐らく閉経と見れます。フェソロデックスと言う閉経後に使うホルモン剤を試してみたいと思います。」
長い再発確定にやっと結論が出た。
ホルモン感受性の数値を聞いたはずだが記録が残っていない。
データはもらってないだけでがんセンター側にはあるのだろう。
センセはテキパキと「今日から治療に入れますか?さっそく注射の準備をしますね。筋肉注射でお尻に2ヶ所打ちます。最初は2週間に一度。3回目からは4週間に一度になります。」
ああ、やっとと言う想いを噛み締めつつ現実に立ち返り
「今日から打てるんですね?是非、お願いします。それでいつ結果を測定するんですか?」
「3か月後です。3か月で効果を見ます。」
「それでダメだったら?効果が出なかったら?」
「ほかのホルモン剤か抗がん剤に切り替えます。まだ試していない抗がん剤はいっぱいありますから。」
「あの、再発がんの治療が確定するまではと思ってたんですが……あの……リンパ浮腫が5月から放置でやっと貰ったスリーブももはやサイズが合わなくて……。紹介して頂いた針灸院の先生とは……こう……噛み合わなくて……リンパ浮腫は絶対痛みがないっておっしゃるんです。」
「えっ!そうなの?そんな感じなの?」いつの間にか通路側にスタンバって私達の話を聞いていたがん看護認定看護師の風さんにセンセは振り返っって尋ねた。
こくこくと風さんは頷き「頑固?」とだけ。
私は話を進める。
「次の診察予定も決めませんし話が噛み合わない先生にかかるよりは東京でも構いませんから通いますので紹介していただけないでしょうか。リンパ節が腫れてるときは腕のリンパ浮腫も酷いんです。仕事に支障がでてるので。」
「そおなんだ~、そういう感じなんですね。まあ再発乳がんだったらあちらも怖くて受けられないでしょうし。わたしはリンパ浮腫のことはわからないけどリンパ浮腫はうちの形成外科でも見れると思いますよ?でもねえ、木金しかやってないのよね。今日初めてホルモン剤打って次の2週間後は14日ごろ。まず次のホルモン剤はいつにしますか?」
「14日が良いんですよね?次は。月曜日かあ、うーん、午後からですよね?…………じゃあ、なんとか頑張ります。」
「それで次は31日に大丈夫ですか?」
「31日は大丈夫です。」
「うーん、そうするとぉ14日と31日の途中には来れます?」
「いや~最近休み過ぎでこれ以上休んじゃうのはちょっと……」
「じゃ、31日に形成外科の診察を予約しておきますね。」
「31日までスリーブとかもどうにもならないって事ですか?」
「うーん、本当にリンパ浮腫については分からなくて。相談できる担当がいますから……
さっそくホルモン剤打ちましょう。」
なんか誤魔化された。
納得いかんけどフェソロデックス注射に移った。
いつの間にフェソロデックスは用意されていてパパっと処置に移る。
「はい、診察台に横になってうつぶせで。そうおしりだして下さいね。2ヶ所打ちます。今日はここで打っちゃいますけど……アルコールは大丈夫?……次回からは化学治療室でうちますからね。ここの腰骨が飛び出してるところから真っ直ぐ下がったところに2ヶ所です。」
「うーん、うっひゃー。いてー」
こうしてやっと再発がんの治療が始まった。
この頃のお庭
更に続く。
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