入院日は慌ただしい。

4階の総合売店で予約しておいた胸帯を2枚買い6階のナースステーション事務へ。

「お待ちしていました。」と言われ(みんな気合い居れて早く来る人が多い、ギリギリとか遅刻気味なんて私くらいか)、早速、看護婦さんと何て言うのかな、介護士?
みたいなおばさまと両脇に付き添われ、病室に案内される。

病棟はいくつかの科と複合だ。6人の大部屋には女性のみだがいくつか離れた部屋には男性もいる。流石に男女で部屋は別れている。個室が3つ位だろうか…、基本ドアは開けっ放し。カーテンでプライバシーを守る感じ!?


私の部屋は主に乳腺外科患者。全て初回手術。ここに消化器の方がたまに入る。でも、向こう3つぐらいの部屋ははほとんど乳腺外科患者。ベットサイドに名札はなく部屋の入り口にタッチして初めて見える名前や科、状態が色分けされた液晶ディスプレイがある。土日など休日当番の乳腺外科の先生が患者を間違えてワタワタ。何度かドア向こうで確認して帰ってきて傷痕見せろなんぞとおっしゃる。乳がん患者は本当に多いけど担当外は分かんないらしい。


さて入院当日の続きだ。

介護士に案内され病室の使い方、トイレ(付き添いはここを使えず1Fへと指示される)、風呂(ひろーい!ウチのと取り替えたい!)の予約と後掃除、休憩室や病室のTVのカードの買い方だの教わる。覚えることが多い。PCはロビーに共用が。部屋の冷蔵庫もPCもTVカードの時間引き落としで使える。冷蔵庫は給湯室に無料の全体用がある。名前記入で1人2つまで。ここで、熱湯も出る。

その隙に看護婦さんがチラチラ現れ体重、身長、腕がどこまで上がるか、血圧などが測定される。

あと、大概、2日後に皆さん手術の予定だ。青いスポーツバックを渡され手術後の下着、箱ティッシュ、タオル、吸い飲み、胸帯、パジャマ等を詰めるように言われる。

この時、マジックで名前を書くんだけど上品にタグなんかに書いてもムダ。ばっちり分かりやすいとこに再記入されてた。

パジャマはレンタルにした。前開きじゃないといけないし、そんなん2枚しかないし、レンタルの作務衣?甚兵衛?みたいなのは何枚汚しても一日100円だっていうし。
ここで、注意!
毎夕、替えのパジャマが来るんだけど一回パスされたことがあってね。パジャマは何時にもらえます?とか聞かないと20時ギリギリ前に届いたり、お風呂に間に合わないのよ。あれーと思う時は強気でね。

あと、残念なのは大好きな洗濯が出来ないんだよねー。着替えが間に合うかしら…。靴下とおパンツは持てるだけ持ってきたけど…

娘と息子がどこまでやってくれるものやら。娘ときたら週末、用事があって帰省する時は大概、溜めた洗濯モノカゴと一緒に戸塚市から帰省する。おかーさん一緒にお願いってわけ。
うちは母子家庭で母はいつも不在。何でも、娘がこなしてきたはずなのに娘は家事が苦手なのだ。今回は自分の+実家分。出来んのか??

そしたら、クリーニングとは別に洗濯屋さんが地下1Fに入っていておパンツ1枚60円とかで洗濯してくれる。恥ずかしいけど退院前はこれを使った。朝、8時30分までに出して当日、15時30分ごろしっかり乾いてたたんで返却される。代金は当日、業者さんが手回収。すっきりしていてとても良かった。

乳腺外科は食べ物制限はない。お菓子、ティーパック、ペットボトルの飲み物など少し持参した方がよいかも。ま、4階の総合売店で前開きインナーだろうががん雑誌だろうが何でも買えますけどね。

こだわりがないなら4回の売店で入院道具が全て買えますね、陶器の湯飲みとかまでありました。

入院決まって買い物に行く前にじっくり売店を確認した方がよいかも。特に入院に関して足がない方はね。

あとは大事なのは水分。入院棟はえてしてどこの病院もそうであるように暖かくスッゲー乾燥してる。タオルを掛けるくらいはOK、洗濯モノで部屋の湿度調整はNG。


つー訳で喉は乾きっぱなし。

私はもっぱらスタバ☕✨派。一階の外来にあるスタバにしょっちゅう行ってた。

午前中、一杯飲んだら、午後、レシート持って  one more coffee。作務衣みたいなパジャマで平気でうろつく。あ、カーディガンかベストは着用ですよ。寒いもん、1Fは。

ここで一つ提案。入院に際し客用のカップを持っていくこと。スタバでギフト用の珈琲パックは売っているので自分の入院棟の給湯室の熱湯が出るデカいタンク様にお願いして珈琲を落とす。美味しいのよ、これが。お見舞いの人にもやりたかったな。陶器が無理ならプラコップとかね。
あ、ティーパックは総合売店にはありません。各種、持参をオススメします。

それから花瓶の類いはありません。私は貰った花束も底を開けてカフェラテのプラ容器に立てた。退院の足でそのままインテリアグラス買っていまも活けられてる。有り難う、ももちゃん



退院の際ににナースステーションに寄贈されるお花は多いみたい。時折飾られてたね。かごつきアレンジは移動しやすいし。でも実際に貰った時、アレンジはデカくてどうでしょ?荷物多い私はミニ花束でジャスト。

ブログを観ていてくれる貴方はスマホ、ネット関係が心配ですよね。一昔前と違ってスマホのメール、充電迄は病室でOK。お話は廊下か面談するロビーでとのこと。最初、介護士さんが言ってくれたのか言い忘れたのか私は聞いておらずタブレット使うにも超コソコソ(・・;)))。

ま、隣のベットに入院して抗がん剤点滴してた主婦はPC持ち込んで朝から晩までオンラインゲームしてたけどね。しかもチャット状態で朝の4時まで。看護婦さんにも気づいて欲しかった…。こちらも喘息や腕の痛みで結構、騒がしくしてたから、我慢してたけど、マジ、辛かった。お隣さん!いい歳して若いコぶってチャットで甘えた声だして男とイチャイチャしてるんじゃねえよ

退院時、旦那と息子が迎えに来てたなー「あれ、今日はチャットデートはあ?」とか言ってイジメてやりたかったけど。点滴が一日に10回も刺し直しになるのは血管の細さだけじゃないと思うよ。血管から点滴外れる度に自動ナースコールが鳴り寝られない隣の患者としては「抗がん剤効かなきゃ良いのに」ぐらいの殺意は感じてましたね。

ま、彼女は消化器内科。どんながんか知らない(興味ねえ!)けどここはがんセンター。
入院患者は初回、再発の違いはあっても全員、がんなんです。
看護婦さんも丁寧でしたね。

ただ、退院日の10日目になっても初めての看護婦が担当にあたり個々の患者の病状もわからないまま滅茶苦茶いうのはどうなの。
退院予定日当日、具合悪くて右腕が痛くて堪らないと言った私にレベル2とか3のリンパにリンパ液を流せと言う。私には流すべきレベル1の代わりのレベル2も3 も無いんですけど?

また、副作用が出たから使用中止にしたペンタジンを飲むべきだと言って譲らない。朝、早くて先生も来てないし藁にもすがる思いで「副作用出るんだけど…」と言いつつ飲んだら後から先生に「ペンタジンはあまり効かないから、セレコックスの間に飲めるってだけで…」

お陰さまで両手のあちこちがカパカパになりベロっと皮が剥けました。表皮レベルだから笑って済ませられるけど他の看護婦さんはもっと慎重でしたよ?せめて入院患者のカルテは読もうね。
夜勤の大変さは相当だとは思いますがね。

それからこのがんセンターは月に一回、がんサロンがあります。
病院側ではなく今も再発と戦ってる先輩患者さんの主宰です。
この病院に関係ない方も集まります。お近くで闘病されている方いいかもです。
また、入院棟1階ににとな文庫と言うミニ図書館があり優しいおばさまがお話も聞いてくださるしがん関係の図書も貸してくれます。返却は専用箱もあります。

長くなりました。次は手術編!!!



応援にポチっとお願いします↓


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村