近年では指紋認証や顔認証などに対応するスマートフォンが増加している。一見すると4桁などのパスコードと比べると指紋や顔は各個人が別々のものを持っているのでより安全性が高いと思われがちだが、実際は偽造されて突破されるケースも存在する。


そこで富士通が開発したのが、各個人の手のひらの静脈をセンサーで読み取って認証を行う「PalmSecure」と呼ばれる静脈認証システムである。静脈認証の場合、指紋と比べると手のひらの静脈はより複雑で複製が難しく、仮に複製できたとしても静脈内に血液が流ていなかれば認証されないため極めて安全性が高いと見込まれている。

富士通フロンテック:PalmSecure センサー V2