諸々、情報の多さに圧倒されて謎の焦燥感に駆られているこの頃です。
気づけば卒コンもあと1週間になってて、それもまたなんか焦る。
モーニング娘。だけじゃなく、OGの活動も(できる範囲で)追ってるので、ちょっとアワアワしてきますね。
まーちゃんがゲスト出演したラジオとか聴き返したいし、さゆはこないだ卒業から10年が経って記念のライブしてたし、今日はふくちゃんが復帰する記念すべきイベントがあるし。
嬉しい悲鳴なんですが、脳の処理能力が追い付きません。
それはさておき、モーニング娘。'24のNEWアルバム『Professionals-17th』についての感想などを軽く書いていきたい所存。
みなさんもう聴かれましたか。
わたくしはまだそこまでガッツリ聴き込めてはいませんが、とりあえず現時点での感想などを。(アルバム曲を中心に)
ちなみにちょっと前にYouTubeにアップされたアルバム曲のダイジェスト的な動画、なぜか消えておりました。
初回盤のBDのダイジェスト動画はあるんだけどね。
通常盤のやつがなぜか消えてるのよ。なんでやねん。
さて曲の感想の前につんくさんのライナーノーツを貼っておきましょう。
なんか「まえがき」みたいなのもあったよね。
そっちも一応。
つんくさん、家族で世界一周旅行しながら作ってたんだなぁ。すごいな。
なにが驚いたって、1曲目の『勇敢なダンス』の最後のほうで、歌詞では「勇敢だ」と言ってる部分も、メンバーに渡した歌詞には「you can dance」と書かれていたらしいってところですよ。
「勇敢だ」をあえてそうは歌わせず、「you can dance」と歌わせた。
そういうこだわり、好き。
この曲のイントロとアウトロかっこいいのよねぇ。
あゆみんの見せ場もあって、でも歌詞の内容は「崩壊寸前の恋」らしくて、そこもまた良い。
15期による『おっちょこちょいなファンタジアロマンス』は、なるほどこういう感じか、と。
可愛らしさもありつつ、大人っぽさもありつつ。
「わたしはもう大人なの」と思っている子供、みたいな雰囲気を感じますね。
音の感じも良い。
イヤホンで聴きたい曲です。
この曲を2曲目に持ってくるんだ~、ほぉ~。と思いました。
『「恋人」』は、メンバーみんな「好き」と言ってるのもわかる。
オレもめちゃ好き。
まずイントロが良い。
「Wow Wow Wow」のなかに「Ah~♪」というフェイクが入ってくるのたまらん。
歌詞の世界観もまさにつんくさんって感じよね。
「この男女はどういう関係性なのか」を妄想するのも楽しい。
人によって解釈が分かれそう。
ラストで転調するのも好きだわ。
そしてまたアウトロで「Wow Wow Wow」「Ah~♪」ですよ。
『勇敢なダンス』がなかったら、これがアルバムのリード曲になってたろうなというくらい完成度が高い曲ですね。
『ムカ好き!』は、前にも言ったけどこれ書いたときつんくさんの脳は溶けていただろうなと思うような曲w
「好きっchu♪」と「好きっピョン♪」のところはエコーまでかかっちゃうわけですが、このパートを歌ってるのが15期の3人とあかねちんというのが最高じゃないですか。
しかもそのなかで一番ハッチャケてるのがあかねちんですよ。
でもこれはノリノリでやってるんじゃなく、このときだけはと恥を捨て覚悟を決めてハッチャケているのがなんとなく伝わってきて、ニヤニヤせずには聴けないパートとなっております。
そしてライナーノーツにもあるように、こんな明るく可愛い曲だけど、小節の区切りが独特で掴みにくい。
この変態的な小節の区切り方、こういうのもつんく曲でしか味わえないやつだよな~と。
しかしこれ、シングル候補曲だったんですね。
シングルにしてよ!そのほうがおもしろかったのに~。
(事務所ってつんくさんの可愛い曲は絶対シングルにしないよねぇ)
『すっごいFEVER!』はやはり強い。
そして、ふくちゃんの歌声もこのアルバムに収録されていることが嬉しい。
『内緒だよ』は小田ちゃんとあかねちんのユニット曲。
なんといっても2人の甘々スウィートボイスが堪能できる貴重な曲です。
小田ちゃんがここまで甘々で歌うのって、なかなか珍しいんじゃないかしら。
あかねちんは「好きっピョン」といいこれといい、今回は可愛い曲(パート)を歌うことが多いですね。とても良いです。
このあとに『なんだかセンチメンタルな時の歌』が来る構成も良いんですよねぇ。
元々この曲好きでしたけど、このアルバムのなかにあると妙に安心感をおぼえます。
今回のアルバム、わりと明るい曲や可愛い曲が多い気がするんですけど、そこに於いてこのダウナーなイントロから始まる曲があってよかったなって。
例えるなら、陽キャばかりのなかに1人、我関せずで陰キャのセンチメンタルくんがいて安心する陰キャのヲタク(の気持ち)、みたいな。
センチメンタルくん、君がいてよかった!と思いました。
『会えてよかった』はよこやんとはるさんのユニット曲。
今回、よこやんの声がよく聴こえるアルバムだな~と感じまして。
(要するにソロパートが結構ある)
なんか感慨深いです。
良いよね、よこの歌声。
そしてはるさんの歌声もめちゃ良いのよ。
どのパートも素晴らしいんだけど、たまにバチコーンとハマるときがある。
いままでのモーニング娘。に、ありそうでなかった声質な気がします。あと歌上手い。
どちらかというとダウナーな曲に合いそうな歌声なんだけど、あえてこういう明るい曲を歌わせるのもまた良い。
『Neverending Shine』はイントロを聴いただけで泣きそうになるの、わたくしだけじゃないですよね?
もちろんイントロ以降もずっと泣きそうになります。
というか泣きます。
これはもちろんふくちゃんの卒業のときを思い出しての部分も多いんだけど、この曲自体、幸せな切なさに満ちていて泣ける。
1年前の今頃を思い出しますねぇ……
ライナーノーツを読むと、また泣けます。
引用しちゃおう。
「あ、そうだ、あの時、この歌詞って、モーニング娘。へのラブレターを書いたんだ。モーニング娘。にあこがれ、モーニング娘。で育ち、モーニング娘。となって、モーニング娘。を一番愛し、モーニング娘。をこれからも見守っていく人が、自分を含めたモーニング娘。に歌った曲なんだ」
いままでいくつか卒業ソング的なものはあったけど、こんなにもモーニング娘。とそのメンバーに対する愛を歌った曲があっただろうか。
まさに、モーニング娘。の譜久村聖を体現するような歌だなぁと、改めて思いました。
ひとつ難点があるとすれば、いつ聴いても泣いちゃうからあんまりたくさんは聴けないという点。
(MVも他のに比べるとあんまり見れてない。ごめん)
『幸せ指数 発表されたい』は、えりぽんあゆみんチェルまりあらいりーげったーのユニット曲。
ファンクですねぇ。とても好き。
ギターのカッティングがたまらん。
でもちょっと昔のハロプロを思い出すような雰囲気もあるような。
Bメロ終わってサビにいくのかと思いきや、もうひとパート(洗濯物渇かないとか担々麺夜中に完食のとこ)あるのがおもしろい。
小田ちゃんはこの曲を歌えないのが悔しいと言ってましたが、コーラスには参加してるんですよね。
だからこそなおさら「歌いたい!」と思うのかもしれませんが。
これがユニット曲ってなんか贅沢よね、と思うくらいイカした曲です。
『Wake-up Call~目覚めるとき~』と『最KIYOU』という非つんく曲がここで並ぶわけですが、終盤にこの2曲を持ってきた構成も上手いなと思いました。
途中に別々で散らすより、ラスト付近で並んで持ってくるほうがいい。
どちらも強いですからね。
非つんく曲だけど、どちらも大久保薫さんが関わっているせいか、そこまでつんく曲と乖離した感じもなく(特に音の部分)、アルバムにも溶け込んでるなと。
『大空に向かって』は、久しぶり?のバラードっぽい曲。
モーニング娘。はバラード少ないですが、既存の曲はどれも名曲揃いで、この曲もそのうちのひとつになるでしょう。
切なさもありつつ、前を向いて歩きだす強さもある。
こういう、最後っぽい曲をちゃんと最後に持ってくるの、意外と珍しくない?
これでアルバムを締めくくるの、すごいしっくりきて良い。
ラストサビの、おんちゃんのソロパート「ほとんどになって返って」の歌声が素晴らしいわ。
といった感じで、とりあえずの所感です。
これからまた何度も聴いて、違う感想も出てくることでしょう。
今回は全体的に明るい感じが多めな印象。
すごく良いですね。
文句のつけようがない。
またひとつ、モーニング娘。に名盤が完成しました。
個人的に、前作(16枚目)がめっちゃ好きだったので今回はどう感じるかなーと思ってたんですが、どちらも甲乙つけがたいアルバムで安心しました。
3年8ヶ月もかかっただけのことはある。
(できれば次はもうちょい早くお願いしたいけど……)
いやぁ素晴らしいです。
あゆみんの卒業前に出せてよかった。
そういえば、ライナーノーツとは別につんくさんがいまの13人に向けて書いたnote(手紙)がアップされてましたね。
いまもこうしてメンバーのことをしっかりと見て考えているからこそ、彼女たちが歌うべき楽曲をこうしてたくさん作ることができるんだろうなぁとしみじみ思います。
総合プロデューサーではなくとも、やはりつんくさんはモーニング娘。の支えですから。
きっとメンバーにとっても、ファンにとっても。