そろそろいい加減なにか書いておかないといけない気がしたので。
かえでぃーがこのツイートを最後に芸能界を引退して10日ほどが経ち。
改めて、応援してくださった皆様へ
— 加賀楓Official (@K_KAEDEofficial) September 30, 2024
一昨日のミュージカル千穐楽最後に
活動を終了します。
これまで本当にありがとうございました!
幸せな時間を過ごさせてもらいました。
まだまだ自分にできることがあると
思わされた2年間、努力は絶やしません。
またどこかで、お会いできますように!!
それについて一度ブログも書いたんですが、なんか重い感じになっちゃったのでまたあとで書き直そうとしてたらこんなタイミングに。
ムーランルージュは結局見に行けませんでした。
なんか、いろんな意味で自分にはハードルが高かった。
それでもかえでぃーが大舞台で活躍してるのは嬉しかったし、別の機会があるなら今度は行こうと思ってたんだけど、そんなものはなかった。とりあえずいまのところは。
こう、本人があっさりとしてるのでいまいち「引退した」という感じがしないんだけども(舞台中も滅多にSNSとか更新しなかったし)、どうやら本当に引退したらしい。
そうなのか。しちゃったのか。
生粋のかえでぃーヲタのみなさんがどう受け止めてらっしゃるのかわかりませんが、わたくしのような手ぬるいヲタクはどうしても「もったいない」という想いが拭えなくて、かえでぃーのことを考えるたびにもったいないおじさんと化す自分がいます。
モーニング娘。として一定数の人気と知名度を得て、その実力も申し分なく、卒業後にムーランルージュという大舞台に立ち、さらにそれを強くして。
ダンスがすごい。歌だって素晴らしい。
本人が望めば、これからもこういった大舞台に出られるチャンスはあるだろうし、歌にせよダンスにせよお芝居にせよ、いくらでも可能性はあったでしょう。
だからそれを手放して表舞台から去るという選択が、正直言って理解しがたい。
もちろんこれは批判とかではなく、単純に「なんで?」と思ってしまうという話です。いまさらだけど。
いや、なんとなくわかってはいるんだ。
わかってるというか、察してはいる。
このまま芸能界で“仕事”として歌やダンスやお芝居を続けていくよりもまずやりたいことが他にあるということなんだろうな、と。
かえでぃーがダンスの世界から離れるとはもちろん思ってなくて、それはまぁ疑う余地のないところではあると思うんだけど、たとえばりほりほみたいに海外とかでダンスを学んだりしたいのかもしれない。
なにしろ本人が具体的なことはほとんど言わなかったのであくまで想像ですが、当たらずとも遠からずというところではないでしょうか。
少なくとも、どこかであのカッコいいダンスを踊ってることは間違いあるまい。
そういうことをしたかったから、とりあえずこの芸能界という表舞台からは離れていったのだろうな、とわたくしは解釈しております。
そしてこれが「とりあえず」なのかどうなのかが、ファンにとっては重要だったりするんですが。
その辺も全然口にしない人だからねぇ。
りほりほもそうだったけどさ。
ただ、ダンスを続けていればまたそのお姿を目にする機会がやってくる可能性は充分ある。と思いたい。
本人がまた望めば、もちろん可能性はグーンと上がりもする。
完全に引退してもう表舞台に上がることはないですと宣言したわけでもないので、希望は残されていると考えてもバチは当たるまい。
未練がましいヲタクが縋る藁だとしても、それくらいは許されるはず。実際どうなるかはさておき。
それにしても、そういう決断をできることがすごいなぁと自分なんかは思うわけです。
モーニング娘。を卒業することもそうだけど、芸能界引退はまたそれとは違った重みがあるじゃないですか。
娘。の卒業は新たなステップへの一歩たりえることだとしても、芸能界引退は、少なくとも芸能活動としての“次”へ踏み出すわけじゃなく、そこを去って別のところへ行くことなわけで。
さっきの話と矛盾するかもしれませんが、一度去ってまた簡単に戻ってこられるような世界でもないでしょう。
まぁかえでぃーほどの実力と人気があれば(そして本人の意志とある程度の伝手があれば)そこまで難しくはないと思いますが、一般論としてはホイホイ行き帰りできる世界でもないはず。
だから引退というのは大きな決断だったと思うんですが、それを本当に実行しちゃうんだもの。
潔いというかなんというか。
かえでぃーらしいといえばらしいですけどね。
実際そこに身を置いて何年も活動していた人にしかわからないこともあるんでしょうが、傍から見ればやはり「もったいない」と思ってしまうものですよ。ねえ。
でもきっと、かえでぃーは後悔なんてしないんだろうな。
そう、それもまたある意味で憎らしい。
愛情を込めての憎らしさ。
どうせ後悔なんてしてくれないんでしょう?
ふん!どこへでも行っちまいなよ!(泣)
という、めんどくさいことを言いたくなってしまう。
こっちの気も知らないで、引退なんかしちゃってさ!
って。
でもそんなかえでぃーが好きなんだよなぁとも思ってしまうのがヲタクの弱いところです。
こっちの気なんてかまわずに、やりたいことをやってほしい。
その姿がきっと、一番輝いてるであろうことを知っているから。
なんという。
ヲタクのつらいところですわ。
こっちの希望はそれじゃないけど、その人の希望はそれだから、ヲタクは涙を隠しながら(時に泣きながら)それを応援するんだよ。
なんという圧倒的に弱い立場。
好きになってしまった側の宿命かな。
そういうもんなんだ。
そういうもん。
ダラダラとした語りが止まらないので、この辺でやめておきましょうか。
本当に、次があったらいいな。
またどこかでお会いできたら。
ここで待ってるファンがたくさんいることを、頭の片隅でいいから覚えておいてほしい。
りほりほのことは、5年待ちました。
その保証はまったくないけど、かえでぃーもまたいつか。
さらに成長したあなたを、また。
来るかわからないその日まで、どうかお元気で。