こういうまったく楽しくない話題をいつまでも引きずるのはフクちゃんの本意ではないだろうとは思いつつ、もう少しだけ言いたいことがあるのでご容赦願いたい。
(この記事の本題はタイトルにもある「事務所がいますべきこと」についてだけど、その前に長々といろいろ書いてるので、本題だけでいいという方は適当に飛ばしてください)
あの手のふざけた連中が根絶されない限り、怒りや憤りの燻りのようなものはずっと消えないままではあるが、残念ながらこの世からクズが一層されることはまずない。
それはどの界隈でも同じこと。
いつだって、馬鹿がみんなの足を引っ張り、クズが周囲一帯を不快にする。
さてそうなると、せめて自分に何かできることはないかしらという気持ちになるのが人情というものだろう。
しかしこれに関しても、ファンが直接的に手助けできるようなことというのはほとんどないと言っていい。
結局いつも、「一部の馬鹿どもの声なんて聞こえなくなるくらい応援していくしかない」といった結論に至らざるを得ない。
なにしろ相手はネットの匿名性にしっかりと守られ、奴らもそれに甘えきって好き放題叩いているような卑怯な連中なので、こちらはどうすることもできない。
ひとつひとつの戯言に反論していったところで徒労に終わるだけだろう。馬鹿は馬鹿であるが故に、正論なんて通じないからだ。
奴らは、自分を棚に上げることにかけては天才的な鈍感さを見せる。
今回の件で言えば、フクちゃんのブログの言葉を「陰湿だ」と曲解してなじる者もいたらしい。
もはや笑えてくるほどだが、どう考えても陰湿なのはそいつらだろう。もしも本気でフクちゃんの言葉を陰湿だと感じたならそれはもう心の病気だから病院へ行ったほうがいいし、そうでないなら、やはり陰湿で醜悪で幼稚な行為であるというほかない。
人の心は、腐る。
腐って、腐敗臭を巻き散らす。
他人には耐えがたいほどのその悪臭も、自分自身が毎日嗅いでいれば、いつしか慣れて気にならなくなってしまう。
そんな性根の腐った人間が自分というフィルターを通して見る世界は、さぞや醜く爛れているに違いない。
どんなに素晴らしいものも、どんなに素敵な相手でさえ、歪んで見え、ねじ曲がった尺度でしか受け止められない、そんな世界を生きることになる。
私も聖人君子ではないので、これまでの人生でそういう気持ちになったことがないわけではない。
だから理解はできる。現実というのは、自分自身の心が反映されて認識されるものだということだ。
多くの人から愛される人気アイドルに対して歪んだ感情しか持てなくなったのなら、それは見ている自分の心が歪んでいるからなのだ。そしてそのことを自覚できない。正しいのは自分の感じ方のほうだと思い込み、暴走する。
話を戻すが、そんな連中に対してできることなど、いったい何があるだろう。
話が通じる相手じゃない。常識も正論も、倫理もモラルも通用しない。
奴らが信じるのは、自分自身の願望、欲望、自覚していない身勝手さだけ。そのためならば、どんなことだって躊躇しない。反省しない。いつだって自分が正しい。
だから、多くのまともなファンは、己の無力さを痛感したりしてしまう。
巨大で茫洋とした悪意に対して、何もできないことにもどかしさをおぼえる。
きっと、ファンがそんな風に思うことをメンバーは願っていないだろうけれど、わかっていても、思ってしまう。彼女たちが大切だから。
そもそも、対象を好きになれないのにどうして関心を持つのか、と言いたい。
まぁモーニング娘。はグループだから、全員を好きなわけじゃないということもあるのか。
最初は好きだったけど段々……という場合もあるだろうから単純に言えることではないんだろうが、それにしてもアイドルのファンが当のアイドルを(目当てのメンバーではないにせよ)嫌いになったなら、それはもうその趣味は“終わり”だということだ。
そいつのなかでその楽しみは終わりを迎えたということ。終わったのに、いつまでもぐずぐずしがみついて、今度は気に入らないメンバーを叩くことに喜びを見出すようになってしまった。怪物のできあがりだ。
そういう連中が、最近は本当に増えた。
増えたのか、あるいは可視化しやすくなっただけなのか。
もちろんクズというのはどこにでもいるし、昔のファンのなかにもいただろう。
それにしても、それにしたって、ここ最近は酷い。
モーニング娘。を22年近く応援してきて、こんなに酷い状況は初めてと言っていい。
信じがたいほど愚かで幼稚な連中が、我が物顔で幅を利かせている。空前の悪辣さである。
いつも例に出して申し訳ないが、かつてがきさんの加入当初、勝手な思い込みまたは勘違いで彼女を理不尽に攻撃していたクソ野郎どもがいた。その内容は、モーニング娘。になることを夢見てデビューしたばかりの少女に向けるにはあまりに残酷で醜悪なものだった。
今回の件(というかフクちゃんに対するすべての中傷)はそれと同じくらい理不尽で、酷い。
それが長く(1年以上?)続いているというのがさらに酷い。
そうなった原因というものを考えたところで、たぶん無意味だろう。
原因なんてないからだ。フクちゃんに非がまったくない以上、馬鹿が勝手に暴走しているだけでしかない。そして言うまでもなく、フクちゃんに非はまったくない。それを「ある」とする主張(それは意見でもなく批判ですらないただの醜い“感情”)こそが、暴走なのだ。
(これは余談だが、よりによってフクちゃんをターゲットにしていることが馬鹿げている。メンバー全員、人として信じられないくらい素晴らしい人格者だが、なかでもフクちゃんは非の打ち所がないと個人的には思う。言うなれば、叩くのに最も適さないメンバーだ。フクちゃんを叩くという行為自体が、逆説的に己の愚かを露呈することになってしまう。どう見ても100点の答案用紙に言いがかりをつけたところで、自分が周りから馬鹿だと思われるだけなのに)
しかし以前はここまで酷くはなかったことを思うと、なにかしらの変化というものはあったのだろうと思う。
潜在化していたクズ連中をここまでのさばらせてしまうに至った変化と、その遠因。
そしてそれを改善することでしか、おそらく状況を良くすることはできない。
次から次へとウジ虫のように生まれてくる馬鹿をひとつひとつ潰していってもきりがない。
ではいったい誰がそれを改善できるのかといえば、これはもう事務所しかいない。
簡単に言えば、事務所がもっとモーニング娘。を盛り上げて、その魅力を、その楽しさを、その素晴らしさをアピールしていくしかないわけだ。
そうすることで、モーニング娘。を取り巻く空気はハッピーなものになっていく。
ファンの気持ちも上がる。モーニング娘。を応援することが楽しいものになる。相乗効果で、グループ自体もますます良くなっていくだろう。
ほんの一部の馬鹿がわめいてる声なんて聞こえなくなるし、聞こえてもたいして気にならなくなる。所詮はみじめな負け犬の遠吠えに過ぎない。
それがいま一番大事なことであり、事務所が一番やらなければならないことなんじゃないかと思う。
逆に言えば、事務所はそれを全然やっていないからこそ、こんな風に負の空気が巻き散らされ、蔓延してしまうのではないだろうか。
(もちろんそれ以外にも、誹謗中傷をしている人間やアカウントをしっかり特定して法で裁くという対処も必要ではある。しかしさっきも言ったようにウジ虫をひとつひとつ潰していったところで根本的な解決にはならない。また別のウジ虫が湧いてくるだけだ)
古傷をえぐって申し訳ないが、何年か前につばきファクトリーのメンバーがスキャンダルを起こし、相次いで別のメンバーがプライベートでやっていたSNSで問題を起こすということがあった。
そこから事務所は必死の勢いで火消しに励み、新メンバーも加え、アップフロントらしからぬレベルでの軌道修正に(おそらくは)成功した。
このブログでもたびたび話題にしたかもしれないが、いまの事務所のつばきに対する扱いの良さは尋常ではない。
一応は、それだけのことができる事務所ではあるということだ。
じゃあそれをモーニング娘。にもやってくれよ、と思う。ずっと思ってきた。
ましてやモーニング娘。はもうずっとなんの問題も起こさず、みんなグループのためにファンのために一心に頑張ってきた。
なのになぜ、問題を起こしたグループが蝶よ花よと育てられ、優等生である娘。が必要最低限のこと以外なにもしてもらえず放置され続けているのか。
そんなんだから、すべてをリーダーのせいにして叩きはじめる馬鹿が出てくるんじゃないのか?
モーニング娘。の周囲に漂う、はっきりとは見えないぼんやりした不満の渦。
まともな人間はそれでもポジティブな要素を見出して楽しく応援できるだろうが、人間ができていない馬鹿はその空気に耐えられず、自身の不満をどこかにぶつけたくなってしまう。
しかしネットで事務所への不満をつぶやいたところで意味はないし、スッキリもしない。だからメンバーが標的にされ、狙われるんじゃないか?メンバーは矢面に立っているから狙いやすいし、反論もしてこないから何を言おうと自分は安全だ。
だからこんな酷い状況になってしまってるんじゃないのか?
かつてのつんく♂さんのように大人が矢面に立つこともなく、メンバーを盾にして、そのくせ事務所は満足にプロデュースもできない。
本来メンバーを守るはずの事務所が負の空気の原因を作り、メンバーを盾にさえしてしまってるこの状況を、あなたたちはどう認識しているのか。本気で事務所に問いたい。
モーニング娘。は今年25周年を迎えた。
アーティストの25周年といえば、それはもうお祝いの年だろう。
「25周年記念」と冠して、いろんなことができるはずだ。
でも事務所はなにをやった?
いつもどおりのルーティン。グループを維持するための最低限の活動。なんの特別感もない25周年。
ツアーやイベントやオーディションのタイトルに「25周年」とつけて、それで終わりなのか?
規模も会場も変わらないライブのセトリを懐かしい曲で埋めれば、それで25周年は済んだということなのか?
いくらなんでも、なにもしなさすぎじゃないか?
さっきから引き合いに出して悪いが、つばきファクトリーの5周年のほうがよほど25周年かのように盛大に祝われている(事務所に)。
それが悪いと言ってるんじゃない。
つばきにできるのに、なぜ娘。にそれができないんだ?と言っている。
モーニング娘。を盛り上げろ。
もっともっとできることはある。というかほとんど何もしてないに等しいので、できることしかない。
事務所よ、あんたらはまだ何もやってない。
そしてそのことが、いろんな物事をプラスに変化させるだろう。
嫌な空気も払拭できる。
馬鹿どもの戯言も無力になる。
それはモーニング娘。だけでなく、ハロプロ全体にとって歓迎すべきことであり、ハロプロのために事務所が絶対にすべきことでもあるはずだ。
クソみたいな言いがかりをつけてくるクズ連中は、なにもモーニング娘。の周りにだけいるわけじゃない。
あいつらはどこにでもいるし、どのメンバーだってその標的にされる可能性はあるのだ。
アンジュだって、タケちゃんがリーダーになった頃、後輩メンバーが次々卒業していったことを「竹内がリーダーになったせいで後輩が嫌になって辞めていったんだ」と叩かれたらしいじゃないか。
フクちゃんを叩いてる連中と同程度の知能しか感じられない馬鹿っぷりだが、そういう馬鹿はどこにでもいるという良い例だ。
そんな連中がもっと幅を利かせるようになってみろ。
ハロプロ全体が負の空気に包まれて、自然とファンは離れていってしまうだろうさ。
そんな楽しくないものなんて見ていたくはないし、せっかく興味を持ってくれた新規ファンも、それを見たらそそくさと離れていくに違いない。
一部のクズがヲタクの側からハローを腐らせてしまう前に、その空気を払拭しなければならない。
そのために、モーニング娘。を盛り上げ、応援することを「楽しい」と純粋に思える状態を作っていくことが、いま事務所が一番やらなくてはいけないことだと思う。
わかってんのかな。そこんとこ。
なにしろモーニング娘。に対しては本当にやる気がないし、むしろ娘。が盛り上がることを意図的に避けている節さえ感じられる事務所だから、まったく期待はできないんだが。
もしもそうじゃないというのなら、やってみせてくれ。
モーニング娘。をもっともっと盛り上げてみろ。25周年といううってつけのお題目があるんだから、そう難しいことじゃないだろう。
というか、本来ならこんな状況にならなくてもそれをやるのが芸能事務所として当たり前のことなんだけどなぁ。
ずっとずっと放置されてきて、メンバーもよく腐らず頑張り続けてくれてるよ。
すぐメンバーを叩くような幼稚な連中なら、とっくに腐りきってギャーギャーわめいてるだろう。人としての格が違う。
長々と書いてきたが、事務所がこのまま変わらずモーニング娘。を放置し続け、特に盛り上げることもなく、メンバーが理不尽に叩かれても何もせずにいるのなら、遠からずハロプロ自体の存続が危うくなるかもしれないね。
なぜならそれはつまり、事務所に運営能力がないということになるから。
ハロープロジェクトというアイドル集団を束ね、プロデュースし、売っていく能力がなかったという証明だから。
ああいう一部のアンチ連中に対処することも、芸能事務所の仕事のひとつでしょう。
それがまったくできず、一番人気のあるグループを盛り上げることもせず(その人気に甘えて)放置し続ける事務所に、未来なんてあるわけがない。
どこか一箇所が腐ってしまえば、腐敗はどこまでも伝播して、いずれそのものすべてが無に帰すことだろう。
アップフロントがそこまで愚かでも無能でもないことを、ただただ祈るばかりだ。