わたくしは思います。心の底から思います。
物理的な脅威からはもちろんのこと、このインターネットという混沌とした電脳世界のなかでも、メンバーはみなちゃんと守られているべきだ、と。
ひと昔前に比べれば多少は対策や法律が整備されてきたとはいえ、まだまだネットの世界は無法地帯と言っていい場所です。
こないだの9期への理不尽な中傷の件でそれはより浮き彫りになりました。
残念ながら、ああいうクソそのものの輩はいつでもどこにでもいるし、これからも人類が存在する限りいつでもどこにでもい続けるでしょう。
完全にいなくなることはないし、ああいう奴らには何を言っても無駄です。
これはもう絶対に間違いない。何か言ってわかるような人間ならば最初からそんなことはしません。わからない奴は永久にわからないのです。
ならば、少しでもそういった害悪野郎から大切なメンバーを守るための対策が必要になるわけですが、現時点ではそれはまったく充分とは言えません。ほとんど何もしていないと言っていい。
善意に頼り切った無防備な状態で、この混沌のインターネット世界にメンバーを送り込んでいるようなものです。
でも、だからといってどうしろというのか。
どうすればいいんでしょうね。
治安が悪くなれば、必然的にセキュリティを強化することになります。
SNS――ハロメンが使っているのは主にブログ(アメブロ)とインスタ、そして(これもSNSと言っていいなら)Tik Tokです。
Tik Tokは個人ではなくグループとしてだし、グループとしてのアカウントならマネージャーさんが管理しているであろうTwitterもあります。
あとは、これはSNSとは言わないかもしれませんが、動画ですね。
動画のコメント欄も、ある意味ではSNSと同様の危険性を孕んでいます。ここもまた無法地帯といえばその通りなので。
この「コメント欄」というもの。
これがなかなか厄介で。
Twitterやインスタだとメッセージ機能なんかもあるので、これもまた厄介なところです。
どいつもこいつも、どうしてそんなにコミュニケーションを取りたがるのでしょう。
どうして不特定多数の“反応”や“言葉”を欲しがるのでしょう。
どうして、ただ一方的に発信するだけでは満足できないのでしょうね。
SNSや動画などがすべて一方的な発信のみのツールであれば、ネットの世界はもう少し平和だったかもしれません。
いまやどんなものにも“言葉”を送り込めるようになり、だからこそ様々なトラブルが発生し、酷い場合には取り返しのつかないところまで追い込まれてしまうこともある。
言葉は誰かを救いもするし、誰かを傷つけもします。
使い方次第で。あるいは使い手次第で。
まぁそれはなんにでも言えることですけどね。
そしてそれを使う人間が必ずしも「まとも」であるとは限らないというのも、また同じ。
そういえばこのブログにもコメント欄があります。
「設定でなくすこともできるのに、じゃあなぜお前はそれを設けているんだ?」と聞かれたら、なんとなくそのほうがフェアだと(ブログを始めるときに)思ったからです。
これはなんとなくの感覚なので説明が難しいんですが、フェアであるために一応コメ欄は設けておくけど、コメントは書いてくれてもくれなくてもどちらでもいい、というスタンスです。(何がフェアなのかという説明になってませんが、やはりこれは難しい)
でもこれは自分があくまで一般人だからなんですよね。
もし仮に自分が芸能人だったとしたら、コメント欄は設けないだろうなと思います。
というかそもそもSNSなんてやらないだろうな、と。
それが一番賢明な選択だからです。
インフルエンサーでもない、いわゆる普通の(?)芸能人であれば、勝負する場所はSNSではなく芸能の世界ですからね。
あくまで宣伝のためにとか、多少のファンサービスとしてとか、そういう理由くらいじゃないでしょうか、芸能人がSNSをやるメリットというのは。
何が言いたいかというと、コメント欄なんていらないのになーということです。
それがたぶん、一番簡単で手っ取り早いセキュリティになるでしょう。
どうしても付けたいのなら、「誰でもどんなことでも書き込めます」という状態ではなく、ある程度の制限や監視はあったほうがいい。
なので、自社で独自にそういったサイトやツールを作って運営していくのもアリです。かつて、まだブログやTwitterやインスタなんてものが存在していなかった頃のように。
まぁ監視も管理も自社でやらなくちゃいけないので、そこは大変かもしれない。でも(パッと見の)治安は良くなります。たぶん。
ネットの世界で本気でタレントを守るとなると、それくらいしなきゃいけないということでしょう。
一方的な発信のみのコンテンツにするか、コンテンツの土台からすべて自社でやって自社で管理していくか、他にもやり方はあるかもしれませんが、そんなところ。
だから、そもそもSNSなんてやってない芸能人も少なくないですよね。
アイドルは大体みんなやってるでしょうけど、俳優女優、歌手なんかはやってない人も多い。やってても全部マネージャーさんが管理してたりね。
そう、アイドルは大体みんなやってるんですよ。
しかも自分で。個人で。
もちろん事務所側のチェックは入ってる場合もあるでしょうが、それでも自分たちから発信してらっしゃる。人によっては、毎日のように。
と、ここから話は若干変わっていきますが、わたくしは最近思うんですよ。メンバーに対して。
ブログとかインスタとか、そんなにかかりきりにならなくてもいいんだよ……?と。
もちろんこうして毎日のようにブログやインスタを投稿してもらえるのは本当に本当にありがたい。めちゃくちゃ感謝してるし、最近じゃあSNSの投稿くらいしかメンバーを見る機会がない時期も少なくないので、これがなかったら本当に「モーニング娘。ってちゃんと活動してるよね?」なんて思う羽目になっていたでしょう。(これは事務所が悪いんだけども)
でも、いまみたいにイベントやフェスやツアーのリハーサル続きのなかで、きっとこれといって書くようなこともないだろうし写真だって撮ってないだろうし、なによりめちゃくちゃ忙しいであろうときにもこうして日々ブログを更新してくれたりすると、嬉しい反面「これは本当に正常なのか」と思ってしまうこともあって。
ブログとかインスタなんて、さっきも言ったようにあくまでファンサービス。
書いても書かなくてもいい。たぶんお給料も発生してないんじゃないかな、ここに関しては。
でもあの子たちは真面目だしファン想いだから、なにかしら自分たちを伝えよう、ファンのみんなに喜んでもらおうとして、書いてくれてるんだと思います。
そんな、あくまでサービスであるものをメンバーが毎日のように提供してくれることに、我々はあまりに慣れきってしまっているんじゃないか、なんて思ったりしました。
これは当たり前じゃないんですよ。
メンバーが毎日ブログやらインスタやら投稿してくれるのは。
本当なら仕事を終えて家に帰ってのんびり休んだり趣味を楽しんだり筋トレしたりさっさと寝たりしたいかもしれないのに、そんな自由なプライベートの時間を削ってまで書いてくれてるものなんですよ。
でもさ、これにそんなに時間を使ってくれなくていいよもう。
あなたたちにはもっとやるべきことがある。もっと大事にすべきことがあるはず。
くそ忙しいときにまでやらなくていいし、毎日のように書く必要もない。
あなたたちの本分は、SNSではないはず。
歌とダンス、ステージでのパフォーマンス、アイドルとしての鍛錬、日々の体調管理、しっかりとした休息などなど、もっと時間を使うべき事柄はたくさんあるはず。
だから、そんなにこのSNSとかいうものに心と身体を擦り減らす必要はないです。いろんな意味で。
あなたたちはそんなことをするためにモーニング娘。になったんじゃないんだし。
なんてことを思ったりする瞬間もありますというお話。
本人が本気で「いや私はこれが好きなので毎日でも書きたいです。全然苦じゃありません」というのなら、もちろんこちらはありがたくそれを楽しませていただきたいです。
でももし少しでも負担に思っているのなら、無理はしなくて全然いいんだよ、と言ってあげたい。(余計なお世話だったらごめんだが)
書きたいと思ったときにだけ書いてくれれば、それで充分。
たぶん実際にどのメンバーもそうなったらファン側は物足りなく感じると思うけど、ファンも(そしてメンバーも)、毎日SNSを投稿するのが当たり前みたいに思ってしまってるのをここらで一度改める必要があるんじゃないでしょうか。
本来なら、メンバーがみずから自分の時間を削ってそういうものを発信するのではなく、事務所がもっと所属タレントのあれやこれやを発信していかなきゃいけないんですよね。
タレントにやらせるんじゃなくて、事務所がやれよ、ということ。
だってそれが事務所の仕事だから。
タレントみずからのファンサービスに頼ってばかりじゃダメでしょ、それはあなたたちがやる仕事でしょ、みたいな。
というところまで書いたあと、小田ちゃんがちょっと似たような内容のブログを書いているのを知って、うおお!と思いました。
さすがの小田さくらさん(泣)
いやわかる。超わかるよ小田ちゃん。
この小田ちゃんブログ読む前に、「小田ちゃんくらいの更新頻度がちょうどいい気がするな~」と思ってたんですよ。
モーニング娘。小田さくらとしての、SNSとの距離感もちょうどいい。
書きたいときや、書きたいことがあるときは書くけど、そうじゃないなら無理して書かない。(と小田ちゃんが思ってるかどうかはわかりませんが、そんな感じに見える)
そしてインスタに関しても、そこは自分の本分ではないから、そういうのを毎日やってるメンバーをきちんとリスペクトしつつ、自分は自分の得意なことで頑張っていくというお言葉。
なんて素晴らしいんだ。
小田ちゃんのその価値観、考え方がステキ。
そう、それでいいと思うんですよ。わたくしも。
得意な(好きな)人はSNSもやればいいし、そうじゃないなら無理してやらず、他のところで頑張ればいい。
小田ちゃんもそうだし、まーちゃんなんかもそんな感じだったでしょ?現役時代は。(いまでもそうか)
それでいいのだ……いいのだよ……
という、なんかよくわからない感じなったブログです。
気付けばどんどん長くなっていきました。いつものこと。
最近、ネットとかSNSとか、それに付随する各所でのコメントといったものにうんざりすることが増えまして。
ちょっと前までは「ネットにさえ繋がってればずっと家にいても全然苦じゃないぜうひょー」とか思ってたけど、最近はむしろできるだけネットから離れる時間を設けたいなとよく思います。
現代人はみな、インターネットにどっぷり浸かりすぎている。
それがとても不健全なことに感じます。
なぜなら、ネットの世界はどこを見ても「無責任な人々の言葉」でいっぱいだからです。
たとえばこのブログもそうだし、もっと酷いものも数えきれないくらいある。
そんな世界にずっと浸かっていたら、頭がおかしくなっちまうよ。
実際に、頭がおかしくなった奴らが“言葉”を使って誰かを傷つけている。
便利で素敵に見えた世界も、大量の人間がドカドカ踏み込んでくれば、そこはいつでもどこにでもある地獄に早変わりというわけです。
話の締めどきを見失ったので、ここらで強制終了。