ちぃちゃんが卒業してしまう前に、ちぃちゃんについてブログで語ろう!

 

 

と思っていたのに、なんだか言葉が出てこない。

 

 

 

これはいつどのメンバーのときでもそうだけど、その子が卒業していなくなってしまうことも寂しいし、その子がいるモーニング娘。がもう見られなくなることもまた寂しい。

 

 

同じようで微妙に違うふたつの寂しさ。

 

 

モーニング娘。を応援する上で避けては通れないものだけど、我ながらよく毎回こんな感情を乗り越えてきたなと感心しちゃうわ。

 

 

 

 

 

 

しかしこう言ったらなんだけど、自分がこんなにちぃちゃんの卒業を寂しく思うというのが、少しだけ意外かもしれない。

 

 

ご存じのようにちぃちゃんはカントリー・ガールズとしてデビューしたわけですが、誤解を恐れず言うと最初は特にこれといった印象はなくて。

まぁこれは自分が娘。ヲタだからというのが大きいとは思うけど、人見知りで恥ずかしがり屋ですぐ耳を真っ赤にしちゃうちぃちゃんがみんな(メンバーとヲタク)から可愛い可愛い言われてるのを見ても、そこまで共感できなかったんですよ。

 

 

なんでしょうね。

なんか、全部受け身みたいに見えちゃってたのかな。

自分から何か言うより、周りのみんながチヤホヤしてる印象が強かった。だからちぃちゃん自身がどういう子なのか、いまいちわかりにくかったのかも。

 

 

もちろんカントリーヲタのみなさんにはわかってたんだと思いますが、娘。ヲタとして横目でチラッと見る程度だった自分としては、「みんなが言うほど(アイドルとして)おもしろい子かなぁ?」なんて思ってしまってました。懺悔。

 

 

 

 

 

2017年にモーニング娘。に兼任移籍したときも、もちろん娘。に来てくれて嬉しかったけど、ヲタクとしてちょっと身構えた部分もあったな。

 

 

比喩的な言い方をするなら、ちぃちゃんは相変わらず透明感がありすぎて向こう側が透けて見えてしまうようで、その本質があまり見えてこない。

個人的には、もっと素をさらけ出して色を見せてほしかったんですよね。可愛い部分はもちろん、そうじゃないおもしろい部分とかカッコいい部分とか、汚れや雑味まで含めての色を。

 

 

本人も後々語ってるように、移籍したばかりの頃は人見知り&忙し過ぎて“自分を出す”どころではなかったんでしょう。

いまだに、あのときのツアーで披露された曲の数は異常だったなと思い返すほどです。移籍加入したばかりのちぃちゃんが大変であろうことは、当時からみんな思ってましたよね。

 

 

 

 

でまぁ、娘。加入を歓迎しつつも「まだまだ素が出てきてない気がするなぁ」なんて勝手なことをなんとなく思いつつ応援してて、ようやくちぃちゃんの色が見え始めてきたと思ったのは、2018年の12月に行われたクリスマスイベントのとき。

 

 

いま思えばなんでそう感じたのかよくわからないけど、なんとなくちぃちゃんが一歩前に出てきた気がしたんですよね。遠慮せず、恥ずかしがらず、一歩前へ。

 

 

そこらへんからちぃちゃんのちょっとギャルっぽい部分とかすぐゲラっちゃうところとか、他のメンバーから「ちぃちゃんて意外と……」的なエピソードとかも増えてきて、やっと森戸知沙希という人の色がハッキリ見えてきた気がしてました。全部わたくしの勝手な主観ですけどね。言うまでもなく、ちぃヲタはとっくにそんなのわかってたんでしょうけど。

 

 

 

 

 

 

そこからはもう、モーニング娘。のなかにちぃちゃんがいるのが当たり前(と自然に思えるよう)になって。

 

 

最初に「色が見えない」なんて思ってたのが嘘みたいに、めちゃくちゃ濃い色をしたおもしろい子だと思えるようになって、なんか自分でも嬉しかったです。

モーニング娘。のなかで楽しそうにしてるちぃちゃんを見るのも、嬉しかったなぁ。

 

 

 

 

 

そんなだから、いまこうして卒業をめちゃくちゃ寂しく思えるくらいにちぃちゃんを好きになれたのが少しだけ意外。当時の自分からすれば、ね。

 

 

 

娘。加入から1年以上経ってようやく気付いたよ。ちぃちゃんの魅力に。

 

 

遅い。遅すぎる。

こうして数えてみれば、そこから現在まで3年半くらいしか経ってない。

「ちぃちゃん好きだなぁ。可愛いなぁ。おもしろいなぁ」と心から思えるようになって、まだ3年半しか経ってないじゃないか。

 

 

もっと長いような気がしてた。

まぁ実際はモーニング娘。に入って約5年が経ってるわけだけど、それでも短いと感じてしまう。もっと前からいませんでしたっけ?

 

 

 

 

 

 

 

ちぃちゃんはいつも、さりげなくそこにいてくれた気がする。

 

 

決して自分が前へ前へ出るタイプじゃないけど、さりげなくそこにいて、寄り添って、華を添えて、モーニング娘。を支え続けてくれた気がする。

 

 

 

あぁ、もうあの超おもしろいあっちむいてホイが見られないのか……

 

 

歌やダンスはひょっとしたらいつかまた見られるかもしれないけど、モーニング娘。としてはもう、今日で最後。

 

 

そう、今日ですよ今日。

これ書いてるのは深夜だけど、日付け変わってもう今日です。

 

 

 

ちぃちゃんはみんなに好かれてたよね。

 

 

ファンはもちろん、メンバーにも本当に好かれてた。愛されてた。

それは可愛いからってだけじゃなく、人として敬愛されてたんだろうなぁと思います。

 

 

メンバーのみんながちぃちゃんを愛でてる様子を見るのが好きでした。

 

 

ちぃちゃんがそこにいるだけで平和になる。

ほんわかするときもあるし、ゲラゲラ笑い声が響くときもある。

 

 

ちぃちゃんがいるだけで、ファンもメンバーもみんな笑顔だった気がするよ。

 

 

 

 

可愛い可愛いちぃちゃん。

 

 

いまならオレも言える。

ちぃちゃん可愛い。問答無用で可愛い。

 

 

そして優しい。

 

 

モーニング娘。になってくれてありがとう。

 

 

 

 

 

寂しすぎるけど、武道館で見送ってきます。