ちぃちゃんの卒業まで1週間を切ってしまいました。
卒業発表したときから、どうせあっというまにその日が来ちゃうんだろうなーとは思ってましたが、案の定あっというまに来そうです。
あー卒コンかぁ。
まーちゃんの卒業から半年足らずでまた卒コン。
2018年のはるなんからまー卒まで3年も卒業がなかったことを思うと、これも仕方ないのかなぁと思わなくもないけれど。
それはそうと、なんかこう、もうちょっと「もうすぐ卒業だァッ泣」って雰囲気を出して盛り上げてくれないかな事務所さん。と思うんですよ。
こっちが勝手に「もうすぐかぁ」と思うだけじゃなくてさ、そっちでもっと卒業感を出してほしいというか、いろいろやってほしさ。
これは娘。だけに限ったことじゃないんですが、なんか最近そこらへんに関して事務所さん下手くそじゃない?
あまりにあっさり過ぎていくといいますか、なんか普通に過ごしてたらもう卒業の日が来て、卒コンはそりゃあ感動はするけど、なんとなく唐突感が否めない。
昔はもう少し上手くやってた気がするんだけどなー。
たとえば「半年後くらいに卒業します」と発表されて、そこからあんなことやこんなこと、いろんなイベントをやって「これが最後」的なことがどんどん(ファンにも感じられるように)増えていって、卒業に向けていろんな商品も発売されたりして、寂しくなっちゃうような映像なんかもあったりして。
わたくしが個人的に一番思い出に残ってる卒業は2010年の亀ちゃんジュンジュンリンリンの卒業なんですが(一番ショックだったのはりほりほだけど)、あのときは事務所も上手くやってた気がします。
なんか本当に、刻一刻とタイムリミットが近づいていて、日に日に切なくなる……そんな時間でしたね。
あの時期にわりと急にリリースされた11枚目のアルバム、卒コンでは歌ってないのにやたら当時を思い起こさせるのは、あのとき何度も『愛しく苦しいこの夜に』を聴いて涙していたからなんだろうなー。
そんな想いが当日は最高潮に達し、いやぁ泣いた泣いた。
良いライブでした。ライブ自体も良かったし、卒コンとしても最高だったと思います。
そのあとでは、さゆの卒コンも(卒業前の諸々から含めて)良い卒コンでした。
あのときも卒業の少し前からじわじわと“そのとき”に向けて時間が進んでる感があって、最初で最後の卒業コンサートを上手く演出できていた気がします。
そう、演出なんですよ。
自然に生じるものも大事だけど、ある程度は事務所側が演出しないといけない部分もある。それがここ数年は疎かになっている気がして、ちょっと物足りないです正直。
前はさ、卒業するメンバーのソロイベントとかありませんでした?
りほりほのとき応募して落選して天を仰いだのを覚えてます。
ちぃちゃんのソロイベントなんてなかったよね?というかここ数年の卒業メンバーはみんなやってないよね?
なにしろモーニング娘。に関しては新曲のリリイベすらなかったから。
個別とかリミスタとかそんなんばっかりで、なんか安上がりに済ませられた感がありあり。
それと、曲。曲がないのよ。卒業するメンバーのソロ曲が。
その昔、愛ちゃん、がきさん、れいな、さゆの卒業ではそれぞれソロ曲がありました。『自信持って夢を持って~』『笑顔に涙』『ロックの定義』『シャバダバドゥ~』。
それぞれMVまでありましたよね。
ああいうのがあると、あぁ卒業するんだなぁという時間も湧きます。
いつからそれがなくなった。なんでなくした。
いや、たしかにいまもソロ曲はあるんですよ。
でもそれはほとんどが既存曲のカバーで、しかも卒コン当日に歌われて終演直後に配信されるだけの代物。
せめて卒コンの数日前に出せませんか。
できたらMVとかも撮ってほしいっす。
っていうか今回の新曲でちぃちゃんのソロ曲があってもよかったのにね。
もう1曲追加できませんでしたか。アディショナルトラックでもいいから。初回SP盤にもう1曲追加してほしかったなー。(これは卒業の前に出すというのが大事なのである。卒コン終わったあとじゃなく)
あとはなんだろう……やっぱり涙かな。
卒業を盛り上げるためには、涙が必要不可欠。
だって寂しいんだから。
卒業は悲しいことじゃないっていうけど、んなこと言ったってやっぱり寂しいし切ない。
卒コン当日だけじゃなく、それ以前からそういう涙が出てくるようなシチュエーションが必要で、実際にメンバーの涙を見ると卒業の実感は嫌でも湧いてきます。
無理矢理泣かせろってことじゃないけど、なんかこう、あるじゃんいろいろやりようが。
そもそも卒業前に卒業を実感するような企画とかそういうのがほとんどないんですよね、最近は。
だから実感があまり湧かないうちに日々が過ぎ、気付いたら卒コン当日になってしまっている。
もっとこう、メンバーみんなでわいわい楽しく過ごして、最後にサプライズで卒業するメンバーに軽くメッセージなんか語ったりして、ベタだけどそういうのって必要やん。楽しい思い出作りですよ。そういうの全然ないやんけ。
要するに、最近の事務所さんはメンバーの卒業までの演出がド下手くそになっている、ということ。
おざなりというか、やっつけ仕事というか、ちょっとルーティン化してません?
メンバーが卒業します、日取りを決めます、よほど急じゃない限りシングル1枚くらいは出しましょう、それに伴う個別とかイベントもやりましょう、あとは特にないので卒コン頑張ってください。
この流れがルーティンと化している。
味気ない。これといったカタルシスも感じない。
でもそうなる原因としては、まずハロプロのグループとメンバーが多すぎるからなのかも、と思います。
いまのハローはモーニング娘。以外にもアンジュやジュースが卒業加入制になってるし、他のグループもいずれそうなる可能性はある。
つまり卒業するメンバーがハロプロ全体でかなり増えているということ。
だからひとりひとりにそこまで時間や予算を割いていられないという事情があるのではという推察です。
これがたとえば1年に1人、モーニング娘。メンバーから卒業するだけなら大いに盛り上げていけるけど、毎年何人も何人もいろんなグループから卒業していくとなると、毎度そんなに気合い入れてられませんというわけです。
メンバーを増やし、卒業加入制のグループを増やした弊害。
自分たちで増やしておいてそりゃないだろ、って感じだけども。
だからやめとけと言ったんだ。
卒業加入を繰り返して続いていくグループはモーニング娘。だけでいい。それ以外のグループは、途中で抜けたり増えたりすることはあるかもしれないけど基本的には同じメンバーで活動し、いずれ解散する。
そうやってグループが生まれては消えていく中心に、モーニング娘。だけはメンバーを入れ替えながら続いていく柱となってハロプロを支え続けていく。それがハロプロの正しい在り方なんじゃないかと、最近ますます思うようになりました。
メンバーが増えすぎたせいで、というか卒業していくメンバーが増えすぎたせいで、それぞれの卒業がおざなりにされてしまう。
卒業って1回しかないものだから、もう少し(卒業する1~2ヶ月くらい前から)盛り上げていってほしいんですよねぇ。
であればこそ、ファンは卒業を惜しみつつもカタルシスを感じることができ、「良い卒業ライブだったね」と言って“次”に進めるんじゃないでしょうか。
昔はそれなりに上手くやってたのに、最近は本当に下手になってしまった。
事務所側はもはやメンバーの卒業も「よくあること」としか思わず、そこまで盛り上げるものでもあるまいという気持ちなのかもしれない。バカ野郎め。
そんな気持ちです。
しょうがないので、自分で過去の映像見たりとか、卒業に関していろいろ想いを馳せてみたりとか、セルフで気持ちを盛り上げていこうとしておりますここ数日は。
事務所はなにもしてくれないから、自分で「あぁもうすぐ卒業なんだ……」という気持ちを作っていかないといけない。
でないと、卒コン当日の卒業セレモニーの瞬間まで、卒業をまったく実感できずにいる気がする。それはちょっとイヤなので。
でもやっぱり足りないんだよな~供給が。
もっと最後っぽいものくれよ~。
映像でも楽曲でもなんでもいいからさ~。