先日、モーニング娘。'21が100億年ぶりにおこなったFCイベントの配信を見ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ禍での制限もあり、以前に比べればちょっと物足りない部分もあった気はしますが、全員揃ってのイベントやパフォーマンスがあまりにも久しぶりすぎて、べらぼうな充足感を得た気持ちです。

 

 

あぁこれだ……これを求めていた……

 

 

14人でわいわいがやがや、ボケたりツッコんだり、とにかく微笑ましい。

 

 

そしてモーニング娘。'21としてのパフォーマンス。

やっと全員揃って歌えた『このまま!』。それぞれ数人に分かれてのユニット曲。最後にまた全員で、幸せに包まれる定番曲『ブラボー!』。

 

 

そう、求めているのはこれなんだ。

これがなきゃ何も始まらない。コロナ禍にあっても絶対に止めるべきではなかったものが、そこにあった。

 

 



 

MCでチェルも言ってたけど、これがモーニング娘。'21として(つまり2021年になって)初めて、全員揃ったイベントでありパフォーマンスだったんですよね。

 

 

もう何度も言ってるけど、それってやっぱり絶対におかしいと思うんですよ。

 

 

まーちゃんがお休みしてたから全員揃わなかったという面もあるにせよ、そもそもまー以外の13人が揃うことすら稀で。

 

 

なんでだろう。

改めて考えてみたい。どうしてなのか。

 

 

 

 

 

いったいどうしてこんなことになった?

 

 

コロナによって世界中がなんらかの被害を受けているのはわかる。

ハロプロもその例に漏れず、満足にコンサートや活動ができなくなってしまった。

 

 

そこで最初は、ハロプロメンバーがひとりずつステージに立ち、カバーのバラード曲を披露するという形式を取ってコンサートを再開し始めた。

 

 

だいぶイレギュラーな形式だけど、その頃はまだ何もかも手探り状態だったから仕方ない。

どこよりも早く動いて、どうにかコンサートを再開したことは悪くない判断だったでしょう。

 

 

 

 

そこから徐々にではあるけど、ハロプロ曲を歌うようになったり、数人のチームでステージに立ってパフォーマンスするようになった。

 

 

なんとなくこの流れのなかではその展開は不自然でないような気がしてたけど、そもそもなぜここから「グループでのパフォーマンスの再開」に至らなかったのだろうかという疑問は残る。

 

 

 

 

また自分たちの曲を歌えるようになったから、ハロプロ各グループを数人ずつ4チームくらいに分けてコンサートをやっていきましょう。

 

 

なるほど。それもわからなくはないけど、なぜ「ハロプロ(ハロコン)」にこだわるんだ?

 

 

まぁ百歩譲ってハロ曲歌唱が復活したばかりの頃はそれでもよかったかもしれない。

 

 

でもそこから先はどうだろう。

とりあえずそのハロコンが終わったあたりで、誰もが少なからず「そろそろ単独でのライブも再開できるかな?」と思ったのではないだろうか。

 

 

しかし実際は「次もまたハロコンです」というお知らせ。

そうですか、まぁしょうがない。そうしてハロコンを楽しんで、次の季節がやってくる。次こそは単独か!?そう思ったファンは多いはず。しかし、やはりというべきか、「次もまたハロコンです」のお知らせが来るだけだった。

 

 

 

ここら辺で、さすがに「うーん?」と思わざるを得なかった。

 

 

 

さすがにハロコンはもうよくない?このレベルのハロコンができるなら、単独もできるよね?

そういう考えが徐々にハロヲタ全体に強くなっていったような気がする。

 

 

 

 

 

 

わたくしはもっと前から「単独を再開してくれ」と思っていた人間なので、このハロコン地獄には早々に疑問を感じておりました。

 

 

だって、いまいち納得できる理由が見当たらないんですもの。

 

 

これも何度も言ってるけど、感染対策としてグループでの活動だけに絞って、ハロプロみんなが集まるような活動は極力控えるというならわかるんですよ。とりあえず理屈として成立してる。

 

 

でもその逆はちょっとよくわからない。

実際やってるのはその「逆」のことで、むしろリスクが高いのでは?と思わざるを得ない。でも事務所はそれをずっと続けている。もう2年近くも。

 

 

 

 

 

これは、そんな風に疑問を持つわたくしがおかしいんでしょうか?

 

 

それともやはり、事務所がおかしいんでしょうか。

 

 

 

事務所のこの判断のおかげで、いったいどれだけ「グループとしての活動、時間、思い出、その他諸々」が失われてきたか。

 

 

コロナだからしょうがないと言い聞かせていた心も、さすがにそれが2年続くとなると「これはひょっとしてしょうがなくないのでは?」と気付いてしまう。

 

 

 

「ライブできるだけありがたい」

そうかもしれない。でも、そうじゃなかったのかもしれない。

 

 

本当なら、もっといろんなことができたのかもしれない。

ファンの多くが求めていること、メンバーもたぶん一番求めていること。

 

 

それぞれのグループが、そのグループとしてまた活動すること。ライブすること。

それができたはずだったのかもしれない。

 

 

でも事務所はそれをさせなかった。

いまに至るまで、グループ活動を制限し、ライブはハロコンしかやらせてこなかった。

 

 

 

これは正当か?

 

 

せめて感染対策として理屈の通る判断なら納得もできるけど、そうとは思えないからこんな気持ちになってしまう。

 

 

 

結果的に、事務所のこの判断のせいでグループとして本来なら活動できていた時間が失われてしまったのではないかと、恨みにも似た感情を持つようになってしまう。

 

 

さらに言えば、まーちゃんを始め、この2年で体調不良に見舞われてきたメンバーも身体を壊すことなくいられたのではないかとも思ってしまう。特に心因性の不調を起こしたメンバーは。

(小田ちゃんに至っては、はっきりと「モーニング娘。として活動できていないことにストレスを感じていた」といった旨のことを書いてますし)

 

 

そうすればまーちゃんもこのタイミングでの卒業という結論には至らなかったんじゃないかと――

 

 

思ってしまう。

 

 

 

 

 

 

わたくしがしきりに事務所を糾弾しているのは、その行動に納得がいかないことが多すぎるからです。

 

 

理屈になってない。

なぜそうするのか、まともな理由があるとは思えないことばかりだから。

 

 

モーニング娘。がモーニング娘。としてイベントをするのが9ヶ月ぶりだなんて、どんな理由があればそれを納得することができるでしょう。しかも他のグループはもっと単独でも活動しているのに、ですよ。

 

 

ジュースの横アリ公演の件も、同じく納得できない一件です。

順当な理由が思い浮かばない。それこそ「事務所はジュースを不当に依怙贔屓しているのだ」という子供じみた結論くらいしか出てこないし、実際その通りなんじゃないかという疑念を捨てきれないくらい、もうあの事務所を信用できてない。

 

 

 

 

 

ともあれ、まるで何かの意地を張るかのようにハロコンしかやらない点に関しては本当に謎だし、すぐにでも軌道修正したほうがいいと思います。

 

 

グズグズしてるあいだに、彼女たちのアイドルとしての時間はどんどんなくなっていってしまう。

現に、まーちゃんは卒業を決めてしまった。かっさーも。

 

 

 

彼女たちの貴重な時間を与えるのも奪うのも事務所次第。

 

 

ハロコン……というよりハロプロとしての活動は、事務所のエゴではないですか?

コロナの有無とは無関係に、グループ活動よりそちらを拡大していきたいという思惑。

ファンもメンバーも求めていないものを押し付け、求めているものを奪ってやしませんか?

 

 

 

 

2年ものあいだハロコンばかりをやり続けるという判断は、果たして正しいものだったのでしょうか。

 

 

 

わたくしには、なぜそうしたのか理由がわかりません。

 

 

少なくとも、すんなり納得できるような理由は。

 

 

 

 

もしも事務所が本気で「ハロコンは感染対策として機能するが単独は感染対策として機能しない」と思ってこれを実行しているならば、とんだクソ馬鹿野郎だと言わざるを得ない。

 

 

事務所が馬鹿野郎なせいで彼女たちの貴重な時間が失われてきたのだとすれば、悔やんでも悔やみきれない気持ちです。

 

 

誰か事務所の頭を思いっきりぶん殴ってやってほしい。

 

 

 

 

 

あぁ、アップフロントさん。

 

 

サイコパスなだけじゃなく、おつむも相当悪いのね、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に少し補足しておきましょう。

 

 

これも何度もここに書いてきたことではありますが、ハロコンにしても、それだけやるならばまぁ感染対策として問題はない。

いくつかのチームに分かれて、そのチームとして“だけ”活動するならば。

 

 

でもハロコン以外にも仕事はあって、少ないにせよグループでの活動もしている。

ハロコンのシャッフルチームで各メンバーが別グループのメンバーたちと接触し、そのあとに所属グループに戻ってハロコンでは別チームだったメンバーとも接触する。そしてまたハロコンに戻ってチームと接触する。チームには、ハロプロ各グループのメンバーがもれなく加わっている。

 

 

もしここにコロナ陽性者がいれば、場合によってはウイルスは鼠算式にハロプロ全体に広がっていくでしょう。全グループの全メンバーに。

 

 

しかしグループのみの活動に絞っていれば、仮に感染者が出てもその広がりはグループ内に留めることができます。(関わったスタッフさんとかにもリスクは及ぶけどそれはどっちにしろある)

 

 

どちらがより低リスクであるかは、言うまでもないこと。

 

 

 

そもそも冒頭に書いたFCイベントのように、すでにグループみんな集まって歌って踊ってパフォーマンスしているのに、いまさら単独ツアーや単独ライブをやらなかったところでなんだというのか。

 

 

感染対策のためのハロコンだというのなら、こんなイベントだってやれないはずじゃないですか?単独での武道館やら横アリやらもそう。

でも実際は、他のグループもみんな集まってパフォーマンスする機会はありました。アイドルフェスとかシリイベとかいろいろ。

 

 

ますますわからない。

単独はダメなんじゃないの?いいの?アリなの?だったらなぜツアーを再開しないの?なぜいつまでもハロコンなの?

 

 

この疑問に、果たして事務所は答えられるのでしょうか。

 

 

ファンやメンバーを納得させられる正当な理由が、存在するのでしょうか。

 

 

わたくしにはちょっと思いつきません。

 

 

「結局事務所はコロナの有無に関係なく、ただただハロコンを優先的にやらせたいだけなのだ」という結論くらいしか。

 

 

つまり事務所の運営方針の押し付けですね。決してコロナ対策なんかではなく。

最近はライブ以外でも、なんでもかんでも“ハロープロジェクト”ですし、そういうハロプロ全体商法をゴリ押ししていきたいのでしょう。

 

 

いっそグループなんてなくして、ハロプロという全体でひとつのグループとして売っていきたいくらいの勢いを、最近は感じています。

 

 

それがファンの需要に合っているのならまぁいいんでしょうが、果たしてどうでしょう。

グループとしてよりも、ハロプロとしての活動にばかり時間を割かれてしまうのは、ファンとメンバーの望むところなのでしょうか。

 

 

少なくともわたくしは「くそくらえ」という感じなんですが、それは少数派なのかな。

 

 

 

 

 

 

モーニング娘。が、きちんと“モーニング娘。”として活動できていた頃が無性に懐かしいです。