夏ハロに続き、各グループのイベントも少しずつ予定が立てられてきました。

 

 

 

モーニング娘。は先日、盛りだくさん会の振替が発表され。

 

 

こちら

 

 

なるほどね、と。

 

 

 

要するに、やるのは2ショット撮影とサイン会とトーク会。

2ショットではメンバーとのお喋り禁止で、サイン会は文字通りサインしてもらうだけ。握手はNG。(ここでのお喋りはあり?)

 

 

まぁ握手がダメなのは当然でしょう。

2ショットで何も話せないというのはツラいでしょうが、やれるだけマシと思うしかない。

 

 

もちろんビニールシートやパーテーションなどで仕切りも作りつつの実施。

非接触派のヲタとしては、そこまでしてやらんといかんか、という気もしますけど、そこまでしてやってほしいファンはいるのでしょう。きっと。

 

 

パーテーション越しのトークとか、いよいよ刑務所の面会じみてきましたね。(でもあれこそいまの情勢に相応しい形なのかもしれない)

 

 

 

 

 

やるのは来月。

 

 

しかしここ最近また東京で感染確認者が増えてきてるわけで、大丈夫なのかなと心配せずにはいられません。

 

 

いくら対策を行うとはいえ、不特定多数の人間と近い距離でコミュニケーションをとるわけなので、当然何もしないよりはリスクが増します。

 

 

ここから約1ヶ月で減少してくれればいいですが、すっかり気の緩んだ愚かな人間ども(←言ってみたかった)の行動を鑑みると、むしろまたひどくなりそうな気がしなくもありません。

 

 

そんな折に、2ショット撮影やらトーク会やら。

さすがにまだ早くない?という気持ちと、徐々に再開してくれないと困るよね、という気持ちが消えたり表れたり。

複雑なヲタク心です。

 

 

 

 

(そんなイベント無理してやるくらいなら舞台をやったらいいじゃないかよ……とお約束の愚痴をそっと吐いておく)

 

 

 

 

 

 

 

でも仮にコロナがある程度収束したとしても、こういったメンバーとの接近/接触を伴うイベントはやり方を変えていく必要があるんじゃないかと思わなくもないです。

 

 

というかわたくしは前々から何度もそんなようなことをここで書いてきたんですが、最近思ったのは、握手会は今後ファンクラブ限定のイベントにしたらいいのでは、という案。

 

 

握手会は大雑把に分けると二種類の形式があって、一つはショッピングモールなどで行われる販促イベント。

その場でCDを買ってイベントを見て、その後の握手会に参加できる気軽なパターンのやつ。ZDAもこれですね。

もう一つが、事前にCDのBOXを買って当選したらメンバーと握手ができたりチェキを撮れたりするパターンのやつ。こちらの握手はより長くお喋りできるのが特徴で、それなりのお金を払った分、濃密な体験ができるというわけです。

 

 

 

まぁそのどちらにしても、手と手が直に触れるというのはかなりのリスクになりますよね。

これまでもそうだったけど、これからはさらに人々の意識も過敏になっていくでしょう。「知らない人たちと握手するなんて信じられない!」という価値観の時代が来るかもしれません。

 

 

 

そう考えると、握手会のようなイベントは一切やらないようにするか、もっと限定的で特別な、プレミアムなイベントにするほかない。

 

 

お金を払ってファンクラブに入会し、さらにそのなかから抽選で選ばれた運の良い人だけが参加できるイベント。

それなら人数もいままでのような膨大な数を相手にしなくて済むから接触による感染のリスクも多少は減るし(ついでにメンバーの負担も減るし)、限定的にすることで握手会というイベントそのものの価値も上がるでしょう。

 

 

それは同時にファンクラブの価値も上がることになります。

下世話な話、会員を増やしたいのなら、そうやってファンクラブの“特別さ”を作っていかなくてはなりません。たいして当たらないチケット先行に申し込めることや、やたら値段の高いDVDが買える以上の特別さを。

 

 

 

 

 

そもそも握手会(という名のお喋り会)なんていう、雲の上の存在のアイドルと手を握り合ってお話するイベントがホイホイできていたことがおかしいんですよ。

 

 

ハロプロだって、昔はそんなことできませんでした。

メンバーとの握手会は、基本的にはFCのハワイツアーとかそういうときにだけできる特別なものだったはず。

それがいまや当たり前になって、CDを出すたびに延々と握手漬けのルーティンが待っている。人によっては何度もループして、最後のほうは半ば惰性のように(ヲタ側が)なることもあると聞きます。なんじゃそりゃ。

当初は「音楽を売ってるのか握手(接触)を売ってるのかわからん」なんて皮肉も聞こえてきましたが、最近はそういう声も聞かなくなりましたね。

 

 

 

 

 

まぁ握手会そのものの是非についてはさておき、世の中がこうなってしまった以上、変化は余儀なくされるでしょう。(それは握手会だけに限らないことではありますが)

 

 

 

握手会をファンクラブ限定にすることで生まれるメリットとしては、先述したもの以外で言うと、メンバーが他のことをする時間ができる、とかでしょうか。

 

 

いままで握手会に費やしてきた時間と労力(事務所的にはお金も)を、別のことに費やせる。

代わりとなるようなイベントか、あるいは単純に別の仕事か、歌やダンスのレッスンか、その他諸々。

 

 

コロナ以前は、目を疑うようなハードスケジュールで活動していた子たちですから、接触イベントが減ったらそこも少しはまともになるのでは。

 

 

それと、握手会が気軽に実施され過ぎるせいで、頭のおかしい人間がやってきてメンバーに言うべきではないことを言ってしまう……なんてことも多少は減るかも。

さすがにあからさまな暴言は滅多にないと思いたいですが、たとえば痩せたとか太ったとか野暮なことを言う人や、もっとこうしろとかあれはやめろなど身勝手な指示厨とか、そういう連中を相手にして精神をすり減らすことも、ある程度は少なくなるんじゃないかと。

 

 

ファンとの交流の機会は減ってしまいますが、個人的な想いとしては、彼女たちにはステージで輝いていてほしいので、接触系のイベントで体力や精神を削ったり、ウイルスの感染リスクを増したりしてほしくはないと思うところです。

 

 

 

 

 

 

ちょっと握手会のネガティブな面ばかり書いてしまいましたが、もちろん楽しい面もたくさんあります。

いや、自分はほとんど参加したことないので「あるらしいです」としか言えませんが、一生の思い出になるようなこともきっとあるはず。

 

 

とはいえ防疫的な点では間違いなくこれまで通りにはいかない世界になってしまったわけで、この手のイベントをやめるか、いろいろ模索してどうにかやっていくしかないでしょう。

その案のひとつとして、ファンクラブ限定のイベントにするのはどうですか、という話でした。

 

 

 

 

 

 

問題は、すっかり接触イベの甘い蜜を吸うことに慣れてしまったアップフロントが、そこから脱却できるかどうか。

 

 

リスクを取るか利益を取るか。

あの事務所なら、リスクを負ってでも利益を求めそうな気もしてしまうから哀しい。

そこ(接触)をある程度断ち切って、別のところ(できれば音楽や芝居方面)に活路を見出してくれると個人的には嬉しいですけどね。

まぁ音楽も芝居も厳しい局面ではあるんですが……。