真莉愛ちゃんのお絵描き動画やで!

 

 

 

 

 

 

 

すんごい。

 

 

お絵描き動画とか言ってごめん。

これは立派なイラスト執筆ですわ。

 

 

完成品もすごいけど、それにかける時間とか、細かい部分まで手を抜かない丁寧さとかもすごい。

 

 

 

 

 

真剣なお顔が素敵です。

 

 

途中、チャーハンを差し入れしてもらって喜ぶ真莉愛ちゃんが可愛い。

 

 

 

完成した作品がこちら。

 

 

 

 

 

すんごい。

 

 

本物じゃん。

と言ったら原作に失礼かな。

いや、ここまで上手かったら失礼にはなるまい。

 

 

絵に関して、才能ゼロを通り越してマイナスなわたくしからすれば、これはもう天才の所業と呼びたい。

 

 

服の赤の濃淡とか、髪や首筋の影、麦わら帽子の麦わら感、いまにも敵をブッ飛ばしそうなたくましい拳。すべてが上手い。

 

 

 

ワンピースは初期の頃(単行本が3巻くらいまで出てた頃)から読んでますが、これはもうルフィですね。海賊王に俺はなる。

 

 

まつ毛の数が何本だとか、細かい部分もおろそかにせず原作(原画)へのリスペクトも感じられます。

真莉愛ちゃんらしい真面目さ。

 

 

7時間近くかけて丁寧に丁寧に描ききったという、それだけですごいなぁと思います。

努力と才能の塊ですね。好感しかない。

 

 

Twitterを見てたら、ワンピース好きな界隈の方々にも少しずつ届いてるようで、なんか嬉しかったです。褒められてましたよ。

 

 

 

 

 

描きながら気づいたこともあると話してましたが、実際自分でやってみて初めてわかることってありますよね、創作って。

 

 

創作と言えるほどのものではないですが、前に自分も小説のようなものを(あくまで趣味で)書いてみたことがあるんですけど、いざ書いてみると「これはどうすりゃいいんだ?」と思うことが結構ありました。

 

 

何気なく読んでいた会話文も、誰が誰に対して言ってるのかをさりげなく描写しなくちゃいけない。

毎回セリフのあとに「と〇〇は言った」と続けるわけにもいかないので、いかに「と言った」と書かずに“言った”ことを描写するか、とかいろいろ考えました。

 

 

自分の頭のなかではそのシーンが鮮明に浮かんでるけど、それを文章だけで、他人が読んで同じように想起させられるかどうか。

たいして重要じゃない場面でさえ、そういう部分をちゃんと書かないといけないんだということに気付いたりもしたものです。

 

 

イラストとなるとまたさらに大変そう。

細部をおろそかにしただけで、全然見え方が変わりそうですもんねぇ。絵を描ける人ってホントすごい。

 

 

 

 

っていうかiPadを使いこなして絵を描いてるというだけで「すげぇ!」と思ってしまうよオレは。

ああいうタブレットとかスマホで絵描くと線がふにゃふにゃにならない?手がプルプル震えるイメージしかないんだけど。

最近はレジでクレカ払いにすると紙にペンじゃなくてデジタルなデバイスでのサインを求められることもあって、そういうときまともな字を書けた試しがない。小学生みたいな字になっちゃう。

 

 

時代は進んでますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで今日の一冊。

 

 

サラ・ウォーターズ 『エアーズ家の没落』

(↑は上巻)

 

 

サラ・ウォーターズといえば、“このミス”2年連続1位を獲った『半身』や『荊の城』が有名でしょうが、個人的にはこの作品が印象深い。

 

 

ジャンル的にはホラー……なのかどうか、その辺曖昧な感じがまた良い。

ヘンリー・ジェイムズの『ねじの回転』系の、「これは亡霊が出てくるホラーなのかそれとも人間がおかしいだけなのか」的なやつです。

 

 

何が怖いって、語り手をつとめるファラデー医師はあくまで(最初から最後までずっと)善意や好意でもってエアーズ家の人々に尽くしてきたんだけど、その善意のせいでエアーズ家は滅びてしまったんじゃないかと思わせる展開が怖い。

 

 

ファラデーが良かれと思って余計なことをしなければ、あんな結末にはならなかったんじゃないか……と思えることが。

 

 

実際は、超常的な何かが起こったのか、それとも不幸な事故なのか、ハッキリとは描かれません。

それがまた不気味なんですよねぇ。