青天の霹靂すぎてもう。

 

 

 

こぶしファクトリー活動終了のお知らせ

 

 

 

 

「活動終了のお知らせ」って、こんなにも鋭利に胸をえぐっていくものなんですね。

 

 

最初、なにかの間違いかと思った。

事務所お得意の誤植かと思って「いや何言ってんのよw」みたいなテンションで詳細見たら誤植じゃなかったよ。

間違いであってほしいときに限って間違えないんだから。

 

 

 

 

 

こういう発表があってから言うのもアレなんですが(といっても前にブログで書いたことはありますが)、娘。以外の非つんく曲で一番聴いてるのってこぶしだったりします。

 

 

『明日テンキになあれ』とか『ナセバナル』とか『Oh No 懊悩』とか。

 

 

もちろん唯一のつんく曲『きっと私は』も好きで、何回も聴いてる。

アルバム曲もチラホラと。

 

 

 

前にアイドルのフェスか何かで『明日テンキになあれ』を生バンドで歌ったことがあるじゃないですか。

あの映像がめっちゃ好きで、何度も見返したなぁ。(ニコニコ探せばあるはず)

 

 

 

 

 

自分は決してこぶしの良きファンであったとは言えないから(特に最近はほぼ娘。しか見てないので)解散しますと発表されて「残念」とか「もったいない」とか言う資格もないのかもしれませんけど、そう感じてはいます。

 

 

そりゃあさ、嬉しいわけはないよね。

悲しいし、寂しいに決まってる。

たとえその選択が前向きなものであったとしても。

 

 

 

 

 

 

 

こんなこと言ったら悲観的すぎるかもしれないけど、ブログの文面を読む限りでは、れいれい以外は「こぶしファクトリーを続ける」ことよりも「解散して違う道を進む」ことを選んだわけです。

 

 

もちろんマイナスな気持ちでそう決めたわけじゃなく、それぞれが新しい道に希望を抱いて決めたことだというのはわかる。

でもグループ誕生から5周年を経て、もうそういった決断に至ったということ自体が、ファンとしては寂しいんですよね。

 

 

「もっと続けてほしかった」というのは、ファンとして偽りのない本音だと思います。

いまは別に、その気持ちを押し隠す必要もない。

 

 

 

 

最近は――というわけでもないのかな。どうなんでしょう。

こぶしと似たような境遇だったかつての℃-uteは、5人になって受難を抱えてもそこから活動を続けて10年以上℃-uteであり続けました。

 

 

当時とはハローを取り巻く状況も違うし、時代の趨勢も違うから一概には言えないことだけど、最近は昔よりも早く“アイドルのその先”を見据えて行動に移る子が多いのかなぁという印象をどうしても抱いてしまいます。

 

 

昔よりグループは増えたものの、その期限は短くなっている。

アイドルとして山あり谷ありの時間を長く過ごすよりも、それとは少し違った(あるいはまったく違った)新しい未来を選択し、去っていく。

そういった選択が、昔よりも容易になっているというか、選択肢の一つとして当たり前に存在するようになったというか。

 

 

昔はそれこそ芸能界に入ったからにはできるだけ長く(やれるだけギリギリまで)そこで頑張っていくという考え方がまぁ一般的だったように見受けられたものですが、最近はアイドルをやりながら大学に通うのも普通だし、学業やそれ以外のやりたいことのためにアイドルを諦めるのも驚くことではなくなりました。

 

 

ある意味で、アイドルという仕事が昔より特別ではなくなったのかもしれません。

もちろんそれはアイドルを軽く見てるとかそういうことではなく、単に選択肢の幅が広がり、多様性を容認しやすくなったという意味で。

 

 

良いんだか悪いんだか。

いや、悪いってことはないでしょうが、ファンからすれば「その子(そのグループ)がいなくなってしまう」ということなので、諸手を挙げて喜ぶのはなかなかタフな精神を要求されます。端的に言って、つらい。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと何を言いたいのかよくわからなくなってきましたが。

 

 

どう捉えたらいいのか、なんとも形容しがたい気分です。

 

 

 

れいれいだけハロプロに残って活動を続けるというのが、なんか逆に切ない。

それってつまり5人全員が「こぶしをやめてそれぞれの道へ進みたい」と思ったわけじゃないってことでしょう?少なくともれいれいだけはまだこぶしを続けたかった。でもグループだからしょうがない。そこまでマイナスな気持ちではなかったかもしれないけど、たとえそれがどんなに前向きな選択で、どんなに綺麗な言葉で告げられた決意だとしても、出てきた答えは「解散」だったわけで。

もちろん他のメンバーだって、積極的にこぶしを終わらせたかったわけではないとは思います。悩んで悩んで、迷った挙句に下した決断がそれだったのでしょう。その辺の気持ちは汲んで、野暮なことは言うべきではないのだということはわかるけど、でもいまファンの目の前に提示された結論が覆ることはなく。

 

 

 

 

卒業や解散というのはいつもこんな気持ちになります。

できることなら全力で拒否したいけど、その子が悩みに悩んで下した結論だから前向きに応援したい。ネガティブなことは言いたくないけど、そういう気持ちがまったくないわけでもない。

素直に悲しむことも喜ぶことも難しい、そんな感情。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わずかな時間のあいだに、ハロプロも様変わりしていきますね。

 

 

 

グループが結成されて名前が決まって、それが「こぶしファクトリー」だと知ったときは良くも悪くも驚いたものです。

事務所は正気かよと思ったし、でもまぁ“モーニング娘。”だって似たようなもんかなぁなんて思ったのがついこないだのことのように感じるけど、あれが5年前ですってよ。

 

 

りほ卒のカウコンLVで見た『念には念』の盛り上がりで「うわーこぶし強いなー」なんて思ったのが懐かしい。

 

 

あれから5年ちょっとで解散してしまうなんて、当然ながら誰一人思ってなかったんだなぁと思うとまた感傷に浸ってしまいそうです。