モーニング娘。'20の新曲『LOVEペディア』と『人間関係No way way』のMVフルサイズがきてる。とっくにきてる。
イイね。
どっちも良いよ。とても良い。
まずは『LOVEペディア』。
モーニング娘。としては珍しいことに、すべてが可愛らしい。
曲自体は別に可愛い系というわけではないので、MVや衣装などがここまで可愛いものになるとは思いませんでした。
衣装がピンクってホント珍しい。
そしてMVのセットがちゃんとお金かけられていて、細部までこだわって作ってるな~と嬉しくなりました。
巨大な本をくりぬいたようなあのセットめっちゃいい。その後ろにそれぞれ好きなものを書いたやつがぶら下がってるのもいい。
内容も15期をしっかりフィーチャーしており、3人が先輩たちにいろんなLOVEを教えてもらうというちょっとしたストーリー仕立てなのも好き。
それぞれのメンバーの個性もちゃんとわかって作ってくれてるのが素晴らしいですね。
英語で書かれてる各メンバーの“LOVEペディア”(本のページ)も、訳してみるとそのメンバーらしい愛が書かれてます。
(きっとどこかの誰かが訳した文章をネットのどこかに載せてくれてるはず)
気に入った場面をスクショしようと思ったんですが、全編どこを切り取ってもステキなので選べません。
とりあえず冒頭からもう15期が可愛い。
思わず笑ってしまう可愛さ。
ほまたんいい表情するw
えりぽんが久しぶりに魔法をかけちゃってるのとか、セクシーな小田さんを3人が真似するところも可愛い。
リーダーが15期を抱きしめるこの場面、究極に微笑ましいしヲタクとしては泣ける。
これをサムネにしたのもグッジョブですね。
この曲は歌割りも結構挑戦してて、15期がかなりフィーチャーされてます。個人的にりおちゃんの歌声好きだ。
12期~15期がシングルでこれほど前に出てるのは異例ですよね。
いつもの歌割り多いメンバーがほとんど(まったく?)ソロパートがないのも超珍しい。
しかし『人間関係No way way』のほうは衣装もMVもクールで大人な感じ。
歌割りも、お姉さんチームが多めの構成になってます。
でもちゃんと若手チームにもパートや見せ場はある。
12期13期のソロパートがシングルでこんなに聴けるとは。
もちろんお姉さんたちも負けてません。
ラブぺを聴いてからこちらを聴くと、Aメロのまーちゃん→フクちゃんソロパートでさすがの貫禄を見せつけてくれます。
小田ちゃんも「ちょっと重たい」の一言だけでさすがと思わせてくれる。
若手組が目立つことで、普段から歌割りの多いメンバーの技量のすごさを改めて感じられますね。
ところでこれ『弩級のゴーサイン』のときも似たような歌詞がありましたけど、
児玉さんの持論なのかな。
たしかにそういう場合は多いけども。
映像的にはカッコイイメンバーがたくさん見られて、こちらも全編見どころしかないのでスクショが難しい。
ここ好き。
ここも好き。
サムネもそうだけど、まりあちゃんはクールな表情すると別人みたいになるよね。
みなさんお強い。
ここの小田ちゃんの表情好き。
あかねちんもハイパー美人。
あと今回、かえでぃーの目立ちっぷりやばくないですか。
ラストもかえでぃーのキメ顔でフィニッシュ。
ソロパートも多いし、ようやく本領を発揮できる機会が訪れたなという感じで嬉しいです。
やってみたわかったけど、こっちのほうがスクショしやすい。
ラブぺはやるとなったら30枚くらいになってしまいそうなので自重しておきました。
この2曲は「同じメロディーの曲を歌詞や歌割りやアレンジやダンス違いで作った」ところが最大の売りなわけですが、個人的には人間関係のほうが好みかな。
そう言ってる人多いですよね。
先輩の田中れいなさんも、先日のSHOWROOMでそう言ってました。
人間関係のほうが、アレンジが「ザ・ハロプロ」って感じ。
音も重厚なので、どうしてもこっちに軍配が上がる。
MVは甲乙つけがたいけど、どちらかと言えばラブぺか。
珍しさとか細部までのこだわりとかで勝ち。
まぁどっちも好きですが。
唯一欠点を言うなら、個人的に曲そのもの(メロディー。特にサビ)がそこまで好みではないという点。
嫌いじゃないけど、好きでもない。
贅沢を言うなら、つんくさん以外なら卓偉さんか星部くんに書いてほしかったという気持ちもちょっぴりある。
まぁその辺は音楽の好みの話です。
でもやはりモーニング娘。がつんくさん以外の曲を歌ってると、どうしても違和感をおぼえてしまう部分もあるんですよね。
そこを曲そのものの評価に直結させるのはよくないと自制してはいますが、無意識に感じちゃってるところはたぶんある。しゃあない。
たとえばミスチルがミスチルのシングルとして桜井さん以外の人が作った曲を歌ってたら、曲が悪くなかったとしてもちょっと複雑な気持ちになるじゃないですか。きっと。
それに近い感覚ですね。自分はつんくヲタでもあるので。
この「同じメロディーで別の曲」という試み自体も、果たしてどこまで効果的なのか……と疑問に感じるところもあり。
作詞の児玉さんは10パターンくらい書いたようですし、完成したのもこの2曲以外にもう1曲あって、それも覚えちゃってるから頭のなかで混乱するみたいなことをメンバーも話してました。
そこまで苦労してやるほどのものなのか?と思わないでもない。
事務所が思ってるほど良い試みでもないのでは……という気もしますが、まぁそんなこと言ってもしょうがないか。
この2曲のとにかく素晴らしいところは、普段歌割りが少ないメンバーにもソロパートが多く、ポジション的にも目立っているという点。
それと、どちらもMVが素晴らしいという点。
この2つのためだけでも、この曲をモーニング娘。のシングルにして世に出した価値があるなとは思いました。
まぁ本音を言えば『Hey! Unfair Baby』をシングルにして、ラブぺか人間関係のどちらかを入れてトリプルA面シングルでよかったんじゃないかという気持ちもあるけどね。
ちなみに『KOKORO&KARADA』のMVも、公開から1ヶ月経たずして(現時点で)約132万回再生にまで達しています。
総じて良いシングルなんじゃないでしょうか。
発売はまだ先ですが、2020年は良いスタートがきれそうです。