昨日もチラッと書きましたが、BABYMETALさんのライブに鞘師りほりほがサポートダンサーとして参加していることについて。
いろいろと思ったことがありまして、だけど時間が経つごとに少し変わっていった部分もあるので、順番にいきましょう。(長いです)
まず最初にその情報を知ったときは、まぁそういうこともあるだろうな、とわりと冷静に思いました。
現在フリーなわけだし、べビメタさんのボーカルの方とは出自(広島アクターズスクール)が同じという縁もあるわけだし、なるほどね、と。そうきたか、と。
もちろんこうなると予想していたわけでは全然ないですけど、そこまで驚きはしませんでした。
驚きでいったら、まーちゃんが大学に行ってたことのほうが百倍驚いたかなw
横アリの時点ではまだ、この日限りのサプライズ出演なのか、それともまた出演することがあるのかよくわからない状態でしたが、その直後にイギリスのロックフェスでまたステージに立って踊っていましたね。
あちらの事情に詳しくないのでちゃんと把握できていないんですが、サポートダンサーは3人くらいいて、公演ごとに出演者が代わったりする状態――という認識でいいのでしょうか。
いずれその3人から正式なメンバーが決まるとか決まらないとか、これはある意味オーディションのようなものでもあるとかないとか、そういう話も聞きます。
当初の気持ちとしては、一回限りの出演なら「へ~すごいね!またりほりほがステージに立ってくれて嬉しい!」と思えるものの、べビメタさんの正式なメンバーになるかも?と思うと正直胸中は複雑でした。
決してべビメタさんに不満があるわけではなく(後述しますが、むしろありがたい)それがどこであっても同じ。
ただ個人的な、勝手に理想として思い描いていたのと違うんだよなぁという、贅沢なわがままです。
どこであろうとステージに立ってくれるだけでいい、という気持ちもあります。でもできることなら、まっさらな場所から鞘師里保の新たなスタートを切ってほしい。ソロにしろ新しいグループを組むにしろ、すでに存在するところではなく、鞘師里保というアーティストを一から作り上げてほしい。
まぁ本人からすれば、「簡単に言いやがって!」といったところでしょう。こっちは好き勝手な理想を抱けますが、実際にやるのは物凄く大変。ソロで一からやってくれなんて、「それができれば苦労はしません」と一蹴されるのがオチだろうなとはいうことはわかります。
ただ素直な感想として、理屈ではなく直感で、そう思ってしまったんですよね。
「べビメタさんのステージに立つのめっちゃすごいしありがたいけど、そのまま正式なメンバーにはなってほしくないかも……」と。
仮に正式メンバーになったら、それ以外のことができなくなってしまうのでは?という不安もあります。
りほりほにはダンスだけでなく歌も歌ってほしいしお芝居にもまた挑戦してほしいし、いろんなところでいろんなことをしてほしいと思っているから、その願いが叶わなくなってしまうんじゃないか、という不安。
幸いべビメタさんのファンにもりほりほのダンスは概ね評判がよく、それを見ると鞘師ヲタとして誇らしいです。
何より、感情的に拒否することなく、しっかりパフォーマンスを見て受け入れてくれたことがありがたい。
なのにこんなことを言ってしまうのは不遜にもほどがあるよなぁとわかってはいるものの、あくまで鞘師里保のファン(総意ではなくわたくし個人)の気持ちとしてそう思うのだということをご理解ください。
とまぁ最初はそんな風に思ってたんですが、イギリスのフェスに出てる映像を見ていて少し気持ちが変わりました。
見ました?
ロッキンのグラスステージほどではないですけど、かなり大きい(4万人収容らしい)海外のステージで生き生きと踊ってるわけですよ。完全な正式メンバーではないとはいえ。あのりほりほが。
楽しそうでした。
基本はシリアスな顔をしてるけど、時折り笑顔も見えて、あぁ楽しんでるんだなぁというのがひしひし伝わってきて。
お客さんも、当然ながら外国人だらけ。(あっちから見ればこっちが外国人なんですけど)
そんなステージで踊ってる姿を見てたら、これで良かったのかもなぁという気持ちになりました。
17歳でモーニング娘。を卒業して、一応ハロプロに籍は置きながらも3年間ずっと表舞台から離れ、このままアップフロントにいたところであんな景色はまず見られなかったでしょう。
ソロまたは新グループで一から始めたところで、あんな場所に立てるかどうかはわかりません。いや、立てない可能性のほうが高い。仮に立てるとしてもすぐには到底無理で、二十代のうちに立てたらすごいね、といったところかと。
それがいま、21歳であんな景色を見られるのは、べビメタさんのおかげなんですよね。
もちろんりほりほのやる気と努力と実力があってこそですが、それでもあそこに加われるのは僥倖だったでしょう。
世界を股にかけるべビメタさん。
りほりほは英語も話せるわけだし(まだ一回も聞いたことないけど話せるんだよね?w)もう、願ってもないような状況ではありませんか。
こんな素晴らしい状況にいるのに、「胸中複雑です」なんて思っては鞘師ヲタ失格なんじゃないか、と思ったわけです。フェスの映像を見ていて。
ある種の諦めと共に。
結局自分は、りほりほにどうしてほしいのか、最近よくわかりません。
他の鞘師ヲタさんのように、ただただ感涙にむせぶことができない自分が、なんだか裏切者のような気さえしてきます。
まぁ自分がどう感じようが本人にはなんの影響もないからいいんですけど、かつて想像していた自分の反応となんか違うな、と感じてはいます。
決して興味が薄れたわけではなく。
こんな長文を書いてしまうくらい、いまだに好きではいる。
なのになぜか、気持ちがそこまで盛り上がらない。
いつかまたステージに立ってほしいと願い続けてきたはずなのに、いざそれを目にしたら、喜びよりも戸惑いのほうが大きいのです。
これはどうしたことでしょう。
自分で自分がめんどくさい。
3年待ってるうちにこじらせてしまったのかな。
もちろん、ただ純粋に嬉しい、すごい、ありがたい、という気持ちもあるんですけど、それだけじゃないというのが本音です。
そういったことを感じたのが昨日の夜で、いまは一周まわって「なんでもいいじゃないか」という気持ちになりつつあります。
とりあえずりほりほがステージでカッコよく踊ってるんだから、それでいいじゃないか、と。
それにまだ、実際のところどうなるのかはわからない。
これは鞘師里保第二章のほんのはじまりに過ぎず、これからアッと驚く展開が待ち受けているのかもしれない。こんなめんどくさいヲタクさえ素直に喜ばずにはいられないような展開が。
わたくしの気持ちとしては、そんな感じで二転三転しながら、収まるべきところに収まるかなーという感じです。
鞘師りほりほさんにおきましては、言うまでもなく、こんなこじらせ野郎の戯言など一顧だにすることなく、新たな道をズイズイ突き進んでほしいなと思います。