いよいよ今日から武道館。

 

 

明日には、はるなんがモーニング娘。を卒業します。

 

 

 

 

約7年間。

そう聞くと結構長いなぁと思うのに、振り返ると一瞬なのはなぜでしょう。(もちろん一瞬で振り返っているからですが)

 

 

 

思えばはるなんは、最近では珍しく高校生での加入でした。

 

 

「これで進路希望に“モーニング娘。”って書けます」と泣いて喜んでいた合格発表の日のはるなんをいまでも鮮明に覚えてます。

 

 

 

当時さゆがやっていた配信番組に新メンバーとして出たとき、憧れの道重さんにハグされたはるなんは感動のあまり泣いていましたよね。

 

 

「東京の高校生なのに、なんてピュアなんだ……!」と誰もが思った瞬間でした。(東京に対する若干の偏見がありますが)

 

 

 

最初はメンバーカラーがまさかのチョコレート色で。

 

 

本人も戸惑ったでしょうが、我々も戸惑いました。

苦肉の策でチョコバットを振ったりというエピソードはいまでも伝説として(?)語り継がれるほどです。

 

 

そんなチョコレート色を卒業し、新たにハニー色になる際に「さよならチョコレート」という番組を配信していたのも懐かしい。

あの頃は事務所にもそういった遊び心がありました。

つべに公式のアーカイブが残っているので、見たことがないぜという方はぜひ。

 

 

 

ハロコンのリハーサルだったか、できなくて先生に叱られ涙する映像もありました。

 

 

歌もダンスも未経験で加入し、ブッ飛んだ同期や、全員が年下の先輩(9期)と上手く付き合いながら、本当に頑張ってくれましたよね。

加入してから3年くらいはあまり記憶がないと言ってますが、それほどまでに大変な時期だったのでしょう。

 

 

 

 

そんなはるなんがまず頭角を現してきたのは、やはりトークの面。

 

 

よく覚えてるのが、さゆと一緒に出演したダウンタウン浜ちゃん司会の番組です。(タイトル忘れた)

 

 

家のキン消しが溶けて固まって一個の怪物みたいになったというエピソードで爆笑をさらい、それ以外のところでも(さゆ共々)大活躍してバラエティ界にその名を刻んだ歴史的瞬間でした。(やや誇張)

 

 

いつしか(いつだっけ?)ヤンタンのレギュラーにも抜擢され、そこから何年もお笑い怪獣相手に巧みなトークを繰り広げ、時にゲストのメンバーをフォローしつつ。

 

 

 

そうだ思い出した。

最初は「太鼓持ちキャラ」だったんだ。

 

 

会って間もない相手のことまでサッと褒めることができたのは、頭が良くて観察力があって性格が良いからでしょう。

しかしその本質は、時たま入れ込んでくるさりげない毒舌にあったような気もします。

 

 

観察力があるからこそ、褒めることもできるし、おもしろくイジることもできる。

十代の頃からその能力に秀でていたのは間違いない。

それはこれからの活動にも大いに役立っていくのでしょうね。

 

 

 

 

さゆが卒業してからは、グループの最年長になりました。

 

 

時折り年齢についてイジられたりしてますが、あれもモーニング娘。の伝統と言えないこともない。かもしれない。

 

 

後輩のはーちんにいろいろとイジられてましたけど、なんか昔のモーニング娘。を思い出して懐かしいな~と感じておりました。

昔はああいうのがよくあったのよ。(主に中澤姉さんとか圭ちゃんとかがイジられてたわけですが)

 

 

 

 

これも最初の頃から言われてましたが、オシャレ番長でもありました。

 

 

なんかモーニング娘。で「オシャレ」が代名詞になるほどオシャレなメンバーってそんなにいなかった気がします。

まぁ昔はそもそも私服を見せるような機会もほとんどなく、現役ハロメンのブログがようやく少しずつ始まり出したのも2010年くらいからでした。

 

 

そしてブログというものがハローでも当たり前になったあと出てきた世代が9期10期。

そこではるなんのオシャレっぷりが注目され、いまに至るもオシャレ番長として勇名を馳せることとなりました。

 

 

はるなんのファッションは、オシャレに縁遠くセンスのかけらもない自分のようなヲタク♂でも「可愛い」「オシャレだ」と感じられるから好き。

 

 

行き過ぎてないというか、通にも素人にも理解できるオシャレ。

 

 

 

 

そんなこんなで気付けばサブリーダーになっていたはるなんが、歌やダンスなどパフォーマンス面でも明確に変わってきたなと個人的に感じたのが、2016年あたり。

 

 

もちろんそれ以前から成長はしてたし感じてもいましたが、2016年は「アッ!」と思わず声が出るくらい目に見えて成長したと思うんですよね。

 

 

たぶんこの年の秋ツアーだったと思いますが、千秋楽武道館の公演ではるなんがあまりに成長してなんか雰囲気も違ってたから、これはまさか卒業発表とかしてしまうんじゃないかと公演中ずっとハラハラしてました。

 

 

MCではるなんが神妙な面持ち(そう見えた)でスッと前に出て話し出した瞬間、「ああこれは絶対卒業発表だ。絶対そうだ。オワタ」と一人で落胆し、普通に挨拶してMCが終わり、一人で安堵していた思い出。

 

 

あれはなんだったんだろう、としばらく首をひねっていましたが、最近になって本当に卒業を発表し、「卒業自体は2016年くらいから考え始めていた」みたいな話を聞いて、やっぱりそうだったのかと合点がいきました。

 

 

ほら、まーちゃんもその頃に「はるなん卒業するつもりだ」と思って卒業セレモニーの手紙まで書いたという話をしてたじゃないですか。何かの番組で。

 

 

結局そのときは卒業せず、どぅーやはーちんに先を越されて2018年まで活動を続けることになったわけですが、当時受けた印象は的外れではなかったんだなぁということはわかりました。

 

 

 

 

 

 

まぁそんなことはどうでもよくて、いつのまにかはるなんのパフォーマンスになんの不安も心配もなく、むしろ期待と喜びをもって見ている自分がいて。

 

 

ここまでくるのに、どれだけ努力をしたんだろう。

そう考えると、本当に頑張ってくれてありがとう、という感謝の気持ちがほとばしります。

 

 

 

最近では、トレードマーク(?)だった黒髪ロングの髪を染めたり、前髪を伸ばしてみたり、ますます綺麗に美しくなっていくその姿が眩しい。

 

 

コンプレックスだったという前歯も治して、思い切り笑うことに抵抗がなくなったと話していましたね。

個人的にはあのちょこっと出た前歯も可愛らしくて好きだったんですが、他人から見るものと自分が思うものというのは必ずしも一致しないのが人生。

とにかく、本人が良かったのなら良かった。どっちにしても可愛いから問題はありません。

 

 

 

 

 

そうやって外見もまた変化しつつ、精神的にもどこか吹っ切れたというか、「もう我慢しなくていいでしょ」的な潔さを最近は感じます。

 

 

卒業を決めたからなのか、あるいはそうなったから卒業を決められたのか。

 

 

 

 

 

約7年間。

 

 

思い出したらキリがないですね。

1時間やそこらで7年間の思い出を振り返られるはずもなく、いまこれを書きながらパッと思い出したことだけをとりあえず書いてみました。

 

 

 

 

今日と明日のコンサートで、はるなんがモーニング娘。を卒業します。

 

 

 

どうか悔いのない時間を。

 

 

モーニング娘。として最後の、最高の思い出を。