『マリーゴールド』を観劇したあとに見返す『LILIUM』はまた違った感慨もひとしおだね。

 

 

(あ、ネタバレはありませんので大丈夫です)

 

 

 

マリーゴールドが出てくる場面はどうしても『マリーゴールド』を思い返してしまう。(名称ややこしい)

 

 

ここに来る前にあんなことがあったんだな~とか、あいつあんなことしてやがったんだな~とか、それでも結局こうなってしまってうおおおマリーゴールドォォォとかいろいろ。

 

 

 

そしてやはり『LILIUM』は美しい物語だということも再確認。

 

 

残酷で背徳的で、だからこそ美しい。

 

 

禁忌のなかでしか形成し得ない美というものもあるのだと、LILIUMは教えてくれる。

 

 

 

気付けばもうLILIUMに出演していた娘。メンバーも4人だけになってしまいました。

 

 

 

 

といっても、当時研修生だったかえでぃーを入れれば5人ですが。

 

 

なんだかいま見ると少なく感じますねぇ。

 

 

 

 

 

 

今回マリゴーを観てからLILIUMを見返して、再演というのもアリなのかもしれないと思ったんですよ。

 

 

いままで自分は「LILIUMはこの時期のこの子たちが演じたからこそ最高に美しかったのであって、もう一度やっても初演を超えられるものではない」と思ってました。

 

 

でも他のシリーズ作品を経てLILIUMを見返して、いまこの物語をアップデートして再び演じたらどんなものになるんだろう、という単純な好奇心が湧いてきて。

 

 

LILIUMのパンプレットで末満さんは「これはヴァンパイアの物語ではなく少女たちの物語です」と言っていたけれど、じゃあ今度は「ヴァンパイアの物語」として(シリーズ作品であることを意識して)作り直したら、それはぜひ観てみたいなと。

 

 

シリーズ1作目の『TRUMP』が2015年末にシリーズを意識して肉付けし再演されたように、LILIUMもまたアップデートして再演したらどうだろう。

 

 

何度か言ってますが、LILIUMはシリーズのなかでも異色作だと思うんですよね。

舞台となるのは疑似クランの中だけだし、大人は1人も出てこないし、他作品との繋がりも希薄だし。

 

 

でもLILIUMと繋がりの深い『マリーゴールド』という作品が生まれたことで、LILIUMもシリーズとしての価値を見直す必要が生じたんじゃないかな、なんて思いました。

 

 

「少女たちの物語」であるのと同じくらい「ヴァンパイアの物語」であることを念頭に、いまの末満さんが作り直したらいったいどうなってしまうのでしょう。

 

 

 

 

 

 

そうなるとあれですかね、やはり衣装とかメイクも装飾過多になるんでしょうかね。

 

 

シリーズを増すごとにゴージャスになっていく衣装と、顔色がどんどん白く目の周りが黒くなっていく繭期の吸血種たち。

 

 

LILIUMの段階では衣装もメイクもそこまで派手ではなかったけど、再演したらきっとそこもグレードアップされるんでしょうね。見たい。

 

 

 

 

 

再演だけでなく、LILIUMの前日譚である『LYCORIS』もぜひ観たいな~と思います。

 

 

いっそのことLYCORISとLILIUM繋げちゃえばよくない?

LILIUMの説明的な部分を削れば繋げられないかな。

LYCORISから始まり、中盤くらいでシルベチカが飛び降りて、そこからLILIUMが始まるという流れ。

 

 

無理か。無理だな。

繋げるのも大変だし、時間が3時間くらいになりそうだ。

 

 

末満さんの頭のなかに構想があるものは、どんな形でもいいので作品として世に出してほしいものです。

 

 

いまからでも遅くないから、アップフロントは末満さんに「ぜひうちでLILIUMの再演もしくはLYCORISをやりましょう!スケジュールはちゃんと空けます!」とお願いして実現させるべきです。

アタックNo.1とかやってる場合じゃないんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

というところまでは『マリーゴールド』初日公演を観た翌日に書いてたんですが、昨日の夜に末満さんがこんなツイートをしてらっしゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テンションが鯉の滝登り。(誤用)

 

 

 

最短で7作て。

 

 

『TRUMP』以前の物語が結構ありますねぇ。

確かにクラウスにまつわるアレコレは気になる。

このシリーズ、諸悪の根源は全部クラウスだといっても過言ではないお話なので、彼の人となりを描いた作品は興味ある。

(クラウス自身は悪い人じゃなさそうなんだけど、不老不死である彼の存在そのものが様々な因果を生んでしまっているのです)

 

 

 

そして『雪月花』はリリーが主人公なんだなぁ。

 

 

リリーさん、いまどこで何してるの。

ソフィを探して世界をさまよっているの?

それとも渡米してダンスを習っているの?←

 

 

リリーを演じるのは君じゃなきゃやだよ。

鞘師ヲタの勝手な願望だけど、そこだけは叶ってほしいと心から思ってる。

 

 

このぶんだとまだ『雪月花』は上演されなさそうだし、そのあいだに鞘師さんが帰国してまた芸能活動を再開してたらいいな。

それでまたこのシリーズに出演できたら、こんなに嬉しいことはない。

 

 

なんなら舞台にだけ出演してそのあとまた渡米してもいいから、リリーだけは頼む……。

贅沢を言えば、他の作品もLILIUM関係の物語はできるだけオリジナルのキャスト(つまりハロ関係)で頼む……。

 

 

 

 

 

最短の7作以外にも、いろいろやりたいものがあるみたいですね。

 

 

そんなにも構想が広がっているとは。

 

 

舞台として上演するのが難しいものは、それこそ小説等で描くのはいかがでしょう。

パンフレットの小説は短編にしても短すぎるので、もうちょいボリュームを増やして書き、短編集として売るとか。

紙の出版が難しければ、電子書籍で一編ずつ売るという手もありますし。

 

 

 

 

でもなんにしたって、とにかく時間が足りないのでしょうね。

 

 

末満さん自身が不老不死にでもならないと、すべて実現するのはなかなか困難な道っぽい。

 

 

できる限り形になってほしいものです。