なかなかブログを書く時間がありません。
そしてそれ以上に、書くことが思いつきません。
と思ってたんですが、さきほどロッキンのグッズが発表されて、それについて言いたいことが千個ほどあるんですが、一旦頭を冷やす意味も込めて別の話をしましょう。
というわけで、久しぶりに見た舞台『TRIANGLE』の話でもしようと思います。
界隈ではまた繭期のシリーズ作品についての話題が盛んですが、そんな時流に逆らってアルファ星に行ってきましたよ。
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キリ様ァァァァァァ
ってなるのはしょうがない。
何度見てもいい。
娘。の舞台ではLILIUMが個人的に別格なんですが、このトライアングルも大好きなんですよ。もちろんそれ以降のも好きなんですけど。
キリとアサダがバチバチするシーンが好き。
あいつら2人とも不器用なんや。でも良い奴らなんやで。
かつて9期の初舞台である『リボーン~命のオーディション~』というミュージカルをやったとき、謳い文句に「ファミリーミュージカル」と書いてあったのをご存知でしょうか。
その定義はよくわかりませんが、リボーンと同じくトライアングルも一見「ファミリーミュージカル」っぽいというか、親子で楽しめそうな雰囲気があります。少なくともLILIUMよりはあります。
でも実は何気に物語が奥深くて、たぶん1回や2回見たくらいではきちんと理解しきれないのではと思うほどです。
いまさら細かく説明はしませんが、その時々のキャラの心理描写とか、見る側が考えたり想像したりする余地が多い。
「この〇〇はきっとこういう心境で、だからああいうことを言ったのだろうな」みたいなことが劇中では説明されず、自分で察するしかない。
それはともすれば不親切だけど、でもそこを言葉で全部説明してしまうと野暮になる。
そんな絶妙なラインを、この物語は走っている気がします。
だから何度見ても、「なるほどね~」という発見や納得があるのです。
α編とβ編がありますが、これも両方見ないとしっかり理解できません。たぶん。
できればαから見るのが望ましい。
と自分は思ってる。
αの物語を補足すると同時に奥行きも与えるのがβです。
かといって単純な表と裏なわけでもなく、微妙にパラレルな設定になってるのがまたおもしろい。
演者は大変だったろうな~と思います。
パターンによって、同じシーンの同じセリフでもニュアンスを変えないといけないところもあるんですよね。
同じようで微妙に違うところなんかもあって、よく混乱しないなぁと感心してしまう。
これをあの鬼畜スケジュールで覚えてやってたんだから、本当にたいしたものです。
さすがに大変すぎたのか、これ以降は、2パターンの舞台でも内容はまったく同じでキャストが変わるという方式になりましたね。
でも考えようによっては、去年の『ファラオの墓』と今年の『ファラオの墓~蛇王スネフェール~』は、トライアングルのαとβのようなもの……と言えなくもない……かもしれません。(違うかな)
こういう、戦いとか死人とかがないお話もまた見たい気がします。
そういったわかりやすい盛り上げポイントがない物語をどう魅せるか、というのが作り手の腕の見せ所でしょうね。
オリジナル脚本でそういうの書いてくれないかな。
そういえばあゆみんは、これ以降ずっと男役ね。
タダにフォースに、スネフェルにサライにスネフェル再び……。
また女役のあゆみんも見たいものですが、劇女で毎回話題になるのって大抵男役なんですよねw
ファルス、キリ、バセスカ、スネフェル――。
そう考えると、芝居の上手い子に(主役級の)男役をやらせるのもわかる。
そちらのほうがたぶんファンの印象に残りやすいのでしょう。
普段は見ることのできない新たな魅力が引き出されるのもあって。
まぁそんな感じです。
できればシーンごとに「ここはこれがこうで」と語りたいところですが、さすがに大変なのでやめておきましょう。
お咎めなしかスワスワ使い。(←言いたかった)