さあて野郎ども、恐怖の握手レポの時間だ!

 

 

 

 

というわけで、一昨日のシリイベで最後に通過しなければならなかった難問、握手についてのしょうもない感想を書いてみようと思います。

 

 

なにがしょうもないって、特にレポすべきやりとりなど皆無だったことです。

 

 

 

 

順を追っていきましょう。

 

 

FCイベやシリイベくらいでしか握手をしたことのないわたくし、最近のFCイベは握手なしのものが多いので、必然的に握手自体もシリイベ同様4~5年ぶりとなります。

 

 

もう泡沫サタデーナイトを歌ってるあたりから「あぁこのあと握手があるんだよな……嬉しいような恐ろしいような……」という複雑な心境の板挟みにあっていました。

 

 

 

 

そしていよいよそのとき。

 

 

ヲタ歴17年目の意地で、どうにか平静を装いつつ、先頭にいたフクちゃんに手を差し伸べます。

 

 

しかしその瞬間、生来の人見知りが発揮され、フクちゃんの顔ではなく首元あたりを見ながら握手してしまいそうになる失態。

それはさすがに失礼すぎると思い直し、意思の力を総動員してフクちゃんと目を合わせました。

 

 

「フクちゃんって写真や映像で見るより実際は小柄なんだよな」と、目の前にいるフクちゃんに目を奪われながら、スタッフさんに剥がされる隙もないほどみずから従順にその場を離れて次のメンバーへ。

 

 

そこにいたのは……えーっと、誰だったかな。

 

 

正直順番はほほとんど覚えてない。すまん。

 

 

 

ちなみにこのとき、わたくしは

 

 

 

 

今日はありがとうございました。とても楽しかったです。まさか最後にトキソラを歌うとは思いませんでしたよ。ハハハ。まーちゃんがいなかったのは残念でしたが、復帰するのを心待ちにしてます。みなさんは心の支えです。いつも本当にありがとう。これからも応援し続けるからね!

 

 

 

 

といった意味を込めたほほえみを浮かべ、鷹揚に頷いて握手をしておりました。

言葉は発してません(爆)

 

 

 

 

無理無理。

あんなん、言えるわけないって。

 

 

そもそも言葉が出てこない。

出てきたとしても、一瞬すぎて言い切れない。

おまけに自分、声が低めで声量もないので、なにか言ったところできっと聞き取れないと思う。

メンバーを困らせてしまうだけだから、いっそ最初からなにも言わない覚悟でいったほうがいいかなと思ってさ。っていういいわけ。

 

 

 

 

そんな感じで12人と握手しました。

 

 

途中、あゆみんに「ん?どうした?なにも言わないのか?」という顔をされた気がしないでもなかったですけど、たぶん気のせいでしょう。

 

 

いいんだ。

一人くらい、こうして何も言わず、明らかに慣れてない不器用なほほえみを浮かべて去っていくヲタクがいてもいいじゃないか。

そのぶん彼女たちの負担も(0.01%くらい)減るかもしれない。

 

 

オレはみんなを間近に見て、ありがとうございますと言われ、優しく手を握ってもらっただけで大満足なんだよ。それ以上のなにを望むというんだ。

 

 

 

 

そう、久しぶりにする握手は、久しぶりであるが故に新鮮な感動に満ちている。

 

 

普段、コンサートでもファミリー席(つまり最前になることはまずない)で見ている人間だから、あんな間近でメンバーを拝見する機会なんてないわけだ。

 

 

握手をすることも滅多にない。

だから、こうしてたまの握手はそれはそれは感動する。

何にって、メンバーの美しさに。

 

 

 

最初は何がなんだかよくわからず、メンバーと握手しているという実感もないまま手を差し出してしまったけど、途中(あゆみんあたりから)正気を取り戻し、「アッ、自分はいままさにモーニング娘。'17のメンバーと握手をしているのだ」と気付いてからは、よぉ~くお顔を拝見しようと努めましたよ。

 

 

まるで新規ヲタのよう。

メンバーひとりひとりの美しいご尊顔が、いまも目を閉じれば脳裏に浮かぶ。

(ぶっちゃけ2~3名ほど記憶からなぜか消えてるメンバーもいるけど気にすんな)

 

 

 

 

とにかく思ったのは、ああ、みんなってこんなに華奢で小さくて、ちょっと信じられないくらい可愛いんだよなぁ……ということ。

 

 

知ってはいたけど、改めて驚く。

まず、小さい。単に背が小さいとかではなく、プラモデルでいうところの「スケール」が違う。

我々一般人の標準的なスケールより、一回り小さくできている。

トールキン世界でいうところのホビットのような感じに近い。

 

 

遠くからステージを見ているとまったく感じないのに、実際はこんなに小さいんだよなぁということに感動しました。

それだけ、ステージでは大きく見えるってことですよ。

 

 

 

そしてなにより、美しい。

 

 

この世のものとは思えない。

日頃、ヲタクは自分のことを棚に上げてメンバーのビジュアルがどうだコンディションがどうだとのたまっていますが、そもそもの出来が違うのです。というかもう、同じ人類とは思えない。やはり彼女たちは一般的なヒューマンとは別の種族なのではないか。顔の造形のみならず、全身から発するすべてが美しい。

 

 

とかなんとか本気で思っちゃうくらい可愛かったっす。

 

 

握手した直後、「あれ?握手した記憶がない……」と直前の記憶が飛ぶくらい可愛かった。

 

 

 

みんな可愛かったけど、特に印象に残ったのは小田ちゃんとあゆみん。

小田ちゃん、可愛いよねぇ。

なんだろうね……なんであんなに可愛いんだろうね……不思議だね……(語彙

 

 

あゆみんはちっちゃくてさ。

低い位置から上目遣いで「ありがとうございます」って言ってくれるんだよ。可愛すぎだろうよ。

さっき書いたように、「うん?なにも言わないの?」的な表情だったのも可愛かった。

なにも言えなくてごめんよ。あとから気付いたけど、せめて「成人おめでとう」くらい言えばよかった。フクちゃんにも。ああごめんよ。こんなヲタクでごめんよ。

 

 

メンバーブログ見て、「あけおめ」「ことよろ」と言う手もあったんだなぁと思いました。

そういえば新年になったんだっけ。そんなことすっかり忘れてた。

 

 

 

13期の二人も、かえでぃーはキラキラ笑顔で、研修生時代の印象よりずっと明るい。

やはりデビューできて嬉しいのでしょうねぇ。未来が開けたわけですから。

そんな想いが伝わってくる笑顔でした。

 

 

よこやんも、キラキラニコニコな笑顔で可愛い。

そしてちっちゃい。もしかしてあゆみんより小さい?

人から好かれるように生まれてきましたねあの子は。

誰もが好きにならずにいられないオーラを放ってます。

 

 

 

 

 

 

握手にハマって、個別なりなんなり行くヲタの気持ちもまぁわかるよ。

 

 

あれは確かに、言葉にし難いほどの幸福感に包まれる。

なにひとつ会話をしてない自分ですらそう感じました。

 

 

ある種のファンタジー体験というか、現実に存在しないはずのものに出会った、みたいな興奮がありますね。

「本当に実在したんだ……」という、ヲタ歴17年目とは思えない感想が脳裏をよぎる。

それくらい、非日常的な体験です。

 

 

まぁそれでも自分は非接触系ヲタのままですが、気持ちはわかるなぁと思いましたよ。

 

 

だからといって過度な接触イベがこのまま続いていいとは思わないし、むしろもっと減らして「たまにやるレアイベント」みたいにしたほうが双方にとって有益なんじゃないかという想いを強くしましたけどね。

 

 

握手慣れしてるヲタさんはわからないかもしれませんが、5年ぶりにする握手は新鮮な感動に満ち溢れているぞ!

 

 

握手などという、こんな(良い意味で)恐ろしい企画は、たまにやるくらいでちょうどいいのだ。

 

 

 

 

 

 

それと同時に、これだけ素晴らしくて愛おしいメンバーたちに、自分はどうあってもこれ以上近づくことはできないのだなぁという虚しさにも襲われました。

 

 

別にお近づきになりたいわけじゃないし、むしろ遠くから眺めてるのがちょうどいいと思ってるけど、皮肉なもので、物理的な距離が近づけば近づくほど、メンバーは遠い遠い場所にいるのだという実感が湧いてくる。

 

 

「ファンとメンバー」という距離感が縮まるほどに、それ以外の(言うなれば普通の人間同士の)距離は離れていく気がします。

 

 

そういえば昔はずっとそう思ってたから現場にも行かなかったんだよなーということを思い出したり。

 

 

謎の思い込みに囚われていたんですが、あながち思い込みでもなかったのかも。

 

 

抽象的な言い方だけど、近づくほどに離れていく。

遠くから眺めているくらいが、楽しい幻想を保つためには程よい距離感なのでしょう。

(幻滅するとかそういうことではなく、むしろその逆)

 

 

 

 

 

 

ところであとから知ったんですが、二回目の握手はフクちゃんが座ってやっていたと聞きました。

 

 

三回目はステージでも握手でも普通にしていたので気付かなかった。

原因はわかりませんが、座ってやらせるくらいなら休ませろって、いったいいつになったら学ぶの事務所は。

 

 

こういう小さな無理を積み重ねて、まーちゃんみたいな怪我に繋がってるんじゃないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁそんな感じで、メンバーと一切会話してない握手レポでした。

 

 

レポっていうかただの感想文でした。

しょうもなかったでしょ?