あるときふと『Sexy Boy~そよ風に寄り添って~』を聴きたくなり、つべで検索するとこれが出てきたのでつい見てしまいました。


おそらく、発売されたばかりの今年のひなフェスDVDの映像でしょう。(そのうち買う予定)


本来はいかんのですが、まぁ一曲だけなら……というわけで。










素晴らしいじゃないか!




ひなフェス行ってないのでこれで初めて見ましたけども、セクボ最高!このパフォーマンスも最高やんけ!


なにが嬉しいって、フルサイズで歌ってくれてるところ。


最近ではセクボのフルサイズ、なかなかありませんからね。



メンバーの歌もみんないい感じ。


こういうのをハロステで流してくれよ。
そんで、コメント欄でグジョグジョ批判するヲタク共を黙らせてやろうぜってばよ!




ちょっと話逸れますが、モーニング娘。というのは常に“完成しない”グループです。


メンバーもしょっちゅう入れ替わるから、歌の上手い子もいれば苦手な子もいる、そんなメンバーたちが循環して、決してひとつのまとまった形に落ち着かないグループなわけですよ。


言っとくけど、プラチナ期みたいな状況のほうが異常だからね?モーニング娘。にとっては。


あのときは芸歴も年齢もそれなりに重ねたメンバーが大多数を占めるなかで、メンバー変動も(娘。にとっては長い期間)ほぼなかったから、まとまった形としてパフォーマンスのクオリティアップに努めることができた時期。
メディアに出る機会が減った分、ライブをたくさんやって鍛えたりもできたし、いまみたいにアホなほどの量の接触イベントに時間と体力を削られることもなかった。そういった環境があってのあれですから。


プラチナ期やいまの℃-uteのようなグループは、ひとつの指針として目標にするのはもちろん良いことだと思います。レベルが高いのは事実なので。


でも決してそこがゴールではない。
モーニング娘。は、そこを終着点として活動しているわけではないでしょう。


万が一そこをゴールと定めるのであれば、いますぐ卒業加入制度を廃止したほうがいい。
グループの精度を高めるという目的にとって最も障害となるのは、頻繁に繰り返されるメンバーの入れ替わりですから。


そうしないのであれば、やはりモーニング娘。というのは常に完成しないグループなのです。それを楽しむグループなのですよ。


何度も書いてますが、最近のハロヲタはあまりにも実力原理主義に陥りすぎているように見受けられます。


誰かと誰かを安直に比べて、歌の上手い下手を素人目線で“審査”し、下手なほうを叩く。
それが当たり前だと思っている。歌が下手なら、ボロクソに叩いても良いと思っている。


個人的には、彼女たちの歌唱力の有無なんて、あくまで多々ある魅力のうちの一つとしか思っていません。


歌が上手いのは確かに大きな魅力。でもそれがすべてではない。


歌が上手いからといってその子が好きになるとは限らないし、下手だからといって嫌いになるわけでもない。


そもそも、よ。


いま「歌が上手い」とされているメンバーだって、最初から上手かった子なんて片手で数える程度しかいませんやん。


℃-uteだって最初からいまのような℃-uteだったわけではないし、アンジュルムだってJuice=Juiceだってそう。プラチナ期も同じ。


あやちょなんて、スマイレージになったばかりの頃は4人中一番歌えないメンバーだったじゃないですか。岡井ちゃんも最初は全然歌割りなかったし。


それがいまではあれだけ歌えるようになっている。
なぜかといえば、数年かけて成長したからです。


じゃあいま歌が下手な子だって、頑張って成長している最中なんじゃないの?
どうしてそれがわからないかな。どうしてそれを見守れないのかね。


どうして安易に“いま”だけを見て決めつけて批判する?
いったい何を求めてるの?オマエラは誰の、なんのファンなの?
応援したいの?それともただ粗探しをして批判して自己満足に浸りたいだけなの?馬鹿なの?


そう言いたくなるヲタクが本当に多い。


まぁこれは、すべてヲタだけが悪いわけではなく、そういう風潮に持っていった事務所にも責任はあると思いますけどね。


プラチナ期のハイレベルなパフォーマンス力が(数年後に、だけど)大ウケし、「それこそがハロプロ印」みたいになったもんだから、全体の方向性もそっち(パフォーマンス重視)に持っていき、それをハロプロの価値とした。


なのにモーニング娘。だけは古来からの卒業加入システムを崩すことなく存続させて、そのパフォーマンス重視の趣向とは正反対のやり方をいまだに続けさせている矛盾。


しつこいようだけど、実力主義と卒業加入システムは相容れないものですよ?


ハロプロ自体の方向性が初期~黄金期の頃とは大きく変わったのに、娘。の卒業加入システムだけは変えてないから、そこにいびつさが生じてしまうわけです。


そしてそれをちゃんと理解して応援してるヲタはいいけど、それがわからない一部の単細胞なヲタは、そのいびつさによる弊害(歌がどうとか)を批判する。



それが、いまのハロプロ界隈で起きている現象だと思います。


ある意味で、いまの娘。メンバーは受難の時代を生きているとも言えますね。


10年選手の先輩やグループを引っ張るエースまでも立て続けに卒業してしまい、そんなシステムと周囲との齟齬、一部ヲタの無理解の中で頑張っている。






話を最初のところに戻しますが、そんな受難な状況の中で、このセクボのパフォーマンスは実に素晴らしい。
娘。を批判してるヲタクの眼前に突き付けて、オラオラこれ見ろよこれ聴けよまだなんか文句あんのかよなんか言ってみろよギャフンと言ってみやがれよ。


と言いたい勢いです。



まぁそんなことは本当はどうでもよくて、ただただこの曲いいよね!めっちゃ盛り上がるよね!と言いたかっただけなんですけどね!




最近娘。に対する風当たりが強いなーと思うことが多いので、ついついこういう話をしたくなってしまう。


オレに言わせりゃ、どんな娘。だって魅力的でおもしろいし、いつだって楽しく応援できるグループですよ。


だから、つまんないことでいちいちネチネチ批判せずにはいられないヲタなんかを見ると不思議でしょうがない。
言ってることはわからんでもないけど、だからなに?それも娘。の長い歴史の中のひとつの出来事でしょう?としか思いません。


そうやって応援していれば、また徐々にメンバーが成長したり変化があって、それもおもしろい。


それがモーニング娘。の良さだと思ってます。


単純に「歌唱力の高いグループ」とか「ダンスが上手いグループ」とかではなく、常に変化し、様々な魅力が集ったグループだと。


つんく♂さんだって、そうやってプロデュースしていたはずですけどね。
モーニング娘。をただのアイドルともアーティストともせず、歌が苦手な子まで含めての“エンターテインメント”だと。







以上。


また長々とすみません。