例の刺傷事件があったから言うわけではなく、前々から思っていたことではありますが。
というかあの事件の被害者の方はアイドルではなくてシンガーソングライターだというのが正しいみたいですね。
マスコミとしてはアイドルであってくれたほうがセンセーショナルだと考えているんでしょうが、そういう俗悪なところが、マスコミが嫌われる要因だと思うんですけども。
まぁそれはともかく、ここではアイドルの話を。
ひと昔前まで、世に知られた“アイドル”というのはほんの一握りしかおらず、まさに雲の上の存在、ザ・芸能人、みんなの憧れといった感じだったと記憶しています。
しかし最近ではやたらと数も増え、自分でそう名乗りさせすれば誰もが「アイドル」を称することができるような時代になりました。
ファン(一般人)との距離もいろんな意味で近くなり、威光という点に関しては凋落したと言わざるを得ないでしょう。それが良いか悪いかはともかく。
それは、握手会等の接触イベントが当たり前になったことも大いに関係しているのでしょうね。
ハロプロですら、それとは無縁ではいられなくなりました。
というかもはや、それ無しではやっていられないような状態になったのかもしれません。事務所としても、ファンとしても。
そうなった(アイドルとファンの距離が近くなった)きっかけは様々でしょうが、やはりAKBの存在が一役買っていたことは否定できない事実ではないでしょうか。
あのグループは、アイドルに関して本当に色々なことを変えました。
もちろん良いこともあります。
アイドルというものをこれほど一般化して間口を広げたのは称賛に値するでしょう。
まぁ「アイドルの一般化」というより、「ヲタクの裾野を広げた」と言ったほうが正しいかもしれませんけどね。それは逆に、アイドルというものをより「ヲタクの楽しみ」として根付かせてしまったとも言えます。ヲタク自体が増えた代わりに、非ヲタクとの境界はより深くなってしまった気がしないでもないです。(あれ、結局褒めてない)
そしてなにより、アイドルがファンと接触する機会を増やし、両者の距離感を大幅に縮めてしまいました。
個人的には、「縮めて“しまった”」という言い方をしたい心地なんですが、これは人によっては「縮めて“くれた”」とも思うかもしれませんね。
とにかく、AKBはその活動によってアイドルというものの価値観をより低位置に落とし込み、そこで商売を成功させるやり方を定着させました。
それは、他のアイドルをも巻き込まずにはいられないほどの勢いでの定着であり、そういう意味ではやはり凄かったと言わざるを得ないでしょうね。必ずしも良い意味とは限りませんけども。
アイドルというものを「雲の上の存在」から「我々が立っているのと同じ地面」にまで引き下げた代償は、決して小さくはありません。
それによって得たものもたくさんあるでしょうが、失ったものも計り知れないなと自分は思うわけです。
まぁいまさらAKBを糾弾したいわけではありませんけども、もしあのグループがいなかったら、アイドル界はどうなっていたでしょうね。
いまより良くなっていたのか、悪くなっていたのか。
良い悪いなんて一概には言えないし、考えても意味のないことではあるんですが、時々考えてしまいます。
繰り返しますが、本当にAKBはアイドルに関するいろいろなことを変えました。
いまでは当たり前になっているようなことも、AKBが台頭する以前にはなかったことだってたくさんあります。
その変化は、客観的に見れば「良くも悪くも」といった事柄ではありますが、個人的な意見を言わせてもらえば、「悪くも」の割合のほうが多いのでは、というのが本音。具体的に挙げていくとキリがないので割愛しますが。
最近では「どうしてハロヲタはAKBを嫌う人が多いのかわからない」なんて声もあるみたいですけど、それまつまり、そういうことも関係しているということです。(他にも、プラチナ期の頃はいろいろと邪魔されたという恨みもあると思うけどw)
こんなことを書いたら、AKBのファンは不快に思うでしょうか。
でも、別になにもかもAKBが悪いと言いたいわけではないのですよ。
ただ、現在のアイドル文化の一端を担ったのは間違いないでしょうし、それは必ずしも良いことばかりではなかったというだけの話。
自分は、どちらかといえばアイドルは遠くから崇めるように眺めたい派なので、こうも身近な存在にまでしてしまったことについて、多少の憂慮を禁じ得ないなと思う次第です。
まぁ最近ではAKBに対してそういった忌避を感じないアイドルファン(ハロヲタ含む)も少なくないようなので、平和になったなぁと思いますね。
これは、ハロヲタに関して言うならば、ハロプロが以前よりも豊かになったからだと言えるでしょう。
つまり、余裕があるからいちいちAKBのやることに腹を立てたりもしなくなったということ。
加えて、AKBも当時(ハローでいうプラチナ期あたり)に比べればだいぶおとなしくなったというのもあるかなと。(ただ慣れただけ、というのもありそう)
とはいえそのせいで、今度は外(主にAKB)にではなく、ハローの内々に向かって敵愾心のようなものが蔓延している節があるのは困りものですが。
と、別にAKBの話をするつもりはなかったんですが、現在のアイドルの価値観について語ると、どうしても名前を出さないわけにはいかないのだとわかりました。
アイドル文化が広がったのは良いことだけど、その分、アイドルのありがたみみたいなものも薄くなった気がしないでもないこの頃なので、こんな話をしてみましたよ。
そういえば娘。が出る今週のMステでは、AKBと共演するんですよね。
それについて特に思うことはありませんが、そう考えること自体、自分も平和になった(あるいは無関心になった)なぁと感じるところです。
というかあの事件の被害者の方はアイドルではなくてシンガーソングライターだというのが正しいみたいですね。
マスコミとしてはアイドルであってくれたほうがセンセーショナルだと考えているんでしょうが、そういう俗悪なところが、マスコミが嫌われる要因だと思うんですけども。
まぁそれはともかく、ここではアイドルの話を。
ひと昔前まで、世に知られた“アイドル”というのはほんの一握りしかおらず、まさに雲の上の存在、ザ・芸能人、みんなの憧れといった感じだったと記憶しています。
しかし最近ではやたらと数も増え、自分でそう名乗りさせすれば誰もが「アイドル」を称することができるような時代になりました。
ファン(一般人)との距離もいろんな意味で近くなり、威光という点に関しては凋落したと言わざるを得ないでしょう。それが良いか悪いかはともかく。
それは、握手会等の接触イベントが当たり前になったことも大いに関係しているのでしょうね。
ハロプロですら、それとは無縁ではいられなくなりました。
というかもはや、それ無しではやっていられないような状態になったのかもしれません。事務所としても、ファンとしても。
そうなった(アイドルとファンの距離が近くなった)きっかけは様々でしょうが、やはりAKBの存在が一役買っていたことは否定できない事実ではないでしょうか。
あのグループは、アイドルに関して本当に色々なことを変えました。
もちろん良いこともあります。
アイドルというものをこれほど一般化して間口を広げたのは称賛に値するでしょう。
まぁ「アイドルの一般化」というより、「ヲタクの裾野を広げた」と言ったほうが正しいかもしれませんけどね。それは逆に、アイドルというものをより「ヲタクの楽しみ」として根付かせてしまったとも言えます。ヲタク自体が増えた代わりに、非ヲタクとの境界はより深くなってしまった気がしないでもないです。(あれ、結局褒めてない)
そしてなにより、アイドルがファンと接触する機会を増やし、両者の距離感を大幅に縮めてしまいました。
個人的には、「縮めて“しまった”」という言い方をしたい心地なんですが、これは人によっては「縮めて“くれた”」とも思うかもしれませんね。
とにかく、AKBはその活動によってアイドルというものの価値観をより低位置に落とし込み、そこで商売を成功させるやり方を定着させました。
それは、他のアイドルをも巻き込まずにはいられないほどの勢いでの定着であり、そういう意味ではやはり凄かったと言わざるを得ないでしょうね。必ずしも良い意味とは限りませんけども。
アイドルというものを「雲の上の存在」から「我々が立っているのと同じ地面」にまで引き下げた代償は、決して小さくはありません。
それによって得たものもたくさんあるでしょうが、失ったものも計り知れないなと自分は思うわけです。
まぁいまさらAKBを糾弾したいわけではありませんけども、もしあのグループがいなかったら、アイドル界はどうなっていたでしょうね。
いまより良くなっていたのか、悪くなっていたのか。
良い悪いなんて一概には言えないし、考えても意味のないことではあるんですが、時々考えてしまいます。
繰り返しますが、本当にAKBはアイドルに関するいろいろなことを変えました。
いまでは当たり前になっているようなことも、AKBが台頭する以前にはなかったことだってたくさんあります。
その変化は、客観的に見れば「良くも悪くも」といった事柄ではありますが、個人的な意見を言わせてもらえば、「悪くも」の割合のほうが多いのでは、というのが本音。具体的に挙げていくとキリがないので割愛しますが。
最近では「どうしてハロヲタはAKBを嫌う人が多いのかわからない」なんて声もあるみたいですけど、それまつまり、そういうことも関係しているということです。(他にも、プラチナ期の頃はいろいろと邪魔されたという恨みもあると思うけどw)
こんなことを書いたら、AKBのファンは不快に思うでしょうか。
でも、別になにもかもAKBが悪いと言いたいわけではないのですよ。
ただ、現在のアイドル文化の一端を担ったのは間違いないでしょうし、それは必ずしも良いことばかりではなかったというだけの話。
自分は、どちらかといえばアイドルは遠くから崇めるように眺めたい派なので、こうも身近な存在にまでしてしまったことについて、多少の憂慮を禁じ得ないなと思う次第です。
まぁ最近ではAKBに対してそういった忌避を感じないアイドルファン(ハロヲタ含む)も少なくないようなので、平和になったなぁと思いますね。
これは、ハロヲタに関して言うならば、ハロプロが以前よりも豊かになったからだと言えるでしょう。
つまり、余裕があるからいちいちAKBのやることに腹を立てたりもしなくなったということ。
加えて、AKBも当時(ハローでいうプラチナ期あたり)に比べればだいぶおとなしくなったというのもあるかなと。(ただ慣れただけ、というのもありそう)
とはいえそのせいで、今度は外(主にAKB)にではなく、ハローの内々に向かって敵愾心のようなものが蔓延している節があるのは困りものですが。
と、別にAKBの話をするつもりはなかったんですが、現在のアイドルの価値観について語ると、どうしても名前を出さないわけにはいかないのだとわかりました。
アイドル文化が広がったのは良いことだけど、その分、アイドルのありがたみみたいなものも薄くなった気がしないでもないこの頃なので、こんな話をしてみましたよ。
そういえば娘。が出る今週のMステでは、AKBと共演するんですよね。
それについて特に思うことはありませんが、そう考えること自体、自分も平和になった(あるいは無関心になった)なぁと感じるところです。