昨日はなんだか微妙にかまってちゃんみたいなブログを書いてしまってすみません←
そういうつもりはなかったんですが、ああ書かないと話が進められなかったのでつい。
さて、そんなひとつ前の記事に書いたようなことを思ったので、ようやくりほりほの自叙伝『17歳の決断』を読む覚悟ができたわけです。
17歳の決断/鞘師 里保

¥2,000
Amazon.co.jp
なかなか本屋に売ってないという声をブログでもTwitterでもいくつか耳にしました。
自分も、本屋を3~4軒回ったあげく、近所の小さい本屋で一冊だけ見つけるという感じでした。もっと仕入れやがれこんにゃろう。
ところでこの本、想像してたより薄いな……そのわりに高いな……と思った人は正直に手を挙げなさい。はい、下ろしてよろしい。
でもなかなか質の良い紙を使ってるんですよね。
写真もたくさんあって、ちょっとした写真集っぽくもあるからしょうがないのかな。
それはさておき、感想をチラッと。
微妙にネタバレするので、未読の方はご注意ください。
一章ごとに書いていきたいところですが、それだとこの本と同じくらいの分量になってしまいそうなので、全体のざっくりした印象を書きましょう。
この本を読んで、強く伝わってきたことがふたつ。
ひとつは、ダンスに対する愛と情熱と飽くことのない探求心。
はじまりは6歳から。
そこからずっと、いまに至るまで、りほりほはダンスを追い求めてきたのだということがガンガン伝わってきました。
モーニング娘。に加入してからは歌も好きになったと言いますが、それでもやはり、一番にあるのはダンスなんでしょうね。
同じくダンスを愛するダンスの先生方に対して、「『私のほうが好きなんですけど』って、ちょっとライバル心が芽生えたりもしました(笑)」という話が微笑ましくもそれを物語っています。
りほりほにとっては、モーニング娘。というグループと同じかそれ以上に大切で、自分の核となるものがダンスなのかな、と思いました。
すべてはそれ(ダンス)ありきなのでしょう。根っからのダンサー。
モーニング娘。でいろんなことを学び、今度はもっと広い世界に出て、さらにいろんなことを学ぼうとしている。
正直、“モーニング娘。というグループ”として考えるなら、りほりほはまだ卒業するべきではなかったと思います。
グループのことを思えば、その中心となるメンバーが真っ先に辞めてしまうのは誰も歓迎しないでしょう。
でもだけど、それもこれも本人の意志あってのこと。
事務所とファンにとっては残念なことに、どうやら本人の見据える先は、もうモーニング娘。すらも通り越してしまったようです。
もう誰も鞘師里保を止めることはできないんですね。モーニング娘。でさえ。
わかったよ。存分にやってくれ、りほりほ。
そしてできれば、いつかその成長した姿をまたステージで見せてほしいです。
で、もうひとつは、つんく♂さんに対する信頼感。
最近('15以降)もちょこちょこ連絡は取ってるみたいな話は何度か聞いたことがありますが、つんく♂さんが総合プロデューサーを離れたことについての気持ちって、意外と誰も語ってないんですよね。
少しですが、そのことについても触れていたのが印象的でした。
りほりほの話を聞いて、やっぱりハロプロメンバーにとって、つんく♂さんというのはとても大きな存在だったんだなぁと改めて思います。
つんく♂さんがあそこまでメンバーを上手くプロデュースできていたのは、一人ひとりをしっかりと見て、理解していたからなのでしょう。
ときには当人よりも、その子のことをわかっていたり。
さすが、「東京のお父さん」の名は伊達じゃない。
つんく♂さんが総合プロデューサーを離れたことについて、事務所からちゃんと聞かされるよりも前になんとなく(コンサートなどで)違和感をおぼえていた、とりほりほは言います。
おいおいメンバーにも最初は言ってなかったのかよとツッコミたいところですがまぁそれは置いといて、要はそれくらい、ハロプロのパフォーマンスにとってもつんく♂さんは大きな存在だったということでしょう。
それもまた、りほりほが娘。を卒業する理由やきっかけのひとつだったのかなぁ、なんて思ってしまうところ。
いつも言ってるように、こういう大きな決断をするとき、理由はひとつではないと思うんですよ。
りほりほの卒業が前向きなものであるのはきっと間違いないんだろうけど、でも何もかもが前向きな要素ばかりではないのもまた真なのかなと。
嫌だとか辛いとまではいかずとも、辞めることによって肩の荷が下りるものは、たぶんいくつかあるはず。
それらが少しずつ重なり合って、「卒業する」という選択を後押しした可能性は、充分あると思います。勝手な推察ですけど。
大きな理由としては、この本に書いてあるように、ニューヨークで刺激を受けたこととか、さゆが卒業したこととか、「このままじゃ自分がダメ人間になってしまうんじゃないか」とか、いろいろあったんでしょうね。
つんく♂さんの総合P離脱というのも、そのうちのひとつだったのかもな~と。
なんにせよ、りほりほにとってもつんく♂さんは大きくて信頼できる存在だったということが、この本で改めてわかりました。
そのことが嬉しかったし、だけどいまは(たとえ娘。にいたとしても)以前より接点が薄くなってしまったことが残念だなぁとも思います。
りほりほだけじゃなく、たぶんハロメンみんなにとって重要な存在だったであろうだけに。
離れてしまったいまは、なおさらその大切さを実感してるのかもしれませんね、メンバーたちは。
他にもいろいろと思ったことはありますが、今日のところはこれくらいにしといてあげましょう。
でもこれを読んで、余計に愛おしくなっちゃったよネー。
りほりほの過去も、現在も、未来まで。
だからいま遠くにいるってことが寂しいよりほりほ。
オレたちゃこの行き場のない寂しさと愛おしさを抱えて、過去の映像を見たり、たまにメンバーが報告してくれる近況とかで飢えを凌いでいかなくちゃならないんだぜ。早く帰っておいでー!w
ってまだ行ったばっかりか……。
小さい頃のりほりほの写真、可愛いわー。育てたいわー。
こうして写真を見ると、いつの時代のりほりほもとにかく可愛い。知ってたけど可愛い。
自分にとっては、りほりほはいつまでも“主人公”です。
上手く言えませんが、そんな感じがする。
だからこそ好きになったんでしょうね。
あとがきで「推し変したい気持ちもわかるから無理して待っててくれなくても大丈夫ですよ?(笑)でも本当に待っててもらえるのなら嬉しいので、気長に待ってもらえたらなと思います」みたいなことを書いていたりほりほ。
では気長に待たせてもらいましょう。
少なくとも自分にとっては、君の代わりは居やしないんだから。


またそのうち書くかもしれないけど、とりあえずの感想でした。
そういうつもりはなかったんですが、ああ書かないと話が進められなかったのでつい。
さて、そんなひとつ前の記事に書いたようなことを思ったので、ようやくりほりほの自叙伝『17歳の決断』を読む覚悟ができたわけです。
17歳の決断/鞘師 里保

¥2,000
Amazon.co.jp
なかなか本屋に売ってないという声をブログでもTwitterでもいくつか耳にしました。
自分も、本屋を3~4軒回ったあげく、近所の小さい本屋で一冊だけ見つけるという感じでした。もっと仕入れやがれこんにゃろう。
ところでこの本、想像してたより薄いな……そのわりに高いな……と思った人は正直に手を挙げなさい。はい、下ろしてよろしい。
でもなかなか質の良い紙を使ってるんですよね。
写真もたくさんあって、ちょっとした写真集っぽくもあるからしょうがないのかな。
それはさておき、感想をチラッと。
微妙にネタバレするので、未読の方はご注意ください。
一章ごとに書いていきたいところですが、それだとこの本と同じくらいの分量になってしまいそうなので、全体のざっくりした印象を書きましょう。
この本を読んで、強く伝わってきたことがふたつ。
ひとつは、ダンスに対する愛と情熱と飽くことのない探求心。
はじまりは6歳から。
そこからずっと、いまに至るまで、りほりほはダンスを追い求めてきたのだということがガンガン伝わってきました。
モーニング娘。に加入してからは歌も好きになったと言いますが、それでもやはり、一番にあるのはダンスなんでしょうね。
同じくダンスを愛するダンスの先生方に対して、「『私のほうが好きなんですけど』って、ちょっとライバル心が芽生えたりもしました(笑)」という話が微笑ましくもそれを物語っています。
りほりほにとっては、モーニング娘。というグループと同じかそれ以上に大切で、自分の核となるものがダンスなのかな、と思いました。
すべてはそれ(ダンス)ありきなのでしょう。根っからのダンサー。
モーニング娘。でいろんなことを学び、今度はもっと広い世界に出て、さらにいろんなことを学ぼうとしている。
正直、“モーニング娘。というグループ”として考えるなら、りほりほはまだ卒業するべきではなかったと思います。
グループのことを思えば、その中心となるメンバーが真っ先に辞めてしまうのは誰も歓迎しないでしょう。
でもだけど、それもこれも本人の意志あってのこと。
事務所とファンにとっては残念なことに、どうやら本人の見据える先は、もうモーニング娘。すらも通り越してしまったようです。
もう誰も鞘師里保を止めることはできないんですね。モーニング娘。でさえ。
わかったよ。存分にやってくれ、りほりほ。
そしてできれば、いつかその成長した姿をまたステージで見せてほしいです。
で、もうひとつは、つんく♂さんに対する信頼感。
最近('15以降)もちょこちょこ連絡は取ってるみたいな話は何度か聞いたことがありますが、つんく♂さんが総合プロデューサーを離れたことについての気持ちって、意外と誰も語ってないんですよね。
少しですが、そのことについても触れていたのが印象的でした。
りほりほの話を聞いて、やっぱりハロプロメンバーにとって、つんく♂さんというのはとても大きな存在だったんだなぁと改めて思います。
つんく♂さんがあそこまでメンバーを上手くプロデュースできていたのは、一人ひとりをしっかりと見て、理解していたからなのでしょう。
ときには当人よりも、その子のことをわかっていたり。
さすが、「東京のお父さん」の名は伊達じゃない。
つんく♂さんが総合プロデューサーを離れたことについて、事務所からちゃんと聞かされるよりも前になんとなく(コンサートなどで)違和感をおぼえていた、とりほりほは言います。
おいおいメンバーにも最初は言ってなかったのかよとツッコミたいところですがまぁそれは置いといて、要はそれくらい、ハロプロのパフォーマンスにとってもつんく♂さんは大きな存在だったということでしょう。
それもまた、りほりほが娘。を卒業する理由やきっかけのひとつだったのかなぁ、なんて思ってしまうところ。
いつも言ってるように、こういう大きな決断をするとき、理由はひとつではないと思うんですよ。
りほりほの卒業が前向きなものであるのはきっと間違いないんだろうけど、でも何もかもが前向きな要素ばかりではないのもまた真なのかなと。
嫌だとか辛いとまではいかずとも、辞めることによって肩の荷が下りるものは、たぶんいくつかあるはず。
それらが少しずつ重なり合って、「卒業する」という選択を後押しした可能性は、充分あると思います。勝手な推察ですけど。
大きな理由としては、この本に書いてあるように、ニューヨークで刺激を受けたこととか、さゆが卒業したこととか、「このままじゃ自分がダメ人間になってしまうんじゃないか」とか、いろいろあったんでしょうね。
つんく♂さんの総合P離脱というのも、そのうちのひとつだったのかもな~と。
なんにせよ、りほりほにとってもつんく♂さんは大きくて信頼できる存在だったということが、この本で改めてわかりました。
そのことが嬉しかったし、だけどいまは(たとえ娘。にいたとしても)以前より接点が薄くなってしまったことが残念だなぁとも思います。
りほりほだけじゃなく、たぶんハロメンみんなにとって重要な存在だったであろうだけに。
離れてしまったいまは、なおさらその大切さを実感してるのかもしれませんね、メンバーたちは。
他にもいろいろと思ったことはありますが、今日のところはこれくらいにしといてあげましょう。
でもこれを読んで、余計に愛おしくなっちゃったよネー。
りほりほの過去も、現在も、未来まで。
だからいま遠くにいるってことが寂しいよりほりほ。
オレたちゃこの行き場のない寂しさと愛おしさを抱えて、過去の映像を見たり、たまにメンバーが報告してくれる近況とかで飢えを凌いでいかなくちゃならないんだぜ。早く帰っておいでー!w
ってまだ行ったばっかりか……。
小さい頃のりほりほの写真、可愛いわー。育てたいわー。
こうして写真を見ると、いつの時代のりほりほもとにかく可愛い。知ってたけど可愛い。
自分にとっては、りほりほはいつまでも“主人公”です。
上手く言えませんが、そんな感じがする。
だからこそ好きになったんでしょうね。
あとがきで「推し変したい気持ちもわかるから無理して待っててくれなくても大丈夫ですよ?(笑)でも本当に待っててもらえるのなら嬉しいので、気長に待ってもらえたらなと思います」みたいなことを書いていたりほりほ。
では気長に待たせてもらいましょう。
少なくとも自分にとっては、君の代わりは居やしないんだから。


またそのうち書くかもしれないけど、とりあえずの感想でした。