ジェデダイア・ベリー 『探偵術マニュアル』
探偵術マニュアル (創元推理文庫)/ジェデダイア・ベリー
￥1,231
Amazon.co.jp
雨が降り続ける名もない都市の“探偵社”に勤める記録員アンウィンは、ある朝急に探偵への昇格を命じられた。抗議のため上司の部屋を訪れるも、そこで彼の死体を発見してしまい、否応なく探偵として捜査を開始するはめに。だが時を同じくして都市随一の探偵が失踪、謎の女が依頼に訪れ…アンウィンは奇々怪々な事件の迷宮へと足を踏み入れる。ハメット賞受賞の驚異のデビュー作。（Amazonより）
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』にも似た不思議な雰囲気の世界で（でもそこまで幻想的ではない）、映画『インセプション』のような展開が（でもそこまでスマートでもなく）、『不思議の国のアリス』の調べに乗って奏でられる（でもそれほどナンセンスではない）探偵物語。
ある日突然、探偵への昇進を言い渡された記録員のアンウィン。
探偵になどなりたくない彼は、昇進はなにかの間違いであると上司に報告しようとするも、上司は死んでいた。
アンウィンが担当している探偵シヴァートも行方不明になってしまい、しょうがないのでしぶしぶ探偵の役を買って出るアンウィンは、徐々にこの「探偵社」の秘密へと迫っていく。
都市を舞台にした探偵物語と、ファンタジックな幻想物語の融合という珍しい作品。
眠り病の助手や、謎の女、悪の総本山であるサーカス団などなど、細部にも凝っていて楽しい。
ビジュアル的にも映えそうなので、映像化してもおもしろいかもしれない。
普通のミステリーに飽きた、という方におススメです。
と思ったけど、もう絶版なのかな。
翻訳モノは、5年も経たずに市場から消えるから困る。
古本屋などをお探しください。
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雨が降り続ける名もない都市の“探偵社”に勤める記録員アンウィンは、ある朝急に探偵への昇格を命じられた。抗議のため上司の部屋を訪れるも、そこで彼の死体を発見してしまい、否応なく探偵として捜査を開始するはめに。だが時を同じくして都市随一の探偵が失踪、謎の女が依頼に訪れ…アンウィンは奇々怪々な事件の迷宮へと足を踏み入れる。ハメット賞受賞の驚異のデビュー作。（Amazonより）
村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』にも似た不思議な雰囲気の世界で（でもそこまで幻想的ではない）、映画『インセプション』のような展開が（でもそこまでスマートでもなく）、『不思議の国のアリス』の調べに乗って奏でられる（でもそれほどナンセンスではない）探偵物語。
ある日突然、探偵への昇進を言い渡された記録員のアンウィン。
探偵になどなりたくない彼は、昇進はなにかの間違いであると上司に報告しようとするも、上司は死んでいた。
アンウィンが担当している探偵シヴァートも行方不明になってしまい、しょうがないのでしぶしぶ探偵の役を買って出るアンウィンは、徐々にこの「探偵社」の秘密へと迫っていく。
都市を舞台にした探偵物語と、ファンタジックな幻想物語の融合という珍しい作品。
眠り病の助手や、謎の女、悪の総本山であるサーカス団などなど、細部にも凝っていて楽しい。
ビジュアル的にも映えそうなので、映像化してもおもしろいかもしれない。
普通のミステリーに飽きた、という方におススメです。
と思ったけど、もう絶版なのかな。
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