警告。
以下に書かれた文章は、りほりほ卒業について、一人のヲタの醜い本音がたっぷり詰まっている。特に後半。
不快な気持ちになりたくない諸氏は、さっさとスルーしてしまうことをおすすめする。
アメンバー限定にしようかとも思ったけど、アメンバーがあまりいない奴がやってもむなしいだけなので普通に更新。
さて、この世の鞘師ヲタはみな少なからず頭がおかしくなってるらしい。いや、鞘師ヲタじゃなくてもなってるらしい。
自分もご多聞に洩れず、りほりほがブラックコーヒーを飲むというだけでなんだかすごく寂しくなってしまうレベルに至りました。
まぁ味の好みはもちろん人それぞれなんだけど、いろんな意味で急速に大人になっちゃってるなぁ……と。
どぅーも言ってましたよね、去年はまだ子供らしい部分が残ってたけど、今年になってからの鞘師さんは俄然大人になったって。
まだ17歳よ。全然子供でいていい歳だよ。
『今すぐ飛び込む勇気』の歌詞じゃないですが、そんなに大人に成り急がなくても……。
でもそうさせてしまったのは、モーニング娘。であり、事務所であり、ファンであるのかもしれません。
これを「哀しいこと」と捉えるのはりほりほに失礼かなぁとも思うんですが、親心系ヲタとしては、もう少しゆっくりと成長していく彼女を見守りたかったです。おんなじことばっか言ってるな自分。
先日のライブMCでは“友達”の話になり、そこで恒例の自虐ネタ「うち友達一人もいない」発言をしたらしいですが、もしりほりほに親友と呼べるような人が(東京に)いたとしたら、未来は変わっていたでしょうか。それでも結局変わらなかったでしょうか。
れいなのブログを見たら、友達に誕生日を大いに祝ってもらったみたいですね。
りほりほにもそんな友達がいたら、あるいは。
メンバーだっていいんだよ。
名古屋公演の楽屋は9期の4人だったらしいけど、「今まで滅多に4人で固まったりしなかったのに」なんて言わないで、もっと早くからそうしていればよかったんだ。
10期みたいに遊びに行ったりお泊りしたりすればよかったのに。9期は9期なりの絆があったんだとは思うけど、いまさらになってそれを目に見える形で確かめたって、もう残された時間は少ないのに。
勝手なことを言ってるな自分、と思います。
そうならなかったのは、そうならないだけの理由があったからなのでしょう。別にそれが悪かったわけでもないですし。
でもやっぱり本音を言えば、りほりほにはモーニング娘。のなかで、他でもないあのメンバーたちのなかで、一緒に笑い合って泣き合って成長していってほしかったんですよね。ファンの気持ちとしては。
だから、りほりほの決意がどんなに立派でも、どこか寂しさを隠せないのです。
醜い我が本心を晒してしまえば、きっと自分は彼女たちにある程度“不自由”でいてほしいのでしょう。
アイドルという、ハロプロという、モーニング娘。という籠のなかで輝く彼女たちを見ていたいのでしょう。
その不自由さに、安心していたのだと思います。
籠の外に飛び出して、本当の自由なんて掴んでほしくなかったのだと思います。
まったくもって自分勝手で傲慢な想いですが、それがファンというものなのかなと都合よく解釈してみたり。
親のような気持ちにはなっても、所詮(当たり前ですが)親ではないのです。
血縁でもないし、知り合いですらない。
本当に心の底から「自由に生きなさい」なんて思えないのでしょう。
だってファンですからね。ファンは、その娘のことをずっと見ていたいし、ずっと応援していたい。その枠組みから逸脱してしまうことを心から歓迎できるはずがない。
自分は「鞘師里保」のファンであるけど、「モーニング娘。鞘師里保」のファンでもあります。
後者の未来がなくなってしまうことを、本気で喜べるはずがないのです。
もっと今のメンバーと一緒に活動してほしかったし、次の舞台も楽しみにしていたし、また横浜アリーナのような大きい会場でモーニング娘。として歌って踊ってほしかった。
それらが一気に潰えてしまったことが、ただひたすら、それはもう徹底的に、軽く人生観が変わってしまうくらいに、哀しいのです。
「それが本人の望みならいいじゃないか。それで本人が幸せになるのなら」
そう思いもするんですが、「本当にそうか?」という醜い自分もいたりして。
結局は自分が楽しみたいだけ、幸せでいたいだけじゃないのか?自分の目の届く範囲で、ちょっと不自由な籠のなかで頑張っている彼女たちを見て、自分が幸せになりたいだけじゃないのか?本気でそうじゃないと言えるか?どんなに寂しい選択でも本人の望みなら構わないと、そう心から思えるのか?
と言う自分が。
それに口籠ることしかできない自分がまた矮小で嫌になります。
せめてあと数年……誰もが「モーニング娘。としてやりきった」と思える卒業だったなら、ここまでそんなことを思うこともなかったのでしょう。
素直に、「これからの鞘師里保にも期待してます!」と言えたのでしょう。
早いんだよなぁ。早すぎたんだよなぁ。
本人としてはこれがベストタイミングだったのかもしれないけど、モーニング娘。ファンとしては、やはり早すぎた。まだまだ物足りなかった。りほりほのいるモーニング娘。をもっと見ていたかった。贅沢で傲慢でわがままな欲深い願いだとしても、それが本音だった。
要は、それなんです。一番心を揺らしている理由は。
もちろん、一人のアーティストとしてりほりほがさらに成長していくことも楽しみではありますよ。こんな若さで物凄い決断をしたことも本当に立派だと思うし、心から尊敬します。それに嘘はありません。
でも自分は、どうしようもないくらいに「モーニング娘。のファン」なのです。
そしてそのなかでも、鞘師里保のファンであった。
そんなりほりほがモーニング娘。からいなくなってしまうというのは、なんとも形容しがたい複雑な事態と言えましょう。
あの卒業発表以来(いつのまにか二週間以上経っている)、あれやこれやと言葉を尽くしてそれをブログに書き殴ってきたつもりなんですが、いまだにきちんと言葉にできた自信がありません。
「こんだけ書いといてそれかよ」と思われそうですが、上手くまとめられないんですよね。わかりやすい結論を出せない。だからずっとこんな調子なんだと思います。
そしてここまで書いて、一昨日のモー女を聴いてしまったからもうアカン。
大人の分別もへったくれもかなぐり捨てて、ドン引き覚悟でただただ子供のようなわがままな本音を書かせてください。
オレはりほりほのファンだけど、彼女が娘。に加入する10年前から“モーニング娘。”というグループのファンなのよ。その視点から言わせてもらうなら、さゆが卒業して1年経ったとはいえ「まさにこれからが大事」なグループを残してエースがいなくなってしまうのはどう考えたって心から納得することなんてできるわけがない。鞘師推しとしてなんだかんだ理屈で言い聞かせることはできても、娘。ヲタとして心の底から納得するなんて到底無理だ。メンバーも言ってたように、オレもこの13人でしばらく続いていくのだろうなと思ってたし、グループのことを考えればそうあるべきだった。しかし彼女はどうやらメンバーの誰にも相談することなく、一人で悩み、一人で決めて、一人でさっさといなくなってしまうというじゃないか。おいおい、娘。はどうするんだ。そもそもどうして同期にも相談せずに一人でウンウン考えたんだ。確かにりほりほの人生ではあるけど、モーニング娘。はグループなんだ。そこを抜けるというのは、もはや一人の問題じゃない。グループ全体の問題だ。いまここでエースが抜けることが娘。にとってどれほど大打撃になるか、わからないわけじゃあるまい。せめて相談くらいはするべきだった。決めてから「決めました」なんて言ったって遅いんだ。ちょっとカッコつけすぎじゃないか?少しは道重先輩を見習っておくれよまったく。グループ、そして他のメンバーのことはもちろん、ファンの気持ちはどうなる。宙ぶらりんのまんまだ。モーニング娘。に加入したからには、ファンは全力で応援するし、卒業するときには大いに感謝しながら盛大に祝福して送ってやりたいんだよ。ファンにそうさせてあげるのもアイドルの仕事のひとつじゃあないのかね。ファンも本人も納得いくまで活動して、みなに祝福されながら去っていく。言うなればそれが親孝行ならぬファン孝行みたいなもんだ。なのにそれをせず、通例の卒コンもなしに残り二ヶ月で急にいなくなってしまうなんてあんまりじゃないか。きちんと祝わせてもくれないのか。各自ご自由にってか。思い出を振り返る暇だってない。モーニング娘。を卒業するということは、メンバーにとってももちろんだけど、ファンにとっても重大事なんだ。そんなあっさりさようならなんて言えるはずがないんだ。それなのに。ああそれなのに……。
こないだ行ったパシフィコ公演で見たツアーグッズのMFタオルには、「モーニング娘。'15を全うします」と力強い筆で書かれていた。ありがとう。その心意気は立派だと思う。でもオレはりほりほに、モーニング娘。'15じゃなくて「モーニング娘。人生」を全うしてほしかった。それとももう、本人的には充分全うしたんだろうか。わずか5年でなにもかもやり切ったのだろうか。それならそれでいいんだけども、ファンとしてそう思えないのが辛い。まだまだできたでしょと思えてしまうのが辛い。このみじめったらしい未練を断ち切るためにも、もう少しモーニング娘。として活動してほしかったよりほりほ。あなたがモーニング娘。にとって、いやアイドル界においてどれだけ重要な人物だったか理解していたかい?こうして突然いなくなってしまうことがどれほど衝撃か、オレたちの気持ちがわかるかい?わからないよな。当たり前だ。オレたちだってあなたの、メンバーたちの気持ちはわからないんだから。わかりたくてもわかれない。想像することしかできない。きっとりほりほも、精一杯想像して、ファンがどう思うか、他のメンバーがどう思うか考えに考えたんだろうね。そのうえで決めたんだということだけはわかるから、なんも言えないのが辛いよ。いやこうして言っちゃってるんだけど、こんなのは全部無意味だってわかるから辛いのさ。不満とか寂しさとか納得できない気持ちとかそういうのを全部ぶつけてみたところで、「はい。でももう決めたんです」と言われてしまえばこっちはなにも言えなくなる。それは最上の慈悲が込められた拒絶だ。他人がつけ入る隙なんて1ミリもありゃしない。オレたちにできることは、この卒業を惜しみながら、これからの鞘師里保ならびにモーニング娘。を変わらず応援していくかそれともヲタ卒して去っていくか選択することだけだ。ふたつにひとつ。まさか2015年の暮れにこんな二択を迫られるとは思わなかった。まだこれからも13人のモーニング娘。が続いていくもんだとばかり思っていたよ。ちくしょう、モーニング娘。はいつもこうだ。ようやく形が定まったと思ったらいつも誰かがいなくなる。まるでずっと泳いでないと窒息して死んでしまう魚みたいに、同じところに留まってはくれない。出会いと別れがベルトコンベアに乗って運ばれ続けてくる。拒否することはできない。応援するかしないか、その二択しか選べない。まったく、なんてことだ。
これらは全部、どうしようもないくらいに勝手な、わがままな駄々でしかないのは自分でもわかってる。メンバーにはメンバーの想いが、事情が、人生がある。でもそれがオレたちにはよく見えないから、こっちの都合だけで受け入れたり、反発したり、納得したフリをするしかない。せめて鞘師さん、もうちょっと言葉を尽くしていろいろ語ってくれんかのう。気持ちは言わなきゃ伝わらないよ?それとも伝えたい気持ちなんてもうないのかい?あるいは誰にも言えない事情があるんだろうか。それはそれで気になってまた病んでしまうな。めんどくさすぎるぞ自分。そんなことばかり考えてたら、こんな醜い本音を吐露してしまうほど不安定になってしまった。ああ情けない情けない。ここに書いたのは全部本音ではあるけれど、だからこそそんな自分が嫌になる。
と、およそブログに書くべきではないことをグダグダと書き連ねてしまって申し訳ない。
こんなこと、本人にはとても聞かせられません。
でもここで吐き出しておかないと、これからもずっとこのモヤモヤを抱えたままでいることになりそうな気がして、耐えきれずに書いてしまいました。デトックスってやつです。
りほりほの努力、苦悩、希望、決意、未来、ちゃんとわかってますよ。
それについては散々書いてきました。前向きな気持ちだって一応持ってはいます。
自分は気楽なヲタという立場の人間だからこうして勝手なことばかり言えますが、実際あのステージに立ち、センターで歌い踊り、よりたくさんの高レベルなものを要求される人間にしかわからない壮絶な苦悩やプレッシャーというのがあるのでしょうね。
そこまでわかっていながら、言葉を飲み込むことができない脆弱な精神をお許しください。
ヲタというのは業の深い生き物ですね。(……ん?一緒にするなって?)
みなさんはどうなんでしょう。自分の推しがいま突然いなくなったとしたら、どう感じるのでしょうか。
スッキリ受け入れて、サッパリ諦められるのでしょうか。
ヲタ歴15年の人間から出る問いとは思えない新規ファンのような質問ですが、ほら、いつまでも初心を忘れちゃいけないって言いますし。
女性アイドルのヲタとは、かくも苦しいものなのか。
好きになればなるほど苦しい結末が待っているなんて、なかなかエッジが効いている。ちょっと効き過ぎなくらいに。
あとはもう、幸せだった日々を懐かしみながら、これからの未来も幸せであることを祈るほかないのでしょうね。
あぁ、カッコ悪いなぁ自分。
りほりほのようにカッコよく生きたいものです。
干支一周分も年下の女の子に、なにひとつ及ばない自分が情けない……。
二週間以上経って、多少は落ち着いたかと思ったんですけどね。
なにかちょっとしたきっかけでまた不安定になってしまう。いかんいかん。
来月までには安定させます。たぶん。
以下に書かれた文章は、りほりほ卒業について、一人のヲタの醜い本音がたっぷり詰まっている。特に後半。
不快な気持ちになりたくない諸氏は、さっさとスルーしてしまうことをおすすめする。
アメンバー限定にしようかとも思ったけど、アメンバーがあまりいない奴がやってもむなしいだけなので普通に更新。
さて、この世の鞘師ヲタはみな少なからず頭がおかしくなってるらしい。いや、鞘師ヲタじゃなくてもなってるらしい。
自分もご多聞に洩れず、りほりほがブラックコーヒーを飲むというだけでなんだかすごく寂しくなってしまうレベルに至りました。
まぁ味の好みはもちろん人それぞれなんだけど、いろんな意味で急速に大人になっちゃってるなぁ……と。
どぅーも言ってましたよね、去年はまだ子供らしい部分が残ってたけど、今年になってからの鞘師さんは俄然大人になったって。
まだ17歳よ。全然子供でいていい歳だよ。
『今すぐ飛び込む勇気』の歌詞じゃないですが、そんなに大人に成り急がなくても……。
でもそうさせてしまったのは、モーニング娘。であり、事務所であり、ファンであるのかもしれません。
これを「哀しいこと」と捉えるのはりほりほに失礼かなぁとも思うんですが、親心系ヲタとしては、もう少しゆっくりと成長していく彼女を見守りたかったです。おんなじことばっか言ってるな自分。
先日のライブMCでは“友達”の話になり、そこで恒例の自虐ネタ「うち友達一人もいない」発言をしたらしいですが、もしりほりほに親友と呼べるような人が(東京に)いたとしたら、未来は変わっていたでしょうか。それでも結局変わらなかったでしょうか。
れいなのブログを見たら、友達に誕生日を大いに祝ってもらったみたいですね。
りほりほにもそんな友達がいたら、あるいは。
メンバーだっていいんだよ。
名古屋公演の楽屋は9期の4人だったらしいけど、「今まで滅多に4人で固まったりしなかったのに」なんて言わないで、もっと早くからそうしていればよかったんだ。
10期みたいに遊びに行ったりお泊りしたりすればよかったのに。9期は9期なりの絆があったんだとは思うけど、いまさらになってそれを目に見える形で確かめたって、もう残された時間は少ないのに。
勝手なことを言ってるな自分、と思います。
そうならなかったのは、そうならないだけの理由があったからなのでしょう。別にそれが悪かったわけでもないですし。
でもやっぱり本音を言えば、りほりほにはモーニング娘。のなかで、他でもないあのメンバーたちのなかで、一緒に笑い合って泣き合って成長していってほしかったんですよね。ファンの気持ちとしては。
だから、りほりほの決意がどんなに立派でも、どこか寂しさを隠せないのです。
醜い我が本心を晒してしまえば、きっと自分は彼女たちにある程度“不自由”でいてほしいのでしょう。
アイドルという、ハロプロという、モーニング娘。という籠のなかで輝く彼女たちを見ていたいのでしょう。
その不自由さに、安心していたのだと思います。
籠の外に飛び出して、本当の自由なんて掴んでほしくなかったのだと思います。
まったくもって自分勝手で傲慢な想いですが、それがファンというものなのかなと都合よく解釈してみたり。
親のような気持ちにはなっても、所詮(当たり前ですが)親ではないのです。
血縁でもないし、知り合いですらない。
本当に心の底から「自由に生きなさい」なんて思えないのでしょう。
だってファンですからね。ファンは、その娘のことをずっと見ていたいし、ずっと応援していたい。その枠組みから逸脱してしまうことを心から歓迎できるはずがない。
自分は「鞘師里保」のファンであるけど、「モーニング娘。鞘師里保」のファンでもあります。
後者の未来がなくなってしまうことを、本気で喜べるはずがないのです。
もっと今のメンバーと一緒に活動してほしかったし、次の舞台も楽しみにしていたし、また横浜アリーナのような大きい会場でモーニング娘。として歌って踊ってほしかった。
それらが一気に潰えてしまったことが、ただひたすら、それはもう徹底的に、軽く人生観が変わってしまうくらいに、哀しいのです。
「それが本人の望みならいいじゃないか。それで本人が幸せになるのなら」
そう思いもするんですが、「本当にそうか?」という醜い自分もいたりして。
結局は自分が楽しみたいだけ、幸せでいたいだけじゃないのか?自分の目の届く範囲で、ちょっと不自由な籠のなかで頑張っている彼女たちを見て、自分が幸せになりたいだけじゃないのか?本気でそうじゃないと言えるか?どんなに寂しい選択でも本人の望みなら構わないと、そう心から思えるのか?
と言う自分が。
それに口籠ることしかできない自分がまた矮小で嫌になります。
せめてあと数年……誰もが「モーニング娘。としてやりきった」と思える卒業だったなら、ここまでそんなことを思うこともなかったのでしょう。
素直に、「これからの鞘師里保にも期待してます!」と言えたのでしょう。
早いんだよなぁ。早すぎたんだよなぁ。
本人としてはこれがベストタイミングだったのかもしれないけど、モーニング娘。ファンとしては、やはり早すぎた。まだまだ物足りなかった。りほりほのいるモーニング娘。をもっと見ていたかった。贅沢で傲慢でわがままな欲深い願いだとしても、それが本音だった。
要は、それなんです。一番心を揺らしている理由は。
もちろん、一人のアーティストとしてりほりほがさらに成長していくことも楽しみではありますよ。こんな若さで物凄い決断をしたことも本当に立派だと思うし、心から尊敬します。それに嘘はありません。
でも自分は、どうしようもないくらいに「モーニング娘。のファン」なのです。
そしてそのなかでも、鞘師里保のファンであった。
そんなりほりほがモーニング娘。からいなくなってしまうというのは、なんとも形容しがたい複雑な事態と言えましょう。
あの卒業発表以来(いつのまにか二週間以上経っている)、あれやこれやと言葉を尽くしてそれをブログに書き殴ってきたつもりなんですが、いまだにきちんと言葉にできた自信がありません。
「こんだけ書いといてそれかよ」と思われそうですが、上手くまとめられないんですよね。わかりやすい結論を出せない。だからずっとこんな調子なんだと思います。
そしてここまで書いて、一昨日のモー女を聴いてしまったからもうアカン。
大人の分別もへったくれもかなぐり捨てて、ドン引き覚悟でただただ子供のようなわがままな本音を書かせてください。
オレはりほりほのファンだけど、彼女が娘。に加入する10年前から“モーニング娘。”というグループのファンなのよ。その視点から言わせてもらうなら、さゆが卒業して1年経ったとはいえ「まさにこれからが大事」なグループを残してエースがいなくなってしまうのはどう考えたって心から納得することなんてできるわけがない。鞘師推しとしてなんだかんだ理屈で言い聞かせることはできても、娘。ヲタとして心の底から納得するなんて到底無理だ。メンバーも言ってたように、オレもこの13人でしばらく続いていくのだろうなと思ってたし、グループのことを考えればそうあるべきだった。しかし彼女はどうやらメンバーの誰にも相談することなく、一人で悩み、一人で決めて、一人でさっさといなくなってしまうというじゃないか。おいおい、娘。はどうするんだ。そもそもどうして同期にも相談せずに一人でウンウン考えたんだ。確かにりほりほの人生ではあるけど、モーニング娘。はグループなんだ。そこを抜けるというのは、もはや一人の問題じゃない。グループ全体の問題だ。いまここでエースが抜けることが娘。にとってどれほど大打撃になるか、わからないわけじゃあるまい。せめて相談くらいはするべきだった。決めてから「決めました」なんて言ったって遅いんだ。ちょっとカッコつけすぎじゃないか?少しは道重先輩を見習っておくれよまったく。グループ、そして他のメンバーのことはもちろん、ファンの気持ちはどうなる。宙ぶらりんのまんまだ。モーニング娘。に加入したからには、ファンは全力で応援するし、卒業するときには大いに感謝しながら盛大に祝福して送ってやりたいんだよ。ファンにそうさせてあげるのもアイドルの仕事のひとつじゃあないのかね。ファンも本人も納得いくまで活動して、みなに祝福されながら去っていく。言うなればそれが親孝行ならぬファン孝行みたいなもんだ。なのにそれをせず、通例の卒コンもなしに残り二ヶ月で急にいなくなってしまうなんてあんまりじゃないか。きちんと祝わせてもくれないのか。各自ご自由にってか。思い出を振り返る暇だってない。モーニング娘。を卒業するということは、メンバーにとってももちろんだけど、ファンにとっても重大事なんだ。そんなあっさりさようならなんて言えるはずがないんだ。それなのに。ああそれなのに……。
こないだ行ったパシフィコ公演で見たツアーグッズのMFタオルには、「モーニング娘。'15を全うします」と力強い筆で書かれていた。ありがとう。その心意気は立派だと思う。でもオレはりほりほに、モーニング娘。'15じゃなくて「モーニング娘。人生」を全うしてほしかった。それとももう、本人的には充分全うしたんだろうか。わずか5年でなにもかもやり切ったのだろうか。それならそれでいいんだけども、ファンとしてそう思えないのが辛い。まだまだできたでしょと思えてしまうのが辛い。このみじめったらしい未練を断ち切るためにも、もう少しモーニング娘。として活動してほしかったよりほりほ。あなたがモーニング娘。にとって、いやアイドル界においてどれだけ重要な人物だったか理解していたかい?こうして突然いなくなってしまうことがどれほど衝撃か、オレたちの気持ちがわかるかい?わからないよな。当たり前だ。オレたちだってあなたの、メンバーたちの気持ちはわからないんだから。わかりたくてもわかれない。想像することしかできない。きっとりほりほも、精一杯想像して、ファンがどう思うか、他のメンバーがどう思うか考えに考えたんだろうね。そのうえで決めたんだということだけはわかるから、なんも言えないのが辛いよ。いやこうして言っちゃってるんだけど、こんなのは全部無意味だってわかるから辛いのさ。不満とか寂しさとか納得できない気持ちとかそういうのを全部ぶつけてみたところで、「はい。でももう決めたんです」と言われてしまえばこっちはなにも言えなくなる。それは最上の慈悲が込められた拒絶だ。他人がつけ入る隙なんて1ミリもありゃしない。オレたちにできることは、この卒業を惜しみながら、これからの鞘師里保ならびにモーニング娘。を変わらず応援していくかそれともヲタ卒して去っていくか選択することだけだ。ふたつにひとつ。まさか2015年の暮れにこんな二択を迫られるとは思わなかった。まだこれからも13人のモーニング娘。が続いていくもんだとばかり思っていたよ。ちくしょう、モーニング娘。はいつもこうだ。ようやく形が定まったと思ったらいつも誰かがいなくなる。まるでずっと泳いでないと窒息して死んでしまう魚みたいに、同じところに留まってはくれない。出会いと別れがベルトコンベアに乗って運ばれ続けてくる。拒否することはできない。応援するかしないか、その二択しか選べない。まったく、なんてことだ。
これらは全部、どうしようもないくらいに勝手な、わがままな駄々でしかないのは自分でもわかってる。メンバーにはメンバーの想いが、事情が、人生がある。でもそれがオレたちにはよく見えないから、こっちの都合だけで受け入れたり、反発したり、納得したフリをするしかない。せめて鞘師さん、もうちょっと言葉を尽くしていろいろ語ってくれんかのう。気持ちは言わなきゃ伝わらないよ?それとも伝えたい気持ちなんてもうないのかい?あるいは誰にも言えない事情があるんだろうか。それはそれで気になってまた病んでしまうな。めんどくさすぎるぞ自分。そんなことばかり考えてたら、こんな醜い本音を吐露してしまうほど不安定になってしまった。ああ情けない情けない。ここに書いたのは全部本音ではあるけれど、だからこそそんな自分が嫌になる。
と、およそブログに書くべきではないことをグダグダと書き連ねてしまって申し訳ない。
こんなこと、本人にはとても聞かせられません。
でもここで吐き出しておかないと、これからもずっとこのモヤモヤを抱えたままでいることになりそうな気がして、耐えきれずに書いてしまいました。デトックスってやつです。
りほりほの努力、苦悩、希望、決意、未来、ちゃんとわかってますよ。
それについては散々書いてきました。前向きな気持ちだって一応持ってはいます。
自分は気楽なヲタという立場の人間だからこうして勝手なことばかり言えますが、実際あのステージに立ち、センターで歌い踊り、よりたくさんの高レベルなものを要求される人間にしかわからない壮絶な苦悩やプレッシャーというのがあるのでしょうね。
そこまでわかっていながら、言葉を飲み込むことができない脆弱な精神をお許しください。
ヲタというのは業の深い生き物ですね。(……ん?一緒にするなって?)
みなさんはどうなんでしょう。自分の推しがいま突然いなくなったとしたら、どう感じるのでしょうか。
スッキリ受け入れて、サッパリ諦められるのでしょうか。
ヲタ歴15年の人間から出る問いとは思えない新規ファンのような質問ですが、ほら、いつまでも初心を忘れちゃいけないって言いますし。
女性アイドルのヲタとは、かくも苦しいものなのか。
好きになればなるほど苦しい結末が待っているなんて、なかなかエッジが効いている。ちょっと効き過ぎなくらいに。
あとはもう、幸せだった日々を懐かしみながら、これからの未来も幸せであることを祈るほかないのでしょうね。
あぁ、カッコ悪いなぁ自分。
りほりほのようにカッコよく生きたいものです。
干支一周分も年下の女の子に、なにひとつ及ばない自分が情けない……。
二週間以上経って、多少は落ち着いたかと思ったんですけどね。
なにかちょっとしたきっかけでまた不安定になってしまう。いかんいかん。
来月までには安定させます。たぶん。