すっかりサボり気味の読書感想ブログ。
相変わらず本は読んでますが、感想書く前に次の本にいってしまうのでなかなか、ね。
というわけで最近……でもないけど、ちょっと前に読んだ本を三冊まとめてご紹介。
本当は五冊分書くつもりだったけど、思ったより時間がかかりそうなので三冊ですみません。
アリス―Alice in the right hemisphere (角川ホラー文庫)/角川書店

¥679
Amazon.co.jp
9.7次元の世界を撒き散らすサヴァン少女アリスが暴走し、付近一帯が地獄絵図と化す冒頭は面白い。
しかしその災厄描写が延々続き、登場人物たちは右往左往するばかり。
肝心のアリスもほとんど自我がなく、化け物としての記号的役割しか果たしてないのが難点。
硬質な地の文のなかに、ときおり「てな感じで」とか出てくるから違和感がすごかったです。
素材は良いのに料理が下手……ちょっと微妙でした。
先導者 (角川ホラー文庫)/小杉 英了

¥605
Amazon.co.jp
第19回 日本ホラー小説大賞 大賞受賞作。
死者を《御堂》というあの世の伽藍に導き、富と力のある家系に転生させる役割を担う“先導者”の少女の物語。
圧巻なのが、死へ肉薄するその描写。著者は一度死んだ経験がおありですか?と思うような迫真さ。
そして先導者という使命の過酷さ、主人公が行きつく先の切ない安寧に、ホラーというジャンルを忘れて感情移入させられました。
今回は「わたし」の一人称だったので、今度は三人称にしてこの世界観の広がりを見たい。
ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワ文庫JA)/宮内 悠介

¥799
Amazon.co.jp
SFにしては珍しいことに、直木賞候補にもなった連作短編集。
《DX9》という少女型ロボットが、世界各地で、落下したり、戦争に使われたり、様々な用途で利用されている……という説明では全然説明になってないけど(詳しいあらすじはAmazonへ)、とにかく傑作なのでおススメです。
SFだけど、高い文学性を持つ故に直木賞候補になったのかもしれない。そういう意味では、SFが苦手でもたぶん大丈夫。SF的にはむしろ、“この先”のビジョンこそ見たかったような気もする。
個人的には、表題作と「ロワーサイドの幽霊たち」がお気に入り。
という感じで、本を読むスピードが上がるほどに、感想を書く頻度が落ちていきますね。
あと15冊分も溜まってしまっておる。
……徐々に書いていきます。
相変わらず本は読んでますが、感想書く前に次の本にいってしまうのでなかなか、ね。
というわけで最近……でもないけど、ちょっと前に読んだ本を三冊まとめてご紹介。
本当は五冊分書くつもりだったけど、思ったより時間がかかりそうなので三冊ですみません。
アリス―Alice in the right hemisphere (角川ホラー文庫)/角川書店

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9.7次元の世界を撒き散らすサヴァン少女アリスが暴走し、付近一帯が地獄絵図と化す冒頭は面白い。
しかしその災厄描写が延々続き、登場人物たちは右往左往するばかり。
肝心のアリスもほとんど自我がなく、化け物としての記号的役割しか果たしてないのが難点。
硬質な地の文のなかに、ときおり「てな感じで」とか出てくるから違和感がすごかったです。
素材は良いのに料理が下手……ちょっと微妙でした。
先導者 (角川ホラー文庫)/小杉 英了

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第19回 日本ホラー小説大賞 大賞受賞作。
死者を《御堂》というあの世の伽藍に導き、富と力のある家系に転生させる役割を担う“先導者”の少女の物語。
圧巻なのが、死へ肉薄するその描写。著者は一度死んだ経験がおありですか?と思うような迫真さ。
そして先導者という使命の過酷さ、主人公が行きつく先の切ない安寧に、ホラーというジャンルを忘れて感情移入させられました。
今回は「わたし」の一人称だったので、今度は三人称にしてこの世界観の広がりを見たい。
ヨハネスブルグの天使たち (ハヤカワ文庫JA)/宮内 悠介

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SFにしては珍しいことに、直木賞候補にもなった連作短編集。
《DX9》という少女型ロボットが、世界各地で、落下したり、戦争に使われたり、様々な用途で利用されている……という説明では全然説明になってないけど(詳しいあらすじはAmazonへ)、とにかく傑作なのでおススメです。
SFだけど、高い文学性を持つ故に直木賞候補になったのかもしれない。そういう意味では、SFが苦手でもたぶん大丈夫。SF的にはむしろ、“この先”のビジョンこそ見たかったような気もする。
個人的には、表題作と「ロワーサイドの幽霊たち」がお気に入り。
という感じで、本を読むスピードが上がるほどに、感想を書く頻度が落ちていきますね。
あと15冊分も溜まってしまっておる。
……徐々に書いていきます。