貴志祐介 『クリムゾンの迷宮』


クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)/貴志 祐介

¥734
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主人公の藤木が目を覚ますと、そこは見慣れぬ荒野。
地球とは思えないようなその深紅の渓谷には、藤木を含め数人の男女がいた。みな自分と同じく、知らないうちに連れられてきたらしい。
やがて携帯ゲーム機を見つけると、画面には不可解な指示が。
どうやらこれは、誰かに仕組まれたサバイバルゲームのようだ。
というわけで二人ずつに分かれ、それぞれゴールを目指して荒野をゆくことに。


作中に懐かしのゲームブックが出てくるが、まさにリアルゲームブックとでもいうべき展開で進んでいく本書。


ややグロい描写もあるものの、王道のサバイバルエンターテインメントとしてリーダビリティ抜群。



著者の作品としてはやや物足りなかったけど、主人公たちはどうなってしまうのか!?というシンプルな興味でハラハラドキドキ楽しめる傑作です。









もう三ヶ月くらい前に読んだ本なので、主人公以外の名前が思い出せない……。