はい、観に行けなかった舞台上演から遅れること約二ヶ月、TRUMPシリーズ第三弾『SPECTER』をDVDで見ましたよ。



Patch stage vol.6 「SPECTER」 [DVD]/中山義紘,三好大貴,竹下健人

¥5,400
Amazon.co.jp





軽く感想などを。


重大なネタバレはしませんが、「こういう話」とか「あんなことがある」的なことは匂わせるので、まだ見てなくて予備知識を入れたくない方はご注意ください。












いやぁ、なんという因果の物語。


『TRUMP』と『LILIUM』などのシリーズの因果を繋げる物語でもあり、それら因果の発生の物語でもある。



前二作と比べても、だいぶダークで凄惨な話ですね。


笑いどころもないではないけど、ほぼ全編シリアス。そして血生臭い。



前二作を見ている人なら、「このセリフは!」とか「この展開はアレのアレ!」とかいろいろ楽しいです。


いや、いろいろ楽しいなんてものではなく、鳥肌立ちまくり、「あぁ!」と叫びたい心地でした。



業が深いわぁ……。



特典映像にあった繭期ナイト(要はアフタートーク)でも言っていたように、これは“彼”の出生の物語。


『TRUMP』、『LILIUM』、どちらかあるいは両方ハマった人は、これを見ない手はないですよ。なんて言われなくても見てるとは思いますが。



これまた繭期ナイトでのことですが、舞台を観に行ったお客さんのほとんどが『TRUMP』と『LILIUM』両方を見ている人でした。


もちろんハロヲタもたくさんいたでしょうが、そうじゃない人も多いわけで、そう考えるとハロプロファンでもないたくさんの人にハロプロの舞台も見てもらえたというのは非常にありがたいことなんですよねぇ。


このシリーズをハロプロでやってくれた末満さんに感謝です。



そう言う自分も、このシリーズだからこそ『SPECTER』を見て、劇団Patchさんの芝居を見ることができたわけで、それもまた巡り合わせなのかもしれません。


プロの俳優さんたちにこんなこと言うのも不遜ですが、素晴らしい芝居でした。


役柄的には、石舟、クラナッハ、ヒューゴあたりが好きです。
違う意味で、バルトロメも好きですw(まさか男性版マーガレットが見れるとはw)


メイキング映像では、当たり前だけどほとんど男だらけの楽屋風景。


普段は女子だけの舞台裏映像を見慣れてるハロヲタなので、なんか新鮮でしたw






パンフレットの年表も見ましたけどね、想像以上に複雑で、長期に渡るサーガのようです。


『TRUMP』から見て過去の話も気になりますが、6000年後、『LILIUM』から見れば3000年後のお話となる『雪月花(仮)』が一番見てみたい物語ですねぇ。


「ファルスを追い求めて放浪するリリーが、スノウとうりふたつの少女と出会う。また、リリーはその地でファルスと再会を果たす」


こんなもん見たいに決まってるじゃないの。


そしてできれば、『LILIUM』と同じ役者でやってほしい。つまりハロメンでw


役者を変えて『TRUMP』を何度か再演しているように、末満さんは絶対にこの役はこの人じゃなきゃダメという考えの持ち主でもなさそうなので、そこがちょっと不安です。
まぁ山浦さんはクラウス役で何度か登場してますがね。


ファルス(ソフィ)は何人もの役者が演じてます。
なのでまたくどぅーに演じてもらえるかはわかりませんが、せめてリリーとスノウはりほりほとあやちょで見たいw


ハロヲタとしても、シリーズのファンとしてもそう思いますね。







いやー、語りたいことが多すぎてなに書いていいかわかんないわ。


とにかく、おもしろかったです。


まーたさらに繭期がこじれちゃいそうだなぁw