ジェフ・ヴァンダミア 『世界受容』
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)/ジェフ ヴァンダミア

¥1,188
Amazon.co.jp
突如、拡大・浸食を再開した謎の生態領域“エリアX”。領域を調査する機構“サザーン・リーチ”の新局長“コントロール”と第十二次調査隊ただ一人の生還者である“ゴースト・バード”は、“エリアX”に再侵入し探査を開始する。だが領域の奥深くでは、想像を絶する変容が起こっていた!?“エリアX”の真相とは?変わりゆく世界のなかで人類は何を受け入れることになるのか…。エンタテインメント三部作・完結篇。(Amazonより)
『全滅領域』『監視機構』に続く、《サザーン・リーチ三部作》の完結編。
前作のラストであんなことになったエリアX。
今回は、灯台守の男、前局長、〈コントロール〉、〈ゴーストバード〉と視点人物を変えながら、物語は進む。
エリアXはいかにして生まれたのか。
前局長は何を想い、何をしようとしていたのか。
エリアXに飛び込んだ〈コントロール〉と〈ゴーストバード〉の行きつく先とは。
前二作で明示された謎が、ついに鮮やかな収束を見せ……るかと思いきや、そう単純な話ではなかった。
エリアXに関する魅力的な謎はさて置かれ、その監視機構であるサザーン・リーチと人間たちの内省が半分以上を占める。
個人的には、作者の書きたいものと、こちらの読みたいものが一致しなかったような印象で、どこか消化不良。
そういえばシリーズタイトルが「エリアX三部作」ではなく「サザーン・リーチ三部作」だけど、さもありなんという感じ。
結果、謎が散りばめられ、分量も適度だった一巻の『全滅領域』が一番面白かったかな。
一巻を読んで期待した方向が間違っていたか……。
世界受容 (ハヤカワ文庫NV)/ジェフ ヴァンダミア

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突如、拡大・浸食を再開した謎の生態領域“エリアX”。領域を調査する機構“サザーン・リーチ”の新局長“コントロール”と第十二次調査隊ただ一人の生還者である“ゴースト・バード”は、“エリアX”に再侵入し探査を開始する。だが領域の奥深くでは、想像を絶する変容が起こっていた!?“エリアX”の真相とは?変わりゆく世界のなかで人類は何を受け入れることになるのか…。エンタテインメント三部作・完結篇。(Amazonより)
『全滅領域』『監視機構』に続く、《サザーン・リーチ三部作》の完結編。
前作のラストであんなことになったエリアX。
今回は、灯台守の男、前局長、〈コントロール〉、〈ゴーストバード〉と視点人物を変えながら、物語は進む。
エリアXはいかにして生まれたのか。
前局長は何を想い、何をしようとしていたのか。
エリアXに飛び込んだ〈コントロール〉と〈ゴーストバード〉の行きつく先とは。
前二作で明示された謎が、ついに鮮やかな収束を見せ……るかと思いきや、そう単純な話ではなかった。
エリアXに関する魅力的な謎はさて置かれ、その監視機構であるサザーン・リーチと人間たちの内省が半分以上を占める。
個人的には、作者の書きたいものと、こちらの読みたいものが一致しなかったような印象で、どこか消化不良。
そういえばシリーズタイトルが「エリアX三部作」ではなく「サザーン・リーチ三部作」だけど、さもありなんという感じ。
結果、謎が散りばめられ、分量も適度だった一巻の『全滅領域』が一番面白かったかな。
一巻を読んで期待した方向が間違っていたか……。