ベリの有明祭りで盛り上がったハロヲタ界隈ですが、ここでは娘。の新曲について書いていきますのであしからず。(だって在宅だもん……)




どうやら『青春小僧が泣いている』は、ヲタの間では不評が多いようで。


思うに、去年の娘。……つまり'14だったならここまで不評は出なかったのではないでしょうか。


なぜ「今年だから」なのか。理由はいくつかある。


・さゆが卒業して新体制になった娘。の第一弾だから

・12期にとってのデビュー作だから

・他グループが多数ほぼ同時期に新曲を発表しており、どうしても比べられるから

・そんでもってその他グループ曲の多くはハロヲタにとって新鮮味がある+ライヴで盛り上がりやすいものが多いから



要するに、ヲタの多くは娘。にもそういったものを求めていたわけだ。


「新体制になった娘。の12期デビューシングルに相応しい新鮮味溢れるライヴで盛り上がれる曲」を。



ところが出てきたのは、まるでワンフォーをそのまま継続するかのような相変わらずの作品。


これが実際にワンフォーの作品だったなら、これほど文句は出なかったでしょう。


しかし今年、このタイミングだからこそ「またこんな感じぃー?」という不満が募っているのではないかと思います。





まぁそんな分析にたいした意味はありません。


所詮は個人の好き嫌いに依るもの。


少なくとも、他人の意見が自分の(曲に対する)評価に影響を与えることはない。





昨日も書いたように、自分はこの曲好きです。


物凄く好きというほどではないのが残念といえば残念ですが、良い意味で「おもしろいな~」と感じ、そして聴くほどにクセになる魅力がある。



しかし↑に書いたように、また相変わらずの曲調なのがやや不満でもあります。


良い曲でも、あまり似たようなものが続けば評価は下がってしまいますよね。


聴き慣れれば似てるとも思わなくなるかもしれませんが、最初の印象ではやはり同じ系譜を辿っているという感じが否めない。


他グループが非つんく曲で新鮮さを醸し出している中、これは娘。にとってやや分が悪い状況ではないかと危惧しています。






つんくさん。


つんくさんの作る曲は好きですよ。
この『青春小僧が泣いている』だって、何度も言うように曲そのものは素晴らしい。


問題なのは……いやこれが“問題”なのかどうか自分でもよくわかりませんが、つんくさんの創作姿勢についてひとしきり考えてみるのも一興かと。(なんか文章おかしいけど気にしない)





ここ最近のつんくさんは、「ハロプロのプロデューサーつんく♂」ではなく「つんく」というひとりのアーティストとして曲を作ってるのかな~とおぼろげに考えたりもしました。


最近のつんく楽曲は、決してわかりやすくはない。


昨日の更新でも言いましたが、「通」好みの渋い作品だなと思います。


つんくさんの書く曲は、どんどんその傾向が強くなってきてる気がする。


これはつんくさんが、「大勢にウケの良い曲をハロプロというアイドルたちに歌わせてやろう」と思っているのではなく、「俺が思う音楽をハロプロというアーティストに歌ってほしい」という願望の表れではないかという推察。



ご本人が満足に歌えない状態にある、というのが関係あるのかどうかはわかりません。



ただ、腐ってもプロデューサー。
無闇に「俺の音楽を聴けや歌えや」と押し付けるようなことはせず、あくまでプロデューサーとしてのラインを守りつつ、アーティストとしての自分も表現しようとしてるのかなという印象です。




つんくさんに限らず、そして音楽に限らず、クリエイターというのは年齢と経験と共に、作品も変化していくものです。
変化しないクリエイターに未来はないと言ってもいいでしょう。


シャ乱Qから数えれば30年近く音楽を作ってきたつんくさんにとって、その作品がいつまでも昔と同じままなわけがない。
ハロヲタ的にはそろそろ黄金期のような明るくハジケる一般ウケ(というかヲタウケ)の良い楽曲を作ってもらいたいと思うのかもしれませんが、ひとりの作り手としてはそうもいかないのでしょう。


それは技術的なことというより、クリエイターの矜持として。



あれ?さっきは「相変わらず似たような」とか言ってなかったっけ?


と思われるかもしれませんが、ここで言う“変化”とはもっと長期的なスパンでの話。
娘。で言えば初期・黄金期・プラチナ期・EDM期といった感じの。


今はEDM期なのでしょう。
これは、初期と黄金期とプラチナ期(の楽曲)を経た末に、それをEDMというやり方で昇華したものなのかなーというのが個人的な印象。





問題なのは……(これは問題と言っていいでしょう)、今のヲタがそれを求めているのかどうかという部分です。



まさにEDM期のつんく感満載の『青春小僧が泣いている』。


これに対して不評が多いというのは、無視できない事柄ではあります。



どんなに作品が素晴らしくても、それが客層に求められなければ価値がない(低い)。


恐らくつんくさんは、そう考えてはいないでしょう。


たくさん売れれば良いものというわけではない、というのはハロヲタも普段からよく言っていること。


つんくさんはさらにクリエイター/アーティストの立場からそう考え、言ってしまえばマイペースに自分の思う音楽を作っているのではないでしょうか。



これをどう捉えるか。


良いのか悪いのか。
人によって様々だとは思いますが、自分はなんとも言えません。


しつこいようですが、『青春小僧』は好きだけど、今の娘。のシングルとしてはこれでいいのだろうかと思う気持ちもあります。




危惧しているのは、つんくさんの病気療養のため、ここ1,2年はあまりハロプロへの関与が見受けられない、そしてそれ故に、今のハロプロ及びハロヲタ界隈の流れを正確に把握できていないのではないかということですね。


娘。に対しては、その時々のメンバーによって(+メンバーの状態によって)作る楽曲も変わってくるとおっしゃっていた記憶があります。


そういう意味で、ワンフォーの娘。とワンファイブの娘。、両者(というのも変ですが)に提供する楽曲にあまり変化が見られないということは、つんくさんの中でもその変化を感じ取れていないのか、あるいはプロデューサー目線で見てこれ(青春小僧)だと判断したのか、どちらなのでしょうね?





というようなことをずっと考えていた昨日です。



結局答えは出ないんですけどね。


まぁとりあえず今回のシングルはトリプルA面なので、残る『夕暮れは雨上がり』を聴いてみないとなんとも言い難い部分ではあるんですが。





プロデューサーつんく♂と、アーティストつんく。


その目で見る今のモーニング娘。はどのような存在なのか。


その辺のことを一度ガッツリ語ってほしいものです。



ただ今のハロプロは、つんく♂個人のことだけではなく、「つんく♂からの乖離」というハロー全体の状態をも考慮する必要があると思うので、単純につんく♂さんだけの問題ではないというのもまた事実だとは思います。


ハローの展開に於いて、つんく♂さんとそれ以外との差。というか関係性。


事務所の偉い人は、いまどれだけつんく♂さんにハローを任せるつもりなのか。


『大器晩成』や『次の角を曲がれ』、その他評判が良い非つんく曲と、今回のつんく曲『青春小僧が泣いている』との評価の差というのは、事務所とつんく♂との関係性の表れではないかという気もします。


良い悪いとか陰謀論とかではなくて、両者の方向性がやや定まってないが故に、それが曲にも表れて、その差異にヲタは戸惑っているという話。



事務所は、ハロプロをどうしたいんだろう。


変わらずつんく♂プロデュースでいきたいのか、今のつんく♂にはないものを打ち出していきたいのか。


娘。は前者で、それ以外のグループは後者なの?みたいな状況だから混乱するんですよねぇ。


まぁつんく♂さんがどこまで出来るのか(体調的に)という部分もあるので、今はまだはっきり統一するのが難しいという事情はあるのかもしれませんけども。











なんだか全然まとまってない文章ですみません。



何が言いたいのか自分でもよくわからずに書いたので、ぼんやりと捉えて頂ければと思いますw