『見返り美人』の着物を着たさゆ、特に卒業公演での着物姿をなんとか一言で表現できないものかとうんうん唸って考えに考え抜いても全然出てこなかったけど、ふとした瞬間に浮かんできました。




たおやか。




まさにこの言葉に尽きる。


たおやか。
普段あんまり使いませんよねこの言葉。



あのときのさゆほど、この言葉が似合う人はいない。



軽くググってみると、



「しなやかで、折れそうで折れない。つまり姿・形は細く少女のようでありながら、しとやかでなまめかしい様をあらわします」

「曲がるが折れることのない、強い女性、優しい女性、そんな良いイメージを表わす言葉です」



ほら。




あのときのさゆは、実にたおやかでした。



美しい人をあらわす美しい日本語。素晴らしい。








さて、さゆの話ばかりしてしまってますが、あのライヴでは後輩たち9人の活躍っぷりも忘れてはいけません。もちろん12期の4人も。



昨日のモー女(ラジオ)で、横浜アリーナ公演の様子が話されました。



さゆが足を痛めて動けなくなり、9対1でセンターとメインのステージに分かれてしまったときの話。


『ブレインストーミング』が終わるか終らないかという頃に、メインステージのさゆに向かってフクちゃんが猛烈ダッシュをしていったこと(世に言う“フクムラダッシュ”である)はもう全ハロヲタに知れ渡っていますよね。
自分もレポで書きました。


レポのなかで自分は「フクちゃんは自分で考えて動いた」と書きましたが、実はちょっと半信半疑ではあったんですよ。


みんなイヤモニしてるからスタッフさんの指示は受けられたかもしれないし、果たして誰の判断でダッシュしたんだろう……?と。



そして昨日モー女でその真相が判明。


フクちゃんはやはり、自分の判断でさゆの元へダッシュしたのでした。




それを知って、また泣いた←



フクちゃん、信じてたよ!


レポのその部分、書き直さなきゃならないかと思ったよ!……という話じゃなくて、なんて頼もしいんだろう!



フクちゃんは、「高橋さんならどうするだろう」と思い、「道重さんの隣で歌いたい」と意を決してダッシュしたそうです。



ああ。


先輩たちの教え、ステージでの振る舞いは、ちゃんと後輩たちに受け継がれていたんだ。



もちろんフクちゃんだけじゃなく、そんな急な展開にバッチリ対応した他の8人も凄い。
ついでに言うと、それを撮ってたカメラマンさんや、他のスタッフさん方も凄いw



自分の判断でさゆの元へ走るフクちゃんを見て、先生方は泣いたらしい。


それは泣く。絶対泣く。



考えてみれば、さゆがメインステージであんな状態になって動けず、でも9人は迷うことなくセンターステージに向かっていったことも凄いですよね。


「どうする……?」みたいな動揺もなく、あのままメインに残るでもなく、ちゃんと自分たちのやるべきことを堂々とやってのけた。



レポでも書きましたが、そんな後輩たちの姿をメインステージで見ていたさゆは、きっと安心したことでしょう。


この娘たちにならモーニング娘。を任せられると、改めて思ったのではないかと(勝手に)思います。




だから、これからのモーニング娘。も大丈夫ですよ。


偉大な先輩たちの背中を見て成長してきたメンバーです。


最後に、道重さゆみという最高のリーダーのもとで活動してきたメンバーです。


むしろ期待しかない。


あの娘たちなら、先輩たちの魂を受け継ぎ、新しいモーニング娘。を作り上げてくれる。



そう確信しました。





さゆという存在があまりに凄すぎるため、さゆ卒後は娘。を離れよう……とか関心を持てない……とか思ってしまう方もいるかもしれません。ってゆうか誰かが握手会でメンバーにそう言ったんだっけ?w


でも待ってほしい。それはあまりに早計というもの。


プラチナ期の悲劇を繰り返すつもりですか?
ここ数年のあいだにファンになって、「ああプラチナ期をスルーした自分のバカバカバカ!」とか思ったことあるんじゃないですか?


いままさにそんな時期ですよ!
ここからの娘。を見逃したら、また何年か後に「自分のバカバカバカ!」とか言う羽目になるんですよ!


後悔したくないのなら、譜久村リーダー率いる新生モーニング娘。を応援し続けるべきです。


せめて来年、'15のあいだだけでも離れずに見ていてごらんよ。


1年間見守って、それでも娘。に興味が持てないっていうのならもう何も言うまい。


でもいま離れるのはあまりにもったいない。
せっかく(さゆヲタさんは)さゆのおかげで見つけることができたモーニング娘。という存在。


さゆが愛したグループを、後輩たちを、どうか見守ってやってください。




さゆだってそう願っているはず。


最後に更新されたさゆブログだって、お礼と自分の名前以外に書いた最後の言葉が「みなさん、今後も、モーニング娘。をよろしくお願いします」ですよ。


この人はいつだって、自分が卒業してからも、モーニング娘。のことを一番に考えている。


自分も同じように、モーニング娘。というグループを愛していきたいです。





もちろんどうしようが人それぞれ自由ですけどね。言うまでもないけど。


まぁ一応アドバイスじみたことを言わせて頂いた、ということで。






でも道重リーダーが率いたあの10人の娘。、好きだったなぁ。


決して後ろ向きな気持ちで言うわけではなく、本当に良い10人だったと思う。



さゆという精神的主柱がいて、その周りで9人が安心して過ごせていたあの空間。


さゆも後輩たちのことを信頼し、後輩たちもさゆのことを信頼していたあの絆。



奇跡のようだった。


あれは、ただ一人のベテランである先輩がさゆだったから出来た雰囲気なんじゃないかな。



前にも書きましたが、12年間モーニング娘。を頑張ってきたさゆを見送るメンバーが、あの9人(12期含めると13人)で本当によかった。


先輩も同期もいなくなった頃は、さゆが卒業するときは全員後輩の状況で見送られるのかぁ……なんてちょっとマイナスに捉えてしまったものですが、いまはこれで良かったと心底思います。



自分が言うのもちゃんちゃらおかしいけど、さゆの後輩になってくれてありがとう、と言いたい。


さゆが、「いままでで一番の後輩たち」と思えたくらい、良い仲間になってくれてありがとう、と。









































そしてモーニング娘。は続いていく……。