さて、いまだ一向に聞こえてこないモーニング娘。'14の最新シングル情報ですが、発売日だけは前々から噂されております。




それは…………えーっといつだっけ?w




忘れました。忘れましたけど、いつなのかはこの際どうでもいい。


どうやらそれが、某ジャニーズユニットと同発らしいとのことで、6作連続1位は厳しいのではないかという声がそこかしこを縦横無尽に駆け巡っているようです。




それは、「これじゃあ1位が獲れないじゃないか!」という嘆きと、「これで連続1位の呪縛から逃れられるからいいんじゃね?」という安堵と薄笑いに分かれている印象。



まったくもって、オリコンランキングの1位なんて、もはや昔とはその意義も性質も変わっているのだなぁと思わされる反応ですね。


本来は副次的なものであったはずの「順位」という要素が、いまやビジネスチャンスとして意図的に「狙うもの」になっているという。



確かに、もうその程度の価値しかないというのは同感です。


1位というのは言わば《勲章》。


良い働きをしたから勲章をもらうのではなく、勲章をもらうためにアレコレ画策するのが現在の音楽界なのだと言えましょう。



なぜそうなるのかといえば、《勲章》がなければ誰も見向きもしてくれなくなったからです。


いわゆる、「CDが売れない」ってやつですね。


そのために1位を狙う。
モーニング娘。を見る限りでは、「〇作連続1位」という勲章は、確かにある程度の武器にはなっているようです。


無駄ではないというわけだ。




では画策するというのは具体的にどういうことかというと、基本的には握手券やイベント参加券などの特典を付けるというもの。


その他にも、DVDを付けるとかポスターを数種類付けるとか、色々あるようですが。




そんな現代の音楽界で、批判も多いのも事実。


特にアイドルはその矢面に立たされることが多く、「CDに握手券なんて付けるな!」というのは主に某大所帯アイドルに向けられた雑言ではあるでしょうが、こちら(ハロー)にも飛び火している……というかこちらも似たようなことをやってるので仕方ないといえば仕方ないんですけどね。


似て非なるものだと自分は思ってますが、ファンでない一般人から見ればどれも一緒なのでしょうきっと。



ただ遺憾なのは、そういう内部事情をよく知らないような非ヲタに限って、声高にアイドル商法を批判しがちだということ。


ファン内部での賛否ならいざ知らず、遠い安全圏から「獲物発見!」とばかりに鼻息荒く近寄ってきて、やれアイドルヲタはどうだとか、アイドル商法がどうだとか、隠しきれない上から目線のニヤニヤ笑いでアレコレ好き放題言っている連中には反吐しか出ないなと思う次第。


CDに握手券付けるなって、じゃあお前CD買えよ?
なんの特典も付いてないCD、そういうバージョンのもあるから買えよな。買ってから言え。


と言いたくなるというものです。





ファンにしてもそうですが、アイドル界(に限らないけど特に多いのはアイドル界)がこんな風なCDの売り方になったのも、そうしないとやっていけないからですよ。


そもそもハナっから舐めてかかられるのがアイドルの音楽。


まず聴いてもらわないことには始まらないのに、聴いてもらうことすら難しい。
アイドルというだけで「ああ俺そういうの興味ないから」とドヤ顔で去っていく人間の、なんと多いことか。





そんなわけで、CDに握手券等の特典(そっちが本命になっているグループもあるようですが)を付けるのは個人的にもあまり賛成ではないとはいえ、現実的にしょうがないんだからダメだと思うんならお前なんか代案とか出してから言えよなせめて、と思うのでした。



じゃあなんの特典も付けないでCD売るけど、あんたらちゃんと買ってくれんのね?
これで売れなくてグループ解散になったら、あんたら責任取ってくれんのね?



とは言わないでしょうが、アイドル商法に反対するのであれば、それなりの意見を言わないとただの幼稚な野次、あるいは駄々になってしまいますよ、と。




別に誰かに言ってるわけでもなく、ただなんとなく急にそんなことを考えていただけー。


こんなの、今まで何度も書いてきたことですしね。





CDの特典として握手会やイベントを多数行うのは、いずれそういうことをしなくてもよくなるように今から色々と頑張ってるのではないでしょうか。


そう思ってればええやん。







そのうち、また昔のようにCDだけで売っていけるようになるでしょうかねぇ。


自分の予想では、CDという媒体ではもう不可能だと思いますが。



物理的にCDというメディアを買う人は明らかに減ってきてますよ。


純粋に「音楽(曲)」を提供してやっていきたいのなら、ダウンロード販売を中心にシフトチェンジしていく以外ないでしょう。



よく本なんかが「紙の本は消えて、すべて電子書籍になる」なんて言われてますが、音楽こそそっちの道へとっとと進むべきなのではないかと思います。ええ。


自分は物を(物理的に)買うことが結構好きなので、本も音楽もデータ販売だけになったら寂しいんですが、売る側としてはもうそんなことも言ってられない状況になってるんじゃないかなぁ。と予想してみたり。





まぁ、CDとかランキングとか握手券とか、すでに確立されてしまったものを廃するのはなかなか大変だと思いますけども、どこかで変革していかないと袋小路に追い込まれちゃいますよ。







そんな風に思ったのでした。


ふと思っただけなので、深く考証はしてません。



なんにせよ、肝心の音楽さえちゃんと届けてくれれば、とりあえず今のところは文句ないです自分は。


どうせ握手会もイベントも滅多に行かないしねw








ところで娘。の新曲まだー?