またこの話題ですみませんね。
とりあえず、言いたいことを言ってから普通の更新に戻ろうということで。
昨日は犯人の「動機が気になる」と書いたんですが、実のところ動機なんてものはあまり重要ではなかったりします。
そもそも動機というのは犯行後に他者に向けてする説明であり、言わば自分の中での「後付け」に過ぎず、実際は色々な要素が混じり合って構成されたもの。
本人にだって明確な説明はできない場合が多いでしょうし、できたとしてもそれがイコール真実かどうかは誰にもわかりません。
人間は、形のないものに形を持たせようとして、ひとつの「わかりやすさ」に迎合しようとする性質があります。
警察や世間に示される動機というものは、自分自身にも、そして他人にもわかりやすいように意図的に、あるいは無意識に作り直されてしまう場合が少なくないでしょう。(脳内で、という意味)
本来、人を傷つける(殺そうとする?)動機なんて、そんなに単純に説明できるものではない。
それを無理やり言葉にしてしまうことは、周囲の納得は得られても、本質からは程遠いのではないかと思います。
それに正直、ある程度なら嘘だってつけてしまうわけですし。
ということを踏まえつつ。
そうは言っても今回のことは他アイドルにまで派生する話で、今後の活動内容に影響が出てくる可能性が高い出来事です。
動機によっては、考え直さなければいけないことは大いにあることでしょう。
それが他人向けにわかりやすく語り直されたものであろうと、嘘であろうと、こういう危険人物はなにも今回のこいつだけとは限らないわけだし。
自分はなんとなく、頭のおかしなファンが、《好き》という感情を悪い方向にこじらせて発生した事件かと思ってたんですよ。
一部では「アンチの仕業じゃないか?」なんて憶測もありましたが、《嫌い》という感情だけでここまでのことを起こすとはあまり考えにくいかなと。
むしろ《好き》のほうが恐ろしくて、愛情というものは、ただそれだけならいくらでも暴力的方向に転がることができてしまう感情なんですよね。
抑制というものがなければ、愛はときに他者を傷つける原因になりうるものです。
だからそっちの方向で書きたい話があったんですけども、なんか今日の報道を見てたらそういうわけでもないっぽいぞ?w
「誰でもよかった」とか「ファンではない」とかいう供述が出てきて、ちょっと自分が思ってたのと違うやんけ……。
ファンでもアンチでもない、ただの無差別通り魔(と呼んでいいのかは微妙だが)にしては、犯行場所と犯行相手が特殊すぎると思うけどねぇ。
まぁさっきも言ったように、ある程度なら嘘というのはつけてしまうものだし、本当だとしてもこれは「警備の強化」や「接触イベントの有無」という方向性の話になるので、それは昨日書いたからここでは省略。
今回は、さっきも言った《好き》という感情を悪いほうにこじらせたファンについて話したいので、そのつもりでお読みください。(ここからが本題)
この事件の第一報を聞いて真っ先に思ったのは、「勘違いするファンを増やさないような活動をすべきだ」ということ。
詳しく知らないのにこんなこと言うのも気が引けますが、特にアチラさんは、ファンへのアプローチが顕著な印象があります。
ファンとメンバーの交流が盛んで、運営もそこを重点的にビジネスの要としてる節が見受けられるな、と。
それ故に、勘違いするファンも少なからず出てくるのではないかという懸念。
物凄く極端な例を挙げると、メンバーを自分だけのものとしてみるような傾向です。
友達、恋人、家族、教え子、なんでもいいけど、過剰なまでに「心の距離感」を埋めたと勘違いしてしまうファン。
程度の差はあれど、こういう人はいるでしょう。間違いなく。
これはひとえに、アイドルとファンの交流が増えたための弊害と呼んでもいいでしょう。
もちろん交流は悪いことばかりではないけど、昨今のアイドルに於ける過度な交流が、危険な勘違いヲタを生み出してしまう原因にもなりうるのは事実。
いかなアイドルといえど、いやアイドルだからこそ、ファンに「偶像を手に入れられる」「自分の思い通りにしたい/できる」という間違った幻想を植え付けるような活動をすべきではない、と思った次第です。
言うまでもなく、我らがハロプロも同じ危険に晒されています。
最近はアチラさんのことを言えないくらい、接触イベントは増えましたよね。(それでもアチラには及ばないんでしょうけど)
ハロプロには以前から、こういった接触イベの増加を快く思わないファンの声も根強くあり、自分も基本的にはそれに同意できます。
このブログでも何度か「アイドルは身近な存在というより、雲の上の存在でいてほしい」と書いたことがありますが、これは今話した「勘違いヲタ」が生まれる可能性を少しでも減らしてほしいから、という理由もあるのです。(もちろんそんなヤカラは極極一部なんですが)
とは言ってもね……。
そう単純にはいかないという気はするんだけどね……。
交流を減らせば勘違いヲタは減るかといえば、減るかもしれないけど、どのくらい減るかはわからない。たいした数ではないかもしれない。
何事も、一概には言えません。
ただ今回の件をきっかけに(と言ってはなんですが)、握手会等の接触イベントについて考え直す必要は大いにあると思います。
どうしても、ここまでファンと交流させなければ成り立たない商売なのか。
交流させることによって生まれる利害。それの見極め。
アイドルを抱える事務所さん方には、その辺のことを再考してほしいなと思った今日この頃でした。
とりあえず、言いたいことを言ってから普通の更新に戻ろうということで。
昨日は犯人の「動機が気になる」と書いたんですが、実のところ動機なんてものはあまり重要ではなかったりします。
そもそも動機というのは犯行後に他者に向けてする説明であり、言わば自分の中での「後付け」に過ぎず、実際は色々な要素が混じり合って構成されたもの。
本人にだって明確な説明はできない場合が多いでしょうし、できたとしてもそれがイコール真実かどうかは誰にもわかりません。
人間は、形のないものに形を持たせようとして、ひとつの「わかりやすさ」に迎合しようとする性質があります。
警察や世間に示される動機というものは、自分自身にも、そして他人にもわかりやすいように意図的に、あるいは無意識に作り直されてしまう場合が少なくないでしょう。(脳内で、という意味)
本来、人を傷つける(殺そうとする?)動機なんて、そんなに単純に説明できるものではない。
それを無理やり言葉にしてしまうことは、周囲の納得は得られても、本質からは程遠いのではないかと思います。
それに正直、ある程度なら嘘だってつけてしまうわけですし。
ということを踏まえつつ。
そうは言っても今回のことは他アイドルにまで派生する話で、今後の活動内容に影響が出てくる可能性が高い出来事です。
動機によっては、考え直さなければいけないことは大いにあることでしょう。
それが他人向けにわかりやすく語り直されたものであろうと、嘘であろうと、こういう危険人物はなにも今回のこいつだけとは限らないわけだし。
自分はなんとなく、頭のおかしなファンが、《好き》という感情を悪い方向にこじらせて発生した事件かと思ってたんですよ。
一部では「アンチの仕業じゃないか?」なんて憶測もありましたが、《嫌い》という感情だけでここまでのことを起こすとはあまり考えにくいかなと。
むしろ《好き》のほうが恐ろしくて、愛情というものは、ただそれだけならいくらでも暴力的方向に転がることができてしまう感情なんですよね。
抑制というものがなければ、愛はときに他者を傷つける原因になりうるものです。
だからそっちの方向で書きたい話があったんですけども、なんか今日の報道を見てたらそういうわけでもないっぽいぞ?w
「誰でもよかった」とか「ファンではない」とかいう供述が出てきて、ちょっと自分が思ってたのと違うやんけ……。
ファンでもアンチでもない、ただの無差別通り魔(と呼んでいいのかは微妙だが)にしては、犯行場所と犯行相手が特殊すぎると思うけどねぇ。
まぁさっきも言ったように、ある程度なら嘘というのはつけてしまうものだし、本当だとしてもこれは「警備の強化」や「接触イベントの有無」という方向性の話になるので、それは昨日書いたからここでは省略。
今回は、さっきも言った《好き》という感情を悪いほうにこじらせたファンについて話したいので、そのつもりでお読みください。(ここからが本題)
この事件の第一報を聞いて真っ先に思ったのは、「勘違いするファンを増やさないような活動をすべきだ」ということ。
詳しく知らないのにこんなこと言うのも気が引けますが、特にアチラさんは、ファンへのアプローチが顕著な印象があります。
ファンとメンバーの交流が盛んで、運営もそこを重点的にビジネスの要としてる節が見受けられるな、と。
それ故に、勘違いするファンも少なからず出てくるのではないかという懸念。
物凄く極端な例を挙げると、メンバーを自分だけのものとしてみるような傾向です。
友達、恋人、家族、教え子、なんでもいいけど、過剰なまでに「心の距離感」を埋めたと勘違いしてしまうファン。
程度の差はあれど、こういう人はいるでしょう。間違いなく。
これはひとえに、アイドルとファンの交流が増えたための弊害と呼んでもいいでしょう。
もちろん交流は悪いことばかりではないけど、昨今のアイドルに於ける過度な交流が、危険な勘違いヲタを生み出してしまう原因にもなりうるのは事実。
いかなアイドルといえど、いやアイドルだからこそ、ファンに「偶像を手に入れられる」「自分の思い通りにしたい/できる」という間違った幻想を植え付けるような活動をすべきではない、と思った次第です。
言うまでもなく、我らがハロプロも同じ危険に晒されています。
最近はアチラさんのことを言えないくらい、接触イベントは増えましたよね。(それでもアチラには及ばないんでしょうけど)
ハロプロには以前から、こういった接触イベの増加を快く思わないファンの声も根強くあり、自分も基本的にはそれに同意できます。
このブログでも何度か「アイドルは身近な存在というより、雲の上の存在でいてほしい」と書いたことがありますが、これは今話した「勘違いヲタ」が生まれる可能性を少しでも減らしてほしいから、という理由もあるのです。(もちろんそんなヤカラは極極一部なんですが)
とは言ってもね……。
そう単純にはいかないという気はするんだけどね……。
交流を減らせば勘違いヲタは減るかといえば、減るかもしれないけど、どのくらい減るかはわからない。たいした数ではないかもしれない。
何事も、一概には言えません。
ただ今回の件をきっかけに(と言ってはなんですが)、握手会等の接触イベントについて考え直す必要は大いにあると思います。
どうしても、ここまでファンと交流させなければ成り立たない商売なのか。
交流させることによって生まれる利害。それの見極め。
アイドルを抱える事務所さん方には、その辺のことを再考してほしいなと思った今日この頃でした。