昨日はレポを書いて(今まで)力尽きていました。




ところで例の不審者の件。


この話をもう少しだけさせてくださいませ。







レポでもチラッと書いたように、奴はおもむろにステージ中央に向かうと、ピアニカを吹き始めたわけですね。


そして約30秒後(主観ですが、大体このくらいだと思う)、気付いたスタッフに猛烈なタックルを喰らって排除されていったという顛末。





恥ずかしながら、スタッフが奴を排除するまで、これが危険な事態であるということを理解できませんでした。


そう。何が恐ろしいって、あの場にいた誰もが事の危険性について、すぐには気付けなかったということです。



奴があまりに堂々としていたからというのもありますが、人間みんな、まさか自分がそういう異常事態に遭遇するなんて夢にも思ってないんですよね。


だからファンも警備も裏にいたスタッフさんも、状況把握が遅れた。


ファンは、あれはもしかして何かの演出なんじゃないかと思った人が多かっただろうし(少なくとも自分はそう思った。多少の訝しさはあったけど)、スタッフが物凄い勢いで排除して初めて、あれはガチな不審者だったんだと気付いたわけです。


裏にいたスタッフたちは、暗転して誰もいないステージに客が立ち入るなんて想像もしてなかっただろうし、客席にいた警備員たちは、もしかして客と同じようにあれも演出の一つなのかと誤解した可能性もなくはない。(一部はインカムなしだったから連携もままならなかったという話も)



・奴の恰好が普通(明らかな異常者とか、ヲタ感丸出しには見えない)だった

・あまりに堂々としていた

・ステージ上が暗かった

・そんなことが起こるはずがないという楽観があった

・警備としての油断があった



この辺りが、奴を舞台上に上げてしまった要因でしょうか。




まさに、人間心理の隙を突かれた感じ。


しつこいようですが、こんなことが起こるとは誰も予想してなかったでしょうからね。


今までハロプロ界隈では起こったことのない事件だし(ないよね?)、ファンと事務所側の信頼関係が裏目に出てしまった。




この信頼関係というのがまた難しいところで、これはたぶんプラチナ期辺りから徐々に作り上げられていったものだと思います。


もちろん全員が全員というわけではないことは理解してるけど、それでも「ハロヲタは紳士」というのがヲタの共通意識になっており、運営側もそれを尊重してくれるような対応や演出が増えてきたこの頃。


この状態を、「甘え」と採るか「信頼」と採るかは人それぞれかな。


自分としては、(甘えもあったのかもしれないけど)「信頼」であったと思いたい。


メンバーもよく「ハロプロファンは良い人ばっかり」と言ってくれるし、実際ほとんどのファンは良い人です。(それ故に悪い奴は「目立ちやすい」けどね)



このピアニカ野郎は、そうやって長年賭けて築き上げてきた信頼関係を一人でブチ壊してしまった。


いや、まだブチ壊れたというほどではないかもしれませんが、一人の愚かな行いによってそれに泥を塗ったのは間違いない。


メンバー、スタッフ、ファン一同、その他諸々、すべてに深く謝罪しやがれと言いたいですね。


こいつがなんらかの信念を持ってやったにしろ、ただ頭が狂ってただけにしろ、そんなことは関係ない。とりあえず殴らせろ←


奴は、メンバーと事務所の信頼を裏切った。
メンバーが「ハロプロファンは良い人」と言ってくれた想いを、無にしたわけです。





というのを考え過ぎるとムカついてしょうがないので、感情論はこの辺にしときましょうかw






状況を俯瞰すると、今回の不審者がただのピアニカマンだったのは不幸中の幸いと言うほかない。


これがもし悪意を持った人間だったとしたら、なんと我々はあいつが悪事を働く時間を30秒前後も与えてやったことになるのです。


奴が排除され、メンバーが出てきてようやくそのことに思い至り、ゾッとしました。



30秒もあれば、そこそこのことが出来てしまう。


ステージにメンバーはいなかったとはいえ、中央の出入り口にスタンバってただろうし、余裕でそこに行けてしまったあの状況。


悪い想像をしたらキリがないけど、もしナイフや拳銃その他なんらかの凶器を持っていたらと思うと……。






警備員やスタッフの対応が遅かったというのは確かに問題で、責められても仕方がないところではあるでしょう。


やはり、油断ですよね。
「そんなことは起きないだろう」という気持ちがどこかにあって、ステージに客が乱入しているという状況をすぐに把握できなかったのは大きなミス。


その辺は大いに反省して、今後に活かしてもらいたいです。






ただ問題の根本は、こういう頭のおかしい人間への対処なんですよね。


対処というか、「究極的には対処しようがない。対処にも限界がある」ということ。


だって、パッと見だけじゃわかんないからね。普通か異常かなんて。


今回みたいに事が起こったあとにしたって、奴の身柄をどうこう出来るほどではない。


ってゆうか、こういう人間があいつ一人だとは限らないわけです。また出てこないとは言いきれない。哀しいことだけど。



となると、これはもうホントに、警備を厳重にしてもらう以外に対処法がないということになります。


あのピアニカマンに説教したところで、頭がおかしい人間に言葉なんて無意味です。


言ってわかるなら、始めからあんなことはしないよ。


宇宙人を相手にしてるんだと考えたほうが賢明ですね。地球の常識や倫理は通用しない、そもそも日本語が通じない、と。




つまり、いくらメンバーや事務所やファンが「そういうことはやめましょう」なんて言ったって(ほぼ)無駄なんですよ。


「近づかせない」という方法しかない。


それでも「不審者」だとわかるような連中はまだマシで、一見ごく普通の人間が、内なる狂気を秘めてるかもしれない。そこまではもう誰にも(事が起こってしまうまで)わからないのです。






少なくともあのピアニカマンは出禁にしてもらいたいですね。


あいつ、聞くところによれば、さゆの個別でもなにかやらかしたことがあるんだとか。


こういうクズをいくら恨んでも、本人に実害は及ぼせない←


だから、現場の対応をしっかりとしてもらうしかないんですよねぇ。


あるいは、もうメンバーへの一切の接触を禁じるとか、ステージと客席には透明の壁を設置するとか、そういうことをするしかない。いやこれは最終手段の極論ですけど。





娘。に限らず、アイドルに限らず、こういう場は少なからず客への信頼があって成り立っているもの。


その「信頼」という名の「油断」に気付かせてくれたという意味ではピアニカマンに多少の感謝でもするべきなのかもしれませんが(言葉の綾です。もちろん感謝などしません)、多くの善良なファンが築いてきた「信頼」をたった一人の馬鹿に崩されるというのは、なんとも哀しい話。


なにより、メンバーに(そういう人が自分たちの近くにいたという)不安や、ファンへの不信感を抱かせてしまったであろうことが辛い。


これから彼女たちは、心の片隅にしろ「もしかしてまたこういうことが起こるかもしれない」という不安を持って人前に出ることになってしまった。(かもしれない)


芸能人といっても特別な場所に厳重な警備で隔離されてるわけではないから、こういう不安は完全には拭えないでしょう。
ライヴ会場でさえそういうことが起こるのだと知ってしまった今となっては尚更。













全然まとめられなくてダラダラ書いてしまいましたが、要約すると、


・こんなことが起こったのはショックだけど、大ごとにならなくてよかった

・色んな意味で、人間って恐い

・警備の甘さが露呈してしまった

・今後はもっと厳重にしてもらいたい

・メンバー他諸々の信頼を裏切ったピアニカ野郎が憎い

・ピアニカ野郎を殴らせろ

・つーかなんでピアニカなんだ




というところでしょうかね←





とにかく、今後は二度とこういうことが起こりませんように。


祈るだけじゃなく、警備のほうよろしくお願いします。心から。