前にも書いたことがある気がしますが、たまに「自分もハロプロメンバーになって一緒に活動したいなー」なんて無邪気な妄想をすることがあります。


自分にとってハロプロは、単純に「可愛いから好き」とか「異性として好き」とかを越えて、ほとんど「憧れ」に近い存在であり、憧れというのはもちろん憧れるわけで、それになりたい、せめてそれに近づきたいと思うのは自然なことと云えましょう。



あるいは絶対に無理だとわかっているからこそ、そんな微笑ましい妄想を本気でできるのかもしれませんが。




しかし思うのが、例えば何かの間違いで「じゃあその通りにしてやろう」と云われてその通りになったとして、自分が本当にあの娘たちのように頑張れるのかと考えてみると、そのあまりの過酷さに勝手に絶望して「ノー」と言うのがオチだと気付くのです。


そんな瞬間ですよ。あの娘たちに畏怖にも近い感情を抱くのは。


普段何気なく、当たり前のように見て聴いて応援していますが、改めて考えると本当に凄いことをしてるんだなと思いますね。


「凄い」というのは、良い意味でもあり、時に畏れでもあり。



まぁきっと自分は臆病な人間で、何かをするときにまず重圧だとか他人の目だとか「もしこうなったら……」とか色々とマイナスなことばかりを想定してしまうからいけないのだと思いますが。



でも時々信じられない気持ちになります。
あんな若い子たちが、あんな重圧を物ともせずに頑張っているということが。


自分だったら耐えられない。
少なくとも妄想の中では、それもとびっきりリアルで生々しく本気の妄想の中では、早々と根を上げて逃げ帰り、社会という巨大な眼から隠れるようにして平凡な環境に安寧を求める自分の姿が見えます。
結局、普通が一番だよね。なんて言って。




他人の目から、別世界の出来事だとかよくできたシンデレラストーリーだとか、そういう《フィクション》に近いような目線で見ている分には、本当に羨ましい仕事だと思いますよ。
苦労や苦悩や大変なことですら、人生を彩るアクセサリーのように思えるほどです。


でもそれを見る側と、実際にする側とでは、己の羨望なんて所詮上っ面の良い部分だけを見ていたに過ぎないんだなと思い知らされることでしょう。(もちろん実際そうなったことはないので、すべて推測ですけど)



こんなことを言ったら、メンバー本人からは「そんなことないですよ。楽しいです」と返ってくるかもしれませんが、やはりそれは誰でもできることではないと思うのですよ。ええ。


「選ばれる人」、あるいは「選ばれた上で、尚且つその道を歩いていける人」というのは、そういう素養も持っている人なんでしょうね。


そこが一番難しいと思うんだ。
顔の可愛さとか歌・ダンスの上手さとかキャラクターのおもしろさとか、もちろん個人差はあるけど、努力と成長次第である程度は伸ばせるものではある。


でも「できるかどうか」というのは、その人の生来の資質に拠るところが大きい気がします。




例えば本で読んだ話。


とある作家が大学時代、小説を書いていた。
当然まだ「作家」ではない頃に、だ。


その作家は、書かずにはいられなかった。
書きたくて書いたし、書きたくなくても書いた。金にならなくても書いた。
それはやはり、書かずにはいられなかったからだ。


そんな作家が本当に作家になった頃、飲み屋で酔った学生時代の友人は作家に対して口々にこう言う。
「俺も書くはずだった。でも他のことが忙しくて書けなかった。本当は俺が書くはずだったのに」


しかし彼らは書かなかった。
どんなに忙しくても、どんなに暇でも、結局は書かなかった。


つまり、書く人間はどんな状況だろうが書く。


書かない人間は、そもそも書かない人間だったのである。





という話を思い出します。



そもそもが違うんだな、と。



(性別のことはとりあえず置いといて)顔の可愛さとか歌・ダンスの上手さとかキャラクターとか、そういうのってたぶんオマケというかオプションというか、実は二の次なんじゃないかなぁなんて極論です。


「なれる」……というか、「なって」、「それを続けられる」人というのは、つまりそういう人なんですよ。そもそも。


そうなれなかった、あるいはそうなれない人というのは、そうなれない人だということ。





……いや、この辺は蛇足というか、まぁただの妄想(これもまた妄想です)だと思ってくださいw


別に、「すべては初めから決定されているのだから何をしても無駄だ」とかいうつもりはありません。


一番言いたかったのは、あの娘らって若いのにホント凄いわよねぇ~。ってところだけ。



逆に、「若いからできる」という部分もあるとは思いますけど。
でもそれだけじゃないのも事実でしょう。たぶんだけど。




まぁなんにしろ、メンバー本人たちは頑張ってるし基本的には「楽しい」って言ってるから、余計な心配はせずに応援するだけです。


健康には気をつけてほしいですけどね。
昨日はくどぅーがちょっと心配な瞬間もあったみたいですが、ブログを読む限りではたいしたことなさそうなので安心。





自分にはまず立てないであろう世界で戦っているあの娘たちを、応援できるだけで幸せです。





……ってなんか「既に自分の人生は諦めた」みたいな口調になっちゃってますが、今はそんな気分だったというだけの話ー。



具体的なネタもなく気分だけでブログを書くと、こういうことになりますのでみなさん気をつけましょう←







この動画のさゆを見ると、当たり前だけど、良いことばかりじゃないんだろうなーとしみじみ思いますね。






さゆの涙には、これまでの歴史と、これからへの想いが詰まってる。



最高のリーダーです。