がきさんの「新たな道に進む決意」を受け入れたはずなのに、過去の映像を見れば見るほど、がきさんのことを考えれば考えるほど、切なくなる。
やはり10年は長い。どれだけあっという間に感じても、(良くも悪くも)人を変化させるには充分な時間なのだ。
時間だけでなく、モーニング娘。も変化し続けてきた。それの影響も大きい。
こんなことをいってもなんの意味もないことではあるけど、もし今もモーニング娘。があの頃の9人(愛ちゃん・がきさん・亀ちゃん・さゆ・れいな・小春ちゃん・愛佳・ジュンジュン・リンリン)のままだったとしたら、がきさんは「卒業する」とは考えなかったんじゃないだろうかと思う。
(※今回はあくまでがきさんのことについての話)
「10年という時間」と「変化し続けるモーニング娘。」は、がきさん自身をも変えた。
「変えてしまった」ではなく、「変えてくれた」と思いたい。少なくとも、がきさん本人はそう感じていると(勝手に)推察する。
でもだけど、オーディションからがきさんを見守ってきたファンとしては、「変えてしまった」あるいは「変わってしまった」という想いが、ほんの少しだけあることは否定できない。
「モーニング娘。の変化」は、同時に「新垣里沙の変化」でもあった。
それが少し、ほんの少し、ホントに少しだけ……恨めしい。
人は変化を嫌う。それが好きなものであればなおさら。
だからといって、今となっては「あのままが良かった」とは思えない。九期十期がいない娘。なんて考えられない。今を否定したくはない。そもそもそうやって変化してきたからこそ、少し前の、そして今の娘。があるのだ。
がきさん個人も同じだ。「変化」とは、常に「進化」でもあったのだから。
だからこんな思考はパラドックスだ。矛盾だらけ。ただのわがまま。無い物ねだり。
わかってはいるけれど、10年以上応援してきたメンバーの、しかも個人的に大好きな時代(愛ちゃんリーダー期)のメンバーの卒業という事実は、そう簡単に受け入れられるものではないのである。
楽しい夢を見ていた。
やがて目が覚めて、それが「夢」だったことに気付いたような切なさを感じる。
なので、たまにこうしてウジウジしたブログを書いてしまうことをお許しください。
……がきさぁぁぁぁぁぁん・°・(ノД`)・°・