あれは忘れもしない今年の2月20日。学年末考査3日前。

ガイシホール(元レインボーホール)にスティービー・ワンダーが来た。

行こうか行かないでおこうか1ヶ月迷った末、行くことにした。

チケ代1万1千円。さらにさらに電車賃往復約2千円。財布空。


別に私はスティービーのファンでもない。CDも買ってない。

それでも行こうと思ったのは10年くらい前のことがきっかけや。

テレビで父親と格闘技かなんかを見ていた。

そこに出て歌っていたのがグラサンかけた黒いおっさんやった。(ごめんなさい!)

おもむろに父が「この人、目が見えないんだよ」と私に言った。

そのときは、「ふーん。」くらいにしか思わなかった。

でも、来日公演の情報を新聞で見たとたん、私の脳にかなり鮮明にあのグラサンかけた黒いおっさんが歌っているシーンが思い出された。自分でも不思議なくらいはっきりと。鮮やかに。


「行かなあかん」発作的にそう思ったものの理性ってもんがある。

いくら鮮明に思い出したとはいえ、それだけの理由で行くアホおんのかと。

いました。ここに。

自分の感覚とスティービーならいいもの提供してくれるということだけ信じて行った。


もちろん言うまでもなく良かった。

「愛するデューク」や「PART TIME LOVER」、かの名曲「I just called~」など…

聴いた瞬間、腰から脳天まで突き上げられる感覚。

空気の「密度」が違う。鳥肌が立ちっぱなしやった。


言葉ももちろんわからん。なんやて?何?って感じやったけど…

スティービーが歌うのに合わせて歌った、声出したりして

「参加型」ライブやったのはなんとも嬉しい。

ライブの醍醐味の一つは、アーティストやファンとの時間の共有。

人生の一瞬でも同じ時を過ごすこと。これ大事。


最近、テレビに出たりもしとったよな。

彼の言うことは忘れている何かを思い出させてくれる。

と同時に彼の音楽、音楽への愛情、人への愛情が伝わってくる。


とにかく彼の曲は好き。


可愛いアイシャは幼児虐待につても考えさせられた。

可愛くないはずがない。と歌われているのに…なぜこんなにも事件が起こるの?ってね。


I just called to say I love you~♪

特別な日でなくとも愛している人には「何してる?」とか電話したくなってしまう。

そんな気持ちを歌にしたんやって。

気づけば私もこのメロディーを毎日のように口ずさんでる。


愛するデューク。

車のCM曲やったで聴いたことあると思う。

とにかく管楽器のメロディーが私は好きや。

すごく軽く楽しい気分になる曲やから、」かなり聴いた。


いちばん好きなのはPART TIME LOVER

不倫の歌とは思わずに、あのリズムだけで「最高!」と思った。

ちょっとセクシーでお酒を飲む場所で聴いて踊りたい。


なんか勝手な語りになってしもた。

とにかく聴いて、歌詞を読んでみて。