「浪人生の母・応援団長&サポートコーチ」の慧子です。

 

札幌は桜が満開です。

 

世間は 

ゴールデンウィークだ!

コロナも落ち着いてきたから、さあおでかけ!

と浮かれておりますが、浪人生のご家庭には

まったく関係ありませんね。

 

我が家の浪人生1号・長女は予備校で

「祝日とは国民にとってのお休みです。

今年、君たちは国民ではありません。」

と言われておりました。

 

今でも「あのときは国民じゃなかったんだよね〜」と

笑い話になっています・・・。

 

 

娘が浪人していた年の今頃、私は

「予備校で友達はできるのだろうか」

「ひとりぼっちで勉強だけってかわいそう」

などと一人、気を揉んでいました。

 

娘は自分から積極的に人に声をかけたり

友達をつくったりする子ではなかったのです。

 

中学校に進むときは、小6のときの担任の先生が

仲良しの友達と同じクラスになれるよう、

中学校の先生にお願いしてくれたほど。

 

予備校生の交友関係を心配するなんて大丈夫?

と思われてもしかたありませんが

当時の私は真剣に悩んでいました。

 

娘はというと

「勉強しに行ってるんだから、べつに

友達がいなくたっていいんだよ」と

さほど気にも留めない様子でしたが、

 

自分と同じように知り合いもなく、

一人ぽつんと座っている女の子と

言葉を交わすようになり

志望校は違えどお互いに励まし合いながら

浪人生活を過ごしました。

 

心配いらないものです。

 

一方、浪人生2号・次男はいつも友達と群れているタイプ。

いかにも野球部!です。

 

野球部の同期で浪人した子は4名。

その中には高校3年間を通じて

一番仲良くしていた子もいました。

 

しかし次男は、あえて仲間とは違う予備校を選び、

「同じ高校出身だけど友達ではない」クラスメートとも

いっさい関わらず孤独を貫いていたようです。

 

それは、ふがいない自分に、自分で罰を与えているようにも見えました。

また、仲間と群れることで流される自分の性格から

あえて孤独であることを選んだのだと思います。

 

 

受験勉強とはいえ、教え合ったり励まし合ったり刺激し合ったり・・・

「チームで乗りきろう!」というのが最近の流れです。

現役のときはそういう空気があっても

予備校では(とくに最初のうちは)なかなかそうもいかない。

 

浪人生はみんな、痛みをもってこの時期を過ごしています。

それが次第に薄れて周りを見渡す余裕ができたとき

新しい仲間ができるのかもしれません。

 

もちろん、孤独を貫くのもあり。

来年の春に待っている新しい出会いがいっそう

嬉しく耀くものになるはずです。

 

ただ、ずっと孤独でいるのは辛いもの。

頑張っていることを認めてあげたうえで

誰かに頼ってもいいこと、自分をどこかで解放してもいいことを

伝えてあげたいですね。

 

応援しています

 

札幌・北海道神宮の桜です ↓