浪人生の母・応援団長の慧子です。

 


後期試験を受けた浪人生たち、お疲れさまでした。

 

4月からの進路が決まった という声も

続々と届いています。

 

・第一志望に合格!

・昨年は手が届かなかった大学に決まりました

・第二志望だけれど、ここが一番行きたかった大学かも・・・

 

などなど。

 

受験は思いどおりにいかないこともあります。

みんながみんな、第一志望校の

合格通知を手にするわけではない。

 

しかし・・・そもそも第一志望校は

どのようにして選ばれたのでしょう?

 

たかだか19歳やそこらの学生たちに

その大学を選ぶ理由」

がどこまで明確なのでしょうか?

 

すべての受験生が

「あの大学の あの先生の研究室で

 〇〇の研究をするんだ!」 

まで考えて選んでいるのか?

 

多くの場合、選択の入口は

「キャンパスの雰囲気が好き」

「有名だし、伝統があるし」

「大学案内を見たら、すごくかっこよかった」

といったもの。

 

さらに

「白衣を着て実験したいなぁ」とか

「これからはロボットとかAIでしょ」とか

「とにかくスポーツに関わりたい」とか

「海外で人の役にたつ仕事がしたい」とか

「医療の最前線で力になりたい」

 

のような 漠然〜とした夢や希望があって

そこに受験科目数や偏差値データが重なり

国立か私立か、家から通えるか(逆に家から出られるか)

といった条件が加わって決まっていく。

 

条件を絞り込んで出てきた大学に

順番に「第〇志望」という名前をつけただけかも。

 

 

当たり前ですが 合格がゴールではありません。

みんな、スタートラインに立ったところ。

 

4年間(あるいは6年間) 何を学び、

どんな成功や挫折を経験し、

どれだけ視野を広げることができるのか・・・

 

すべてはこれからです。

 

 

以前、私の勤務する学校の卒業式で

とっても心に残る祝辞がありました。

 

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金子みすゞの有名な詩に

『みんな違ってみんないい』とある。

 

私たちは、みんながみんな

個性的でも飛び抜けた何かを

持っているわけでもない。

 

だが、ただ一つ 誰にとっても『自分だけ』なのは、

身体や知識や経験を 

どう使って何をしていくかを決めること。

 

自分の活かし方を決めるのは自分である。

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これから大学生になる元浪人生たちにも、

この言葉を贈ります。

 

それぞれの場所で、

自分をどう使うか どう活かすか 

じっくり考えてさらに成長してほしい。

 

この1年間を乗り越えて来た彼らなら

きっとできると思います。

 

 

これからもず〜っと応援しています!