浪人生の母・応援団長の慧子です。

 

センターリサーチ、合格可能性判定・・・・出ましたか?

いよいよ27日から国公立大学の出願が始まります。

 

さて、合否判定の結果を見て
「よし!このまま第一志望に!」と
なるのが一番ですが、
「志望校を変更しようか?」
と いうときに考えてほしいことがあります。


ポイントは3つ
・大学に入ることがゴールではない
・条件と現実の折り合いを
・最後は本人が決める



まず、我が家の過去の事例から・・・


(1)センター試験を終えて

長女2回目のセンター試験
・・・各予備校の合格可能性判定は

センター試験前までの第一志望(国立前期・薬学部薬学科)
→ D判定(!)

センター利用方式で出願済みの私大(薬学部) 
→ C判定~D判定(!)

浪人する条件として
「1浪に限る!」というのが大前提でした。

可能性を否定するわけではありませんが、
「この子はどうも試験本番に弱い」。

本番に弱いのであれば
・チャレンジさせるより、安心して受験できるほうが力が出せる
・「競争」のための試験=受験 はさっさと終わらせたほうがよい

なんとしても「確実に合格できそうなところ」を

探す必要がありました。

大学に入学することがゴールではないです!
それより 早く自分の学びたいことを学べる環境に身を置いた方がいい。



(2)志望校再考に向けてのチェック

3つの質問をしました。

1.その大学にこだわってる?
  --- はるばるオープンキャンパスに行って気に入っていた
 ( 薬学部はD判定だけど、別な学部ならAやBの判定もあり)


2.その学部にこだわってる?
  --- 薬学部といっても将来どうなりたいのか ←これが一番大事!
 (研究開発職につきたいなら理学部や農学部、工学部もあり)
 (医療に貢献したいのなら薬剤師以外の職種もあり)


3.どこに住む?(=家から出る? 
 (ここは娘の気持もあり、経済的な事情もあり)


答えは

1.大学にはこだわらない

2.薬学部じゃなきゃダメ、薬剤師になって病院ではたらく

3.娘:家から出るかどうかはどっちでもいい
  私:国立でなければ、家からは出せない
    (まだ弟が2人いるので・・・)


結果的に、
・薬学部薬学科が絶対条件

・理想は国立(→国立なら一人暮らしも経済的に可能)。
 できるだけ合格可能性の高いところを狙う

・ダメなら私立だが、地元なら学費もなんとかなる
(薬学部薬学科は6年間ですから・・・)。

・一応、関東の有名どころの私立も受けてみて、
結果見て考えよう(奨学金とかあるかも)。

という戦略に。



(3)方針を決める

結果的に
1.別の国立大学(前期・薬学部薬学科)に志望変更

2.札幌で受験できる関東の私大(薬学部)に出願
  
3.センター利用での出願が間に合う地元私大(薬学部)にも出願

と決断しました。


もう一つ、「2月25日できっぱり終わらせる」ことに決定。

中期・後期はセンターで高得点が必要だったり、
面接があったりと長女にとってはハードルが高いのです。

いたずらに引っ張るよりも、前期に向けて
完全燃焼するつもりで頑張ってほしいという思いでした。



(4)出願先の最終決定まで

それまでの模試で志望校としていたところを
白紙に戻し、予備校の判定サイトを
見ながら志望校を再度リストアップ。
目安は「できればA判定、少なくともB判定」。

センターと二次試験の配点も考慮に入れました。

結果、春に大学案内を取り寄せてあったところ、
新たに浮上したところ、2校が最終候補に。

(大学案内が手許になくても大丈夫。
数日あればテレメールで取り寄せ可能だし、
各大学のwebサイトで見ることもできます)

予備校の先生にも相談して

札幌からのアクセスや二次試験の配点、

その他諸々を考えた末に 本人が

出願先を自分で決めました。



****************
まとめます。

大学に入ることがゴールではない
 将来、どんな社会人になりたいのか 
 どんな人生をおくりたいのか いま一度考える

譲れない条件は何かを整理して折り合いをつける
 大学?学部?住む場所?

最後は本人が決める



もう一つ 選択肢として・・・
「○○大学で△△の研究をしたい」が明確なら
「大学院を目指す」という方法もあります。


特に理系の場合は大学院進学率が高いです。
今や「理系であればどの学部でも

6年間通わせる覚悟が必要」と言ってもいいくらい。


まずは入れるところで4年間がんばり、
十分に情報を集めて4年生で院試に臨んでください。

最初から「○○大学の大学院」を目指して
濃い大学生活をスタートさせましょう。


太宰府天満宮の「飛梅」

国立大学の出願開始は来週月曜日。
悔いのない選択をできるよう祈っています。

 

 

応援しています!