学期が始まって
1ヶ月ほどたちました





今年からべびもん(4歳)は
TK(トランジショナル・キンダーガーテン)
ちーもん(9歳)は4年生です







2人ともスペシャルエジュケーション
べびもんはスピーチ
ちーもんはスピーチと作業療法の
特別支援のサポートを受けています







べびもんの方は心配していないのですが
ちーもんは発音がうまく言えない構音障害と
文字が読めない
文章が理解できない失読症だと
思うんですね







2年生、3年生と
スペシャルエジュケーションクラスで
彼のレベルに合わせて
勉強や宿題が出されていたのですが






今年度から
スペシャルエジュケーションクラスをなくし
普通クラスの中で補佐の先生が在住して
必要なサポートをしていくという
方針になりましたが






更にクラスはコロナでオンラインのみ
一応サポートの先生と
サポートの時間もあるのですが
宿題はみんなと一緒
普通に文章題とか
レポート的なものを出せと






母がサポートしますが
なんせ文章を理解できてないようで
母が一緒に読んで子に説明し
答えを引き出し、こう書いたらと
その英語の文とスペルまで伝え







なんか4年生の宿題を私がやって
子供は文章をタイプしているだけのような...
果たして子供の為になっているのか?








さて今日は2年前に下書きしていた
未公開だった記事です





歴史好きの歴女が語る
イギリス王室





前回は幼い時から吃音があり
成人してから言語障害を克服した
イギリス国王 ジョージ6世をご紹介しました






今回はエリザベス女王の王配
エジンバラ公フィリップの母
アリス・オブ・バッテンバーグを
ご紹介します

アリスは1985年生まれ

父も母もドイツ系の家系ですが
ドイツのヘッセン家へ嫁いだ
ヴィクトリア女王の次女アリスの
孫にあたります





ヴィクトリア女王
次女アリス(ヘッセン大公妃)
長女ヴィクトリア
長女アリス
長男フィリップ(エリザベス女王王配)





家系的にこんな流れです
この時代ヴィクトリア女王は子供や孫たちを
各国の王族に嫁がせ
入り乱れてわけわからなくなります
同じ名前も何人もいますし





アリスの息子
エジンバラ公フィリップ
イケメンです






ヴィクトリア女王の次女アリスの四女で
エジンバラ公の母アリスの叔母にあたる
アレクサンドラはロシア最期の皇帝
ニコライ2世の妃

皇后アレクサンドラ




アリスの妹ルイーズは
スウェーデン王妃となっています






このアリス・オブ・バッテンバーグが
いかにすごい家系か
おわかりいただけるでしょうか?




因みにエリザベス女王の家系は



ヴィクトリア女王
長男エドワード7世
次男ジョージ5世
次男ジョージ6世
長女エリザベス2世





因みにデンマーク国王クリスチャン9世も
エリザベス女王とエジンバラ公の先祖で
家系的につながってます



クリスチャン9世(デンマーク王)
長女アレキサンドラ(エドワード7世妃)
ジョージ5世
ジョージ6世
エリザベス女王




クリスチャン9世(デンマーク王)
次男ゲオルギオス1世(ギリシャ王)
四男アンドレアス王子
長男フィリップ王子






アリスは生まれつきの難聴で
幼少の頃言葉が遅くて
発音も不明瞭でした






彼女は読唇術を会得し
英語、ドイツ語、フランス語を話し
結婚後は夫の母国語ギリシャ語も
学んだそうです






つまり努力家
ハンデを努力によって克服しています







彼女の人生は波乱万丈
恋愛結婚ではあったが結婚後は
夫は愛人を作り
革命によって亡命
経済的に困窮
精神を病んで療養所に入院
家族は離散
娘一家の事故死
そして二度の世界大戦







療養所から退院したアリスは
一人慈善活動に打ち込みます







王族としての暮らしも
貧困も経験し
彼女の中で自分の生きる道は
人々の役に立つ事と
悟ったのかもしれません






一人息子のフィリップが
当時の王位継承第一のエリザベス王女と
結婚することが決まった時
嬉しかった事でしょう







経済的に裕福ではないフィリップに
自身のティアラを差し出し
この宝石を使って
婚約指輪を作るよう提案します

経済的に困窮していても
ティアラを売らなかったのですね
将来を見越してフィリップの為に
取っておいたのかもしれません






アリスのもう一つのティアラも
現在イギリス王室が所有しています






アン王女が好んでつけています
(左はアン王女の娘のザラ)

孫やひ孫がティアラを
つけるというのも素敵ですね






難聴というハンデに負けず
努力し続け
地に足をつけ
人々を救済する活動に打ち込んだ
アリス・オブ・バッテンバーグに
敬意を表します